新規2次元赤外分光法による複雑分子高次系での構造揺らぎの実時間計測
新規2次元赤外分光法による複雑分子高次系での構造揺らぎの実時間計測
批准号:
20050019
负责人:
太田 薫
金额:
$2.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
溶液中には無数の溶質、溶媒分子が存在するため、幅広い吸収や発光スペクトルから揺らぎなどのダイナミクスについての詳細な情報を得ることは困難である。本研究では、非常に速い時間領域での分子高次系の構造揺らぎを調べるために、ポンプ-プローブ法をベースとした2次元赤外分光法の計測系を構築した。さらに、電子基底状態だけではなく、電子励起状態での溶質-溶媒間水素結合の生成と解離に伴う揺らぎについての検討を行った。1. ポンプ-プローブ法をベースとした2次元赤外分光法の測定系を構築した。実験結果から、これまでの非同軸入射配置のフォトンエコー法に比べて、2次元赤外スペクトルを短時間で測定できることがわかった。しかし、遷移双極子モーメントの小さな系に適用するためには装置をさらに先鋭化する必要がある。光源の最適化と測定系の改善を行い、測定感度を大幅に向上させることができた。2. 我々はこれまで、溶液中での構造揺らぎが溶質分子の電荷分布や振動モードの性質によってどのように支配されているかを検証するため、プロトン性、非プロトン性極性溶媒中でのN_3^-の反対称伸縮振動モードに対して実験を行い、SCN^-での結果と比較してきた。こうした揺らぎの要因をさらに調べるため、赤外フォトンエコー法により、振動数の揺らぎの相関関数の温度依存性を計測した。その結果、揺らぎの相関関数の減衰の時定数に大きな温度依存性は見られず、溶媒分子の回転運動の寄与が小さいことがわかった。3. 電子励起状態での分子間水素結合ダイナミクスについて知見を得るため、メタノールーd_4中でのフルオレノンを対象に、紫外ポンプ-赤外プローブ法により、過渡吸収スペクトルを測定した。ここではC=0伸縮振動モードの振動スペクトル変化に着目した。実験結果から、電子励起状態での水素結合ダイナミクスが10-50psの時間スケールで起こっていることがわかった。
英文摘要
溶液中には無数の溶質、溶媒分子が存在するため、幅広い吸収や発光スペクトルから揺らぎなどのダイナミクスについての詳細な情報を得ることは困難である。本研究では、非常に速い時間領域での分子高次系の構造揺らぎを調べるために、ポンプ-プローブ法をベースとした2次元赤外分光法の計測系を構築した。さらに、電子基底状態だけではなく、電子励起状態での溶質-溶媒間水素結合の生成と解離に伴う揺らぎについての検討を行った。1. ポンプ-プローブ法をベースとした2次元赤外分光法の測定系を構築した。実験結果から、これまでの非同軸入射配置のフォトンエコー法に比べて、2次元赤外スペクトルを短時間で測定できることがわかった。しかし、遷移双極子モーメントの小さな系に適用するためには装置をさらに先鋭化する必要がある。光源の最適化と測定系の改善を行い、測定感度を大幅に向上させることができた。2. 我々はこれまで、溶液中での構造揺らぎが溶質分子の電荷分布や振動モードの性質によってどのように支配されているかを検証するため、プロトン性、非プロトン性極性溶媒中でのN_3^-の反対称伸縮振動モードに対して実験を行い、SCN^-での結果と比較してきた。こうした揺らぎの要因をさらに調べるため、赤外フォトンエコー法により、振動数の揺らぎの相関関数の温度依存性を計測した。その結果、揺らぎの相関関数の減衰の時定数に大きな温度依存性は見られず、溶媒分子の回転運動の寄与が小さいことがわかった。3. 電子励起状態での分子間水素結合ダイナミクスについて知見を得るため、メタノールーd_4中でのフルオレノンを対象に、紫外ポンプ-赤外プローブ法により、過渡吸収スペクトルを測定した。ここではC=0伸縮振動モードの振動スペクトル変化に着目した。実験結果から、電子励起状態での水素結合ダイナミクスが10-50psの時間スケールで起こっていることがわかった。
期刊论文(8)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
ポンプープローブ法をべ一スとした2次元赤外分光法による溶液中での構造揺らぎの計測
基于泵浦探针法的二维红外光谱测量溶液中的结构涨落
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Horiuchi, Y., Ohmae, E., ^*Tate, S., ^*Gekko, K, 太田薫]
通讯作者:
太田薫
赤外フォトンエコー法による溶液中での構造揺らぎの計測
采用红外光子回波法测量溶液中的结构波动
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Motohiro Banno, Motohiro Banno, 太田薫]
通讯作者:
太田薫
Vibrational Dynamics of Simple Ions in Solution Studied by Ultrafast Nonlinear Infrared Spectroscopy
超快非线性红外光谱研究溶液中简单离子的振动动力学
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Matsuo, K., Watanabe, H., Tate, S., Tachibana, H., ^*Gekko, K, Kaoru Ohta]
通讯作者:
Kaoru Ohta
Vibrational Dynamics of Small Ions in Solution Probed With Ultrafast Nonlinear Infrared Spectroscopy
用超快非线性红外光谱探测溶液中小离子的振动动力学
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Matsuo, K., Watanabe, H., Tate, S., Tachibana, H., ^*Gekko, K, Kaoru Ohta, Kaoru Ohta]
通讯作者:
Kaoru Ohta
Vibrational Dynamics of Benzoic Acid in Nonpolar Solvents Studied by Subpicosecond Infrared Pump-Probe Spectroscopy
亚皮秒红外泵浦探针光谱研究苯甲酸在非极性溶剂中的振动动力学
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Chemical Physics Letters 462
影响因子:
--
作者:
[M.Esboui, et al., Sayuri Yamaguchi]
通讯作者:
Sayuri Yamaguchi
共 8 条
フェムト秒赤外過渡吸収法によるジアリールエテン誘導体の反応ダイナミクスの解明
-
批准号:20044017
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:2008
-
负责人:太田 薫
-
依托单位:
2次元超高速非線形分光法の開発と分子集合体励起子ダイナミックスへの応用
-
批准号:01J09218
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$2.3万
-
财政年份:2001
-
负责人:太田 薫
-
依托单位: