照葉樹林を構成する樹木の展葉戦略と葉食性昆虫による被食圧の研究
照葉樹林を構成する樹木の展葉戦略と葉食性昆虫による被食圧の研究
批准号:
07740597
负责人:
湯本 貴和
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
熱帯域から温帯域にかけてひろく分布しているアカメガシワ属の展葉のフェノロジーと、花外蜜腺によるアリを用いた被食防衛について研究を行った。アカメガシワには葉の基部と葉縁に役割の異なる2種類の花外蜜腺が存在した。葉の基部の蜜腺は大きくアリを引き付け、葉縁の蜜腺は小さいが数が多いのでアリは葉の上をくまなく動き回る。アリがくまなく歩き回ると植物者に出会う確率が高くなり被食率を下げる効果がみられた。しかし、これらの蜜腺は展葉の初期にのみ存在し、また幼木には高い頻度でみられるが成木になると若い葉でさえ著しく少なかった。アカメガシワの花外蜜腺にひきつけられたクロヤマアリやクロオオアリといった大型アリは、鱗翅目の幼虫を引きずり降ろすなど植食者の除去に大きな影響を与えていることが確認できた。引き付けられた大型アリの数と被食防衛の効果には相関がみられたが、アカメガシワの生えている場所によって訪れる大型アリの種や個体数に差があり、花外蜜腺の数と引き付けられた大型アリの数との関係については有意な相関がみられなかった。このことから葉への投資と防衛の効果が相関する化学防衛や物理防衛にくらべてアリによる防衛は、コストは低いが効果は環境によって大きく支配されることが示唆された。照葉樹林を構成する植物のうち、成熟した林分に生育する樹種は一斉に展葉し、化学防衛手段をもつが、アカメガシワのような攪乱をうけた場所に生育する樹種は長期にわたって順次に展葉していき、展葉の初期に限りアリを用いた間接防衛をおこなう。この生息場所-展葉様式-防衛様式のシンドロームをコスト/ベネフィットの関係で説明する原理を考案中である。
英文摘要
熱帯域から温帯域にかけてひろく分布しているアカメガシワ属の展葉のフェノロジーと、花外蜜腺によるアリを用いた被食防衛について研究を行った。アカメガシワには葉の基部と葉縁に役割の異なる2種類の花外蜜腺が存在した。葉の基部の蜜腺は大きくアリを引き付け、葉縁の蜜腺は小さいが数が多いのでアリは葉の上をくまなく動き回る。アリがくまなく歩き回ると植物者に出会う確率が高くなり被食率を下げる効果がみられた。しかし、これらの蜜腺は展葉の初期にのみ存在し、また幼木には高い頻度でみられるが成木になると若い葉でさえ著しく少なかった。アカメガシワの花外蜜腺にひきつけられたクロヤマアリやクロオオアリといった大型アリは、鱗翅目の幼虫を引きずり降ろすなど植食者の除去に大きな影響を与えていることが確認できた。引き付けられた大型アリの数と被食防衛の効果には相関がみられたが、アカメガシワの生えている場所によって訪れる大型アリの種や個体数に差があり、花外蜜腺の数と引き付けられた大型アリの数との関係については有意な相関がみられなかった。このことから葉への投資と防衛の効果が相関する化学防衛や物理防衛にくらべてアリによる防衛は、コストは低いが効果は環境によって大きく支配されることが示唆された。照葉樹林を構成する植物のうち、成熟した林分に生育する樹種は一斉に展葉し、化学防衛手段をもつが、アカメガシワのような攪乱をうけた場所に生育する樹種は長期にわたって順次に展葉していき、展葉の初期に限りアリを用いた間接防衛をおこなう。この生息場所-展葉様式-防衛様式のシンドロームをコスト/ベネフィットの関係で説明する原理を考案中である。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
T. Yumoto et al.: "Seed dispersal by elephants in a tropical rain forest in Kahuzi-BiegaNational Park, Zaire." Biotropica. 27. 257-265 (1995)
T. Yumoto 等人:“大象在扎伊尔 Kahuzi-Biega 国家公园的热带雨林中传播种子。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
湯本貴和: "屋久島-巨木の森と水の島の生態学" 講談社, 201 (1995)
汤本贵和:《屋久岛 - 巨大森林和水岛的生态》讲谈社,201(1995)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
植物の種子繁殖をめぐる動物との相互作用
-
批准号:62790163
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.55万
-
财政年份:1988
-
负责人:湯本 貴和
-
依托单位:
海外基金