慢性期脊髄損傷に対する治療ストラテジーの確立
慢性期脊髄損傷に対する治療ストラテジーの確立
批准号:
22H03200
负责人:
岡田 誠司
金额:
$11.23万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
我々が確立したin vitroでの瘢痕アストロサイトに対し、細胞接着を解除することで可塑性が得られるかを検討したが、N-カドヘリン抗体やEDTAを用いても可塑性は得られなかった。細胞接着の阻害や介助によっても可塑性は得られなかったことに加えて、瘢痕アストロサイトは一見多核細胞体のようであったため、細胞融合により安定な構造物となっている可能性が考えられ、GFPマウスとtdTomatoマウス由来の二色アストロサイトから瘢痕アストロサイトを誘導した。しかしながら、細胞融合、すなわち黄色を呈した瘢痕アストロサイトは存在せず、全て緑と赤色のアストロサイトが細胞接着により形成されていた。このことは、二色のアストロサイトをマウス脊髄損傷モデルに移植した実験を行い、in vivoにおいても細胞融合ではなく、細胞接着によりグリア瘢痕が形成されることを確認した。また、in vitroで誘導した瘢痕アストロサイトを正常脊髄に移植したところ、生着部周囲のアストロサイトがN-カドヘリンを発現して瘢痕アストロサイト様細胞へと形質転換していることを見出した。実際に生着周囲部のアストロサイトをレーザーマイクロダイセクションで選択的に採取し、瘢痕アストロサイトのマーカー遺伝子が上昇していることを明らかにした。この結果は、能動的な瘢痕維持機構の存在を示唆しており、損傷慢性期にまでわたってグリア瘢痕が強固な構造物として維持される一因であると考えられた。一方、ダイレクトリプログラミムによる瘢痕アストロサイトの可塑性は可能であったが、誘導効率が低く、現段階では現実的な治療ストラテジーとは考えにくいと判断した。
英文摘要
我々が確立したin vitroでの瘢痕アストロサイトに対し、細胞接着を解除することで可塑性が得られるかを検討したが、N-カドヘリン抗体やEDTAを用いても可塑性は得られなかった。細胞接着の阻害や介助によっても可塑性は得られなかったことに加えて、瘢痕アストロサイトは一見多核細胞体のようであったため、細胞融合により安定な構造物となっている可能性が考えられ、GFPマウスとtdTomatoマウス由来の二色アストロサイトから瘢痕アストロサイトを誘導した。しかしながら、細胞融合、すなわち黄色を呈した瘢痕アストロサイトは存在せず、全て緑と赤色のアストロサイトが細胞接着により形成されていた。このことは、二色のアストロサイトをマウス脊髄損傷モデルに移植した実験を行い、in vivoにおいても細胞融合ではなく、細胞接着によりグリア瘢痕が形成されることを確認した。また、in vitroで誘導した瘢痕アストロサイトを正常脊髄に移植したところ、生着部周囲のアストロサイトがN-カドヘリンを発現して瘢痕アストロサイト様細胞へと形質転換していることを見出した。実際に生着周囲部のアストロサイトをレーザーマイクロダイセクションで選択的に採取し、瘢痕アストロサイトのマーカー遺伝子が上昇していることを明らかにした。この結果は、能動的な瘢痕維持機構の存在を示唆しており、損傷慢性期にまでわたってグリア瘢痕が強固な構造物として維持される一因であると考えられた。一方、ダイレクトリプログラミムによる瘢痕アストロサイトの可塑性は可能であったが、誘導効率が低く、現段階では現実的な治療ストラテジーとは考えにくいと判断した。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Glial scar survives until the chronic phase by recruiting scar-forming astrocytes after spinal cord injury
脊髓损伤后,神经胶质疤痕通过招募形成疤痕的星形胶质细胞而存活至慢性期
DOI:
10.1016/j.expneurol.2022.114264
发表时间:
2023
期刊:
Experimental Neurology
影响因子:
5.3
作者:
[Tamaru Tetsuya, Kobayakawa Kazu, Saiwai Hirokazu, Konno Daijiro, Kijima Ken, Yoshizaki Shingo, Hata Kazuhiro, Iura Hirotaka, Ono Gentaro, Haruta Yohei, Kitade Kazuki, Iida Kei-Ichiro, Kawaguchi Ken-Ichi, Matsumoto Yoshihiro, Kubota Kensuke, Maeda Takeshi, Okada Seiji, Nak]
通讯作者:
Nak
慢性期脊髄損傷に対する治療ストラテジーの確立
-
批准号:23K24459
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$3.08万
-
财政年份:2024
-
负责人:岡田 誠司
-
依托单位:
脊髄損傷に対する抗インターロイキン6レセプター抗体の効果に関する基礎的研究
-
批准号:04J53052
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.22万
-
财政年份:2004
-
负责人:岡田 誠司
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
脊髓电刺激联合胸椎旁连续输注亚甲蓝治疗亚急性期、慢性期胸段带状疱疹相关性疼痛的作用研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:胡丰登
-
依托单位:
AIS慢性期巨噬细胞中STING-I型干扰素
信号通路驱动促炎亚型转变的机制研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:10.0万元
-
批准年份:2025
-
负责人:胡梦颜
-
依托单位:
CVNS持续激活小胶质细胞促进脑出血慢性期患者运动神经突触重构的作用与机制研究
-
批准号:82371466
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:49万元
-
批准年份:2023
-
负责人:林福鑫
-
依托单位:
溶酶体靶向嵌合体LYTACs降解病理性胶原蛋白促进慢性期脊髓损伤功能恢复的研究
-
批准号:--
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:30万元
-
批准年份:2022
-
负责人:毕意辉
-
依托单位:
髓源性抑制细胞通过PD-L1诱导的TGF-β参与HIV-1慢性期患者免疫重建失败的机制研究
-
批准号:82002136
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:24.0万元
-
批准年份:2020
-
负责人:夏欢
-
依托单位:
CD4+TEM细胞介导小鼠病毒性心肌炎急性期向慢性期演变的研究
-
批准号:82060077
-
项目类别:地区科学基金项目
-
资助金额:34.0万元
-
批准年份:2020
-
负责人:伍伟锋
-
依托单位:
基于多模态fMRI研究慢性期皮层下脑卒中偏瘫患者rTMS决策方案的脑网络连接界点及作用机制
-
批准号:81974356
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:55.0万元
-
批准年份:2019
-
负责人:孙莉敏
-
依托单位:
干扰校正 R2* mapping 联合 PDFF 定量评估出血性心肌梗死慢性期铁沉积介导梗死区脂肪浸润及其机制研究
-
批准号:81801661
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:21.0万元
-
批准年份:2018
-
负责人:王冠
-
依托单位:
癫痫慢性期BDNF-TrkB-PLCγ通路调控突触外GABAA受体对自发性癫痫发作的作用及机制研究
-
批准号:81401082
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:25.0万元
-
批准年份:2014
-
负责人:孔淑贞
-
依托单位:
肾脏去交感神经对心肌梗死慢性期室性心律失常的影响及机制研究
-
批准号:81460054
-
项目类别:地区科学基金项目
-
资助金额:49.0万元
-
批准年份:2014
-
负责人:周贤惠
-
依托单位: