DNA複製における大腸菌IHF蛋白の役割
DNA複製における大腸菌IHF蛋白の役割
批准号:
02237204
负责人:
堀内 賢介
金额:
$1.28万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1990
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1990 至 --
中文摘要
大腸菌のIHF(integration host factor)蛋白は、DNA上の特異的塩基配列に結合することによって、遺伝子発現、DNA複製、組換え等、さまざまな現象の制御にあずかることが知られている。我々は大腸菌繊維状ファ-ジのDNA複製がin vivoにおいてIHF蛋白によって正に制御されていることを見出したので、その作用機構を明らかにすることが本研究の目的である。このファ-ジの複製開始域はcoreとenhancerの二領域から成り、coreには複製開始蛋白(gpII)が結合し、enhancerにはIHFの結合配列と思われるものが3個(左から順に1,2',2"と呼ぶ)存在する。Footprint法を用いた実験結果によれば、IHFは1には強く結合するが、2'及び2"には極めて弱い結合しか示さない。我々は欠失変異を用いて、複製の促進には1のみでなく、2'と2"を含む領域が必要なこと、また1と2'の間の距離を変化させると10塩基対の周期で複製頻度の変動がみられることを明らかにした。これは、IHFが1のみでなく2'もしくは2"への弱い結合によりDNAの高次構造変化を通じて複製にあずかることを示唆している。我々はさきに、IHFに依存せずに複製できる変異ファ-ジを分離し、これらがgpIIの変異であることを明らかにしたが、本年度においてはこのような変異体の性質を詳細に研究した。特に、これら変異gpIIは野性型と異なり、負超螺旋度の低いDNAに対しても高いnicking活性を示すことを見出した。これらの結果は、(1)IHFが複製開始反応における最も早い段階、すなわちnickingによるprimer形成を制御すること、(2)IHFがDNAの超螺旋構造と類似の機構によって複製開始反応を促進することを示唆するものである。
英文摘要
大腸菌のIHF(integration host factor)蛋白は、DNA上の特異的塩基配列に結合することによって、遺伝子発現、DNA複製、組換え等、さまざまな現象の制御にあずかることが知られている。我々は大腸菌繊維状ファ-ジのDNA複製がin vivoにおいてIHF蛋白によって正に制御されていることを見出したので、その作用機構を明らかにすることが本研究の目的である。このファ-ジの複製開始域はcoreとenhancerの二領域から成り、coreには複製開始蛋白(gpII)が結合し、enhancerにはIHFの結合配列と思われるものが3個(左から順に1,2',2"と呼ぶ)存在する。Footprint法を用いた実験結果によれば、IHFは1には強く結合するが、2'及び2"には極めて弱い結合しか示さない。我々は欠失変異を用いて、複製の促進には1のみでなく、2'と2"を含む領域が必要なこと、また1と2'の間の距離を変化させると10塩基対の周期で複製頻度の変動がみられることを明らかにした。これは、IHFが1のみでなく2'もしくは2"への弱い結合によりDNAの高次構造変化を通じて複製にあずかることを示唆している。我々はさきに、IHFに依存せずに複製できる変異ファ-ジを分離し、これらがgpIIの変異であることを明らかにしたが、本年度においてはこのような変異体の性質を詳細に研究した。特に、これら変異gpIIは野性型と異なり、負超螺旋度の低いDNAに対しても高いnicking活性を示すことを見出した。これらの結果は、(1)IHFが複製開始反応における最も早い段階、すなわちnickingによるprimer形成を制御すること、(2)IHFがDNAの超螺旋構造と類似の機構によって複製開始反応を促進することを示唆するものである。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
堀内 賢介: "繊維状ファ-ジのDNA複製開始域" 遺伝学雑誌. 65. 225-241 (1990)
Kensuke Horiuchi:“丝状噬菌体的 DNA 复制起始区域”遗传学杂志 65. 225-241 (1990)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Higashitani,Atsushi: "Replecation of filamentous phage fl: Enhancerーindependent mutation of an initiator protein." Annual Report of National Institute of Genetics. 40. 43-44 (1990)
Higashitani,Atsushi:“丝状噬菌体 fl 的补充:启动蛋白的增强子独立突变。”国家遗传学研究所年度报告 40. 43-44 (1990)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Higashitani,Atsushi: "Replication enhancerーindependent mutations reduce superhelicity requirement of the initiator protein of bacteriophage fl." (1991)
Higashitani, Atsushi:“复制增强子无关的突变降低了噬菌体 fl 起始蛋白的超螺旋性要求。”(1991)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
国内基金
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