中国韻文芸能の展開：異種芸能間の交流と文学化

中国诗歌与表演艺术的发展：不同表演艺术类型之间的交流与文学化

• 批准号: 22KJ3009
• 负责人: 藤田 優子
• 金额: $ 2.33万
• 依托单位: Ritsumeikan University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2023
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2023-03-08 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KJ3009/
• 关键词: 詞; 北曲; 雑劇; 戯曲; 芸能; 韻文; 歌辞

本年度は韻文の歌唱と散文の語り・セリフからなる「韻文芸能」の子孫、具体的には戯曲を取り上げ、テキスト間での歌辞の異同や形式の特徴などを比較分析することにより考察を行った。とりわけ重点的に取り上げたのが、明代初期の作と考えられている雑劇「馬丹陽度脱劉行首」（以下「劉行首」）である。元代を中心に流行した演劇である雑劇は、北曲の歌唱と散文の白（セリフ）とによって構成されるのが通常である。しかし実際には北曲のみならず詞や口上といった多様な韻文が挿入される例が珍しくない。雑劇「劉行首」の場合は第一折に二首の詞【柳梢青】が挿入され、劇中では二人の登場人物――済度を願う鬼仙と度脱を勧める道士――による唱和という体裁をとっている。劇中で鬼仙の作とされる【柳梢青】第一首（天淡暁風明滅）は南宋の王明清撰『投轄録』の記事「張中孚」を初出として、複数の文献に小異を含む詞章が記録されている。詞章の異同状況を分析した結果、これらは句格にもとづいて二種類に大別でき、雑劇挿入詞の句格は金元の道教詞人の間で流行した体式と一致することが判明した。また、第一首に対する次韻の作として劇中に登場する第二首（度□〔人偏に尓〕個不生不滅）は、その原型が全真教道士らの詞曲を集めた『鳴鶴余音』に所収されており、やはり道教詞人との関わりが深いといえる。以上の状況を指摘したうえで、道士による民衆教化と歌唱・演劇との関わりの一端について論じたのが論文「雑劇における詞――度脱劇「劉行首」をめぐって――」である。このほか共著論文としては唐代の語りもの芸能のテキスト、いわゆる「変文」の一種である「漢将王陵変」全篇の翻刻・訳注二本を発表した。これらは多様な韻文芸能の諸相を明らかにするとともに、唐代における芸能テキストの成立や用字意識を探るうえで重要な手がかりとなるものである。

This year's verse and prose language, the descendants of "verse and prose", the specific opera, the selection of the song, the similarities and differences between the songs, the characteristics of the form, the comparative analysis, the investigation. The main theme of the book is "Ma Danyang Detut Liu Xingshou"(hereinafter "Liu Xingshou"). The Yuan Dynasty is the center of popularity and drama, and the northern song is singing and prose. In the middle of the song, the words are mixed, and the rhymes are mixed. In the drama "Liu Xingshou", the first part of the situation is the first part of the word [Liu Shaoqing], and the two characters in the play appear-- In the play, the first poem of Ghost Immortal's work is written by Liu Shaoqing (the sky is pale and the wind is extinguished), and the record of "Zhang Zhongfu" written by Wang Ming and Qing Dynasties of the Southern Song Dynasty is first published, and many documents are small and contain words and chapters. The analysis of the similarities and differences between the words and the sentences shows that the two types of words are popular and consistent. The first verse is composed of the second verse and the third verse is composed of the second verse and the third verse is composed of the third verse and the fourth verse is composed of the third verse and the fourth verse. The above situation is criticized, Taoist priest, popular education, singing, drama, one end of the relationship, discussion, paper,"drama, word, degree, drama, Liu Xingshou," The whole article of "Han Jiang Wang Ling" is reproduced and annotated in two books. In the Tang Dynasty, there was a great deal of poetry and poetry, and there was a great deal of literature and poetry, and there was a great deal of literature and poetry.

项目成果

雑劇における詞――度脱劇「劉行首」をめぐって――

杂剧歌词：谈话剧《刘行寿》

• 发表时间: 2022
• 期刊: 風絮
• 作者: 日本史史料研究会監修;神野潔;佐藤雄基編（共著;分担執筆者として黒瀬にな）;小松謙 井口千雪 大賀晶子 川上萌実 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳;井口千雪 大賀晶子 川上萌実 小松謙 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳;藤田優子
• 通讯作者: 藤田優子

「漢將王陵變」訳注 (一)

《汉王变迁》翻译笔记（一）

• 发表时间: 2022
• 期刊: 京都府立大学学術報告 人文
• 作者: 日本史史料研究会監修;神野潔;佐藤雄基編（共著;分担執筆者として黒瀬にな）;小松謙 井口千雪 大賀晶子 川上萌実 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳
• 通讯作者: 小松謙 井口千雪 大賀晶子 川上萌実 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳

中原音韻（詞籍「提要」訳注稿（十一））

中原音素（《Shiyo》的翻译注释（11））

• 发表时间: 2021
• 期刊: 風絮
• 作者: 日本史史料研究会監修;神野潔;佐藤雄基編（共著;分担執筆者として黒瀬にな）;小松謙 井口千雪 大賀晶子 川上萌実 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳;井口千雪 大賀晶子 川上萌実 小松謙 孫琳浄 田村彩子 永井もゆ 藤田優子 宮本陽佳;藤田優子;小松謙・井口千雪・大賀晶子・川上萌実・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳;井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳;日本詞曲学会
• 通讯作者: 日本詞曲学会

「金剛醜女因縁」訳注（三）

《金刚丑女命》译注（三）

• 发表时间: 2021
• 期刊: 和漢語文研究
• 作者: Wayne E. Arnold;Keiko Inokuma;小島明子;井口千雪;峯 真依子;Wayne E. Arnold;ハーン小路恭子;井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳
• 通讯作者: 井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

「金剛醜女因縁」訳注（二）

《金刚丑女命》译注（二）

• 发表时间: 2021
• 期刊: 京都府立大学学術報告 人文
• 作者: 小松謙;井口千雪;大賀晶子;川上萌実;孫琳浄;玉置奈保子;田村彩子;藤田優子;宮本陽佳
• 通讯作者: 宮本陽佳