近代文学の生成と出版ジャーナリズムの研究

现代文学的生成与印刷新闻研究

• 批准号: 60510228
• 负责人: 平田 由美
• 金额: $ 0.9万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1985
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1985 至 1986
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-60510228/
• 关键词: 文壇; 批評界; 出版メディア; 読者層; 文体; 投書; 文学論争; 同人雑誌

文学作品を文学的な生産物と考える時、その生産,流通,消費に関わる各項はそれぞれ、作家,出版メデイア,読者という要素にほぼ該当するが、これが一般消費財と異なる点は、批評という項目の存在である。枇評家は作家を見出し育成もするが、また逆に固髄な批評家が新進の作家をつぶすこともある。彼らは作品における文学理念をめぐって対立することもあれば、協調した動きを見せることもある。また批評活動はメディアの出版物に対する傾向や取り組みを方向づけることがあり、読者として読むべき作品を選択せしめる。これらは普遍的な現象ということができ、日本近代文学の生成期である明治中期もまたその例外ではない。本研究では従来の研究が取り落してきたこのような視点から、まず文壇と批評界との関係について、新聞・雑誌の文芸欄を中心とした評論や論争を収集しながら両者の動きを追いつつ、一方で読者の代表的な声ともいうべき投書欄に目を配り、享受者としての読者が前二者の動きにどう反応していたかを調査した。この結果、作家や批評家と特定の出版社や新聞社との結びつきが浮かび上がり、それが文学上の理念や主題、文体や作風などを同じくして、ある意味での派閥,流派を形成しつつある状況が明らかになってきた。今後の研究ではこれらの各派が日本文学史という大きな流れの中でどのように交流,交替し、展開していったかについて細かな論争などを跡づけながら考究してゆく。また今回の調査では、生産流通において、消費者である読者の果たした役割は分明なものとならなかったが、あらたに投書欄の調査に加えて、いわゆる同人雑誌をも対象に、一般読者の立場から作家の側へと一歩踏み出してしまった文学愛好家たちを、読者層のセンサーとして用いながら、この側面での研究を発展させてゆきたい。

Literary works are products of literature, production, circulation, consumption, writers, publications, elements, consumption, and existence of items of criticism. A critic is a new writer. He works on the idea of literature. The critical activity is to choose the direction of the publication and the selection of the work. The common phenomenon of, the generation period of modern Japanese literature This study is based on the following research: the relationship between literary world and criticism, news, magazine and literary column, the center of comments, the collection of debates, the movement of the people, the voice of the representatives of the people, the movement of the people. The result, writer, critic, specific publisher, news agency, knot, floating, literary idea, theme, style, meaning, faction, genre, formation, situation, light and light. In the future, there will be exchanges between various factions in the history of Japanese literature and the middle of the great flow of Japanese literature, and debates will be held alternately and unfold in detail. The survey of the current period, the production circulation, the consumer, the results of the survey, the survey of the book column, the survey of the general public, the general public, the survey of the general public, the survey of the general public, the survey

项目成果

平田由美: 文学. 54巻8号. 182-190 (1986)

平田由美：文学，第 54 卷，第 8 期。182-190 (1986)

平田由美: 人文学報(京大). 59号. 37-52 (1986)

平田由美：人文杂志（京都大学）第 59. 37-52 (1986)。