疾患特異的iPS細胞を用いた拡張型心筋症の病態解明と新規治療法の開発
疾患特異的iPS細胞を用いた拡張型心筋症の病態解明と新規治療法の開発
批准号:
22KJ0429
负责人:
下田 柚須乃
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
当該年度では、LMNA遺伝子変異を有する拡張型心筋症(Dilated cardiomyopathy: DCM)患者由来iPS細胞の樹立およびその特性解析、心筋細胞分化誘導を行った。3名のDCM患者の末梢血から単核球を抽出し、エピソーマルプラスミドベクターを用いたリプログラミングを行い、疾患特異的iPS細胞を樹立した。作製したiPS細胞株に対して、蛍光免疫染色・フローサイトメトリーにより未分化マーカータンパク質の発現を認め、各細胞株の未分化状態を確認した。また、三胚葉分化確認のため胚葉体形成を行い、蛍光免疫染色で外・内・中胚葉の各種マーカータンパク質の発現を評価し、多分化能を確認した。さらに、ゲノムDNAを抽出してシークエンス解析を行ったところ、樹立したiPS細胞は、それぞれの患者で確認されている変異と同等のものを有していた。続いて、iPS細胞由来心筋細胞(iPSC-CM)への分化誘導を行った。iPSC-CMは、誘導10日前後で自律的な拍動を示し、心筋サルコメアタンパク質の発現を認めた。さらに、LMNA遺伝子がコードする核膜タンパク質LaminA/Cの発現量をウエスタンブロッティングで解析したところ、患者由来の細胞で発現量が減少していた。以上の結果の一部について、論文発表した(Shimoda et al., Stem Cell Research 2022)。現在は、各患者の有する変異と、LaminA/Cのタンパク質発現量・その機能の関係については現在解析途中である。さらに、細胞株による心筋細胞分化効率の不均一性が認められており、今後予定しているRNA-seq等の遺伝子発現解析に向けて、より安定した心室系心筋細胞の誘導法確立を進めている。
英文摘要
当該年度では、LMNA遺伝子変異を有する拡張型心筋症(Dilated cardiomyopathy: DCM)患者由来iPS細胞の樹立およびその特性解析、心筋細胞分化誘導を行った。3名のDCM患者の末梢血から単核球を抽出し、エピソーマルプラスミドベクターを用いたリプログラミングを行い、疾患特異的iPS細胞を樹立した。作製したiPS細胞株に対して、蛍光免疫染色・フローサイトメトリーにより未分化マーカータンパク質の発現を認め、各細胞株の未分化状態を確認した。また、三胚葉分化確認のため胚葉体形成を行い、蛍光免疫染色で外・内・中胚葉の各種マーカータンパク質の発現を評価し、多分化能を確認した。さらに、ゲノムDNAを抽出してシークエンス解析を行ったところ、樹立したiPS細胞は、それぞれの患者で確認されている変異と同等のものを有していた。続いて、iPS細胞由来心筋細胞(iPSC-CM)への分化誘導を行った。iPSC-CMは、誘導10日前後で自律的な拍動を示し、心筋サルコメアタンパク質の発現を認めた。さらに、LMNA遺伝子がコードする核膜タンパク質LaminA/Cの発現量をウエスタンブロッティングで解析したところ、患者由来の細胞で発現量が減少していた。以上の結果の一部について、論文発表した(Shimoda et al., Stem Cell Research 2022)。現在は、各患者の有する変異と、LaminA/Cのタンパク質発現量・その機能の関係については現在解析途中である。さらに、細胞株による心筋細胞分化効率の不均一性が認められており、今後予定しているRNA-seq等の遺伝子発現解析に向けて、より安定した心室系心筋細胞の誘導法確立を進めている。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.scr.2022.102793
发表时间:
2022-04-29
期刊:
STEM CELL RESEARCH
影响因子:
1.2
作者:
[Shimoda, Yuzuno, Murakoshi, Nobuyuki, Ieda, Masaki]
通讯作者:
Ieda, Masaki
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