Identification of immune cells protecting from lethal viral infection in the central nervous system
Identification of immune cells protecting from lethal viral infection in the central nervous system
批准号:
22KJ1176
负责人:
里見 明澤
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
脳に感染する様々なウイルスは脳炎を引き起こすことでしばしば高い致死性を示し、回復しても認知機能低下等の後遺症を残す。しかしながら、脳内には種々の免疫細胞が存在することが近年急速に明らかとなってきているが、どの免疫細胞が脳内ウイルス感染に対する初期防御に重要な役割を果たしているかについてはほとんど明らかとされていない。私はこれまでに本研究において、脳内ウイルス感染後にウイルス抵抗性を示す回復群と抵抗性を示さない非回復群に着目し、両群の脳内免疫細胞を調べる事で感染後の個体生存に寄与する未知の細胞集団やその動態に寄与する候補分子の同定を試みてきた。そして、脳内ウイルス感染後の脳内において、回復群に比べて非回復群で数の多い特定の細胞集団を見出し、この特定の細胞集団が抗ウイルス防御応答を抑制している可能性を示唆する結果を得ている。また興味深いことに、この特定の細胞集団は血液中から脳内へ浸潤しているのではなく、脳を取り巻く脳脊髄液・硬膜・頭蓋骨骨髄といった脳周辺組織から脳内へ浸潤している可能性を示唆する結果も見出した。さらに重要な事に、脳内ウイルス感染後に特定の細胞集団の脳内への浸潤に関与すると考えられる候補分子の機能を阻害する薬剤を投与する実験によって、脳内ウイルス感染後の脳内の特定の細胞集団が減少しただけでなく、個体の生存率も阻害剤投与によって回復する傾向にある結果も得ている。本研究によって、脳内ウイルス感染後の個体生存に大きく影響する未知の特定の細胞集団が同定されつつある。さらには、その特定の細胞集団の動態を人為的に左右する事で、脳内ウイルス感染後の生存率を改善できる可能性が本研究により示唆された。
英文摘要
脳に感染する様々なウイルスは脳炎を引き起こすことでしばしば高い致死性を示し、回復しても認知機能低下等の後遺症を残す。しかしながら、脳内には種々の免疫細胞が存在することが近年急速に明らかとなってきているが、どの免疫細胞が脳内ウイルス感染に対する初期防御に重要な役割を果たしているかについてはほとんど明らかとされていない。私はこれまでに本研究において、脳内ウイルス感染後にウイルス抵抗性を示す回復群と抵抗性を示さない非回復群に着目し、両群の脳内免疫細胞を調べる事で感染後の個体生存に寄与する未知の細胞集団やその動態に寄与する候補分子の同定を試みてきた。そして、脳内ウイルス感染後の脳内において、回復群に比べて非回復群で数の多い特定の細胞集団を見出し、この特定の細胞集団が抗ウイルス防御応答を抑制している可能性を示唆する結果を得ている。また興味深いことに、この特定の細胞集団は血液中から脳内へ浸潤しているのではなく、脳を取り巻く脳脊髄液・硬膜・頭蓋骨骨髄といった脳周辺組織から脳内へ浸潤している可能性を示唆する結果も見出した。さらに重要な事に、脳内ウイルス感染後に特定の細胞集団の脳内への浸潤に関与すると考えられる候補分子の機能を阻害する薬剤を投与する実験によって、脳内ウイルス感染後の脳内の特定の細胞集団が減少しただけでなく、個体の生存率も阻害剤投与によって回復する傾向にある結果も得ている。本研究によって、脳内ウイルス感染後の個体生存に大きく影響する未知の特定の細胞集団が同定されつつある。さらには、その特定の細胞集団の動態を人為的に左右する事で、脳内ウイルス感染後の生存率を改善できる可能性が本研究により示唆された。
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