小腸における脂肪酸吸収転送過程と腸管リンパ球機能の関連性について
小腸における脂肪酸吸収転送過程と腸管リンパ球機能の関連性について
批准号:
05770365
负责人:
今枝 博之
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
1.長鎖脂肪酸として飽和脂肪酸のパルミチン酸、不飽和脂肪酸のオレイン酸、アラキドン酸いずれの十二指腸内への投与においても、腸管リンパ液中の中性脂肪濃度の増加とともに輸送リンパ球数、PHA刺激下のリンパ球幼若化反応も増大したが、オレイン酸の投与で増加は著明で、アラキドン酸では軽度であった。オレイン酸投与前後での腸間リンパ球サブセットに有意な変化を認めなかったが、W3/13(pan T)、W3/25(helper T)、OX39(IL2-R)は増加傾向を、OX8(non helper T)、OX6(Ia)は低下傾向を認めた。一方、中鎖脂肪酸のオクタノイン酸の投与により腸管リンパ液中の中性脂肪濃度は軽度に増加したが、輸送リンパ球数、リンパ球幼若化反応に有意な変化を認めなかった。2.パイエル板のリンパ球を蛍光物質であるアクリジンオレンジで標識後、腸管膜リンパ管中の標識リンパ球の割合は、オレイン酸投与前後で有意な変化を認めなかった。3.Pluronic L-81を長鎖脂肪酸に添加後投与すると、飽和脂肪酸のパルミチン酸、不飽和脂肪酸のオレイン酸ともに腸管リンパ液中の中性脂肪濃度、輸送リンパ球数、PHA刺激下のリンパ球幼若化反応の増加がいずれも有意に抑制された。これらより腸上皮細胞内でのカイロミクロンの合成転送過程が腸管リンパのリンパ球輸送を増大し、リンパ球機能にも影響をおよぼすことが明らかとなった。また、長鎖脂肪酸投与による腸管リンパのリンパ球輸送の増大の由来は、多くはパイエル板の傍濾胞域のリンパ球であるが、粘膜固有層内のリンパ球の流れ込みも増大していると考えられた。以上の成績から長鎖脂肪酸の吸収転送過程が消化管リンパ装置(GALT)における免疫防御機構に重要な役割を果たすことが示唆された。
英文摘要
1.長鎖脂肪酸として飽和脂肪酸のパルミチン酸、不飽和脂肪酸のオレイン酸、アラキドン酸いずれの十二指腸内への投与においても、腸管リンパ液中の中性脂肪濃度の増加とともに輸送リンパ球数、PHA刺激下のリンパ球幼若化反応も増大したが、オレイン酸の投与で増加は著明で、アラキドン酸では軽度であった。オレイン酸投与前後での腸間リンパ球サブセットに有意な変化を認めなかったが、W3/13(pan T)、W3/25(helper T)、OX39(IL2-R)は増加傾向を、OX8(non helper T)、OX6(Ia)は低下傾向を認めた。一方、中鎖脂肪酸のオクタノイン酸の投与により腸管リンパ液中の中性脂肪濃度は軽度に増加したが、輸送リンパ球数、リンパ球幼若化反応に有意な変化を認めなかった。2.パイエル板のリンパ球を蛍光物質であるアクリジンオレンジで標識後、腸管膜リンパ管中の標識リンパ球の割合は、オレイン酸投与前後で有意な変化を認めなかった。3.Pluronic L-81を長鎖脂肪酸に添加後投与すると、飽和脂肪酸のパルミチン酸、不飽和脂肪酸のオレイン酸ともに腸管リンパ液中の中性脂肪濃度、輸送リンパ球数、PHA刺激下のリンパ球幼若化反応の増加がいずれも有意に抑制された。これらより腸上皮細胞内でのカイロミクロンの合成転送過程が腸管リンパのリンパ球輸送を増大し、リンパ球機能にも影響をおよぼすことが明らかとなった。また、長鎖脂肪酸投与による腸管リンパのリンパ球輸送の増大の由来は、多くはパイエル板の傍濾胞域のリンパ球であるが、粘膜固有層内のリンパ球の流れ込みも増大していると考えられた。以上の成績から長鎖脂肪酸の吸収転送過程が消化管リンパ装置(GALT)における免疫防御機構に重要な役割を果たすことが示唆された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
今枝博之: "脂肪吸収の腸管リンパのリンパ球輸送とリンパ球機能におよぼす影響" 慶應医学. 70. 689-698 (1993)
Hiroyuki Imaeda:“脂肪吸收对肠道淋巴中淋巴细胞运输和淋巴细胞功能的影响”Keio Medical Science 70. 689-698 (1993)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
海外基金