地域の社会文化的行動様式からみた医療施設計画研究

当地社会文化行为模式视角下的医疗设施规划研究

• 批准号: 08041118
• 负责人: 長澤 泰
• 金额: $ 6.85万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for international Scientific Research
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 1998
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08041118/
• 关键词: 建築計画; 病院; 異文化; 行動様式; 医療施設; 出産; 分娩; アジア; スリランカ; バングラデッシュ; 伝統的助産婦; 期待度; 施設選択行動; プライマリヘルスケア

初年度には途上国型「癒しの環境」研究として、バングラデッシュ農村部での伝統助産婦による分娩と都市部産科病院での病院分娩を比較した。また、スリランカではその殆どが施設分娩であることから、病院の大小や 病院へのアクセス、療養環境が施設選択に与える影響を調べた。第2年度は先進国医療施設型のフィンランドを事例として、先進国でも分娩の環境には家庭回帰が見られることを、病院のしつらえを限りなく家庭に近づける事例を用いることにより実証した。最終年度の今年はオランダにおいて、助産婦の活動を追跡することを中心に、家庭分娩が望まれる理由、その環境、社会的背景を調査・分析した。全分娩の1/3が家庭分娩であり、その背景に助産婦の社会的地位が高いこと、オランダの地理的条件が、緊急時に患者を早急に病院へ搬送することができることなどがある。それだけではなく、サービスを受ける側の意識に分娩は病気ではないので病院は必要なしとの判断が働いていることも確認された。今年度は同時に、周辺のヨーロッパ諸国の状況を示し、何故似たような地理的・文化的背景を持ちながらオランダが特異な例であるかを証明した。3年間に途上国および先進国の自宅型・施設型分娩の比較を行った。出産の場の選択にあたっての行動様式は、地域の社会や文化に依拠しながら、お産は「家庭的な」雰囲気のなかで行われることを最良とする文化の多いことがわかった。同時に社会の発展段階により、「安全」に対する要求が高まり、その「安全」の確保が充分な段階になると再び「家庭的な」環境を求めることとなる。今後の日本を始めとする先進国型医療施設の技術進歩に伴い、医療技術の優先度はある程度弱まり、より患者の療養環境を重視する声が高まることと思われる。分娩環境のこのような文化・社会・経済状況の違いの中での相違は、産科の療養環境を越えて広く一般医療の患者環境に示唆を与えるものである。

A study on the environment of recovery in rural areas and comparison of hospital delivery in urban maternity hospitals in the first year The effect of different settings on delivery, hospital size, and convalescent environment is also discussed. In the second year, the medical facilities in the advanced countries were set up in the same way as in the advanced countries, and the birth environment in the advanced countries was set up in the same way as in the advanced countries. This year's survey and analysis of the reasons, environment and social background for the birth of a child. 1/3 of all births are due to family birth, background, social status of midwives, geographical conditions, emergency, early hospital transportation, etc. For example, if you are a child, you may not be able to have a child. This year, the situation of each country is shown, and the geographical and cultural background is proved. A comparison of home-style and facility-style births in China and advanced countries during the past three years The choice of production field, social and cultural dependence, production and "family" and "family" At the same time, the development stage of society,"safety" requirements,"safety" to ensure adequate stage, and then "family" environment requirements. In the future, Japan's advanced medical facilities will be accompanied by technological progress, medical technology priorities will be weak, and the patient's recuperation environment will be emphasized. Birth environment, culture, society, environment, obstetrics, convalescent environment, patient environment, etc.

项目成果

岡 ゆかり 他: "地域の社会的行動様式からみた医療施設計画 その2" 日本建築学会1997年度大会学術講演梗概集. E-1. 153-154 (1997)

Yukari Oka 等人：“从当地社会行为模式角度看医疗设施规划第 2 部分”日本建筑学院 1997 年学术讲座摘要 E-1（1997 年）。