太陽系始源有機物の蒸発変成作用

太阳系有机物的蒸发变质作用

• 批准号: 11874070
• 负责人: 香内 晃
• 金额: $ 1.41万
• 依托单位: Hokkaido University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Exploratory Research
• 财政年份: 1999
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1999 至 2000
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-11874070/
• 关键词: 原始太陽系星雲; 有機物; 蒸発変成作用; 酸化還元状態; 星間塵; 蒸発変成

分子雲には鉱物,有機物,アモルファス氷からなる星間塵が存在し,原始太陽系星雲が形成される時に,加熱による蒸発変成作用を受ける.鉱物や氷では蒸発変成作用の実験的な研究はかなり行われているが,有機物ではほとんど行われていない.そこで,本研究では,有機質星間塵のアナログ物質を,シミュレーション実験の化学分析データを参考にし作製し,それを用いて蒸発変成を行った.蒸発ガスは質量分析計で,蒸発残査は元素分析計などで分析した.100℃までに出発物質の約75%が蒸発し,180℃までに約98%の出発物質が蒸発することがわかった.また元素組成をみると,100℃までに出発物質に含まれているOとNの大部分,すなわち,分子雲で生成された有機物が蒸発したことがわかった.いっぽう,100℃以上での蒸発残渣はCとHが大部分を占めることから,100℃以上で残る蒸発残渣の大部分は低密度雲で変成を受けた有機物であることがわかった.24-80℃および140-180℃で大量のガスが発生することがわかり,前者はわずかに還元的(C/O=5-7),後者は非常に還元的なガス(C/O=100)であることがわかった.加熱温度を,降着円盤モデルを用いて,太陽からの距離に換算した.この結果,星間塵中の有機物は2.1AUよりも内側の領域ではほとんど蒸発したことがわかる.有機物が存在したのは2.1AUよりも外側の領域であり,2.1より外側では低密度雲で変成を受けた有機物が,2.5AUよりも外側では,それに加えて分子雲で生成された有機物が存在していたと結論づけられる.

Molecular clouds, organic matter, and interstellar dust exist, and when protosolar nebulae form, they are heated and vaporized. The research on the effect of organic matter on evaporation and formation is very important. In this study, organic matter, interstellar dust and other substances were used as reference materials for chemical analysis. About 75% of the evolving substances were evaporated at 100 ℃ and about 98% of the evolving substances were evaporated at 180 ℃. The elemental composition is higher than 100 ℃, and most of the organic matter is generated by molecular cloud. Most of the evaporation residues above 100 ℃ are C and H. Most of the evaporation residues above 100 ℃ The latter is very similar to the original (C/O=100). Heating temperature, lowering the temperature of the disk, the distance between the sun and the sun. As a result, the organic matter in the interplanetary dust is 2.1 AU Organic matter exists in the outer region of 2.1 AU and the outer region of 2.1 AU.

项目成果

安留哲他: "氷・氷摩擦係数の測定"雪氷. 61. 437-443 (1999)

Tetsu Yasuru 等人：“冰-冰摩擦系数的测量”Snow and Ice 61. 437-443 (1999)。

香内晃: "有機質星間塵の惑星系形成への影響-小惑星,隕石起源論の残された謎に迫る-"日本惑星科学会誌. 10(印刷中). (2001)

Akira Kanai：“有机星际尘埃对行星系统形成的影响 - 探讨小行星和陨石起源理论的剩余谜团 -”日本行星科学学会杂志 10（出版中）。

竹井巌他: "融点近傍における雪および霜の誘電的性質"北陸大学紀要. 23. 31-42 (1999)

Iwao Takei 等人：“熔点附近的雪和霜的介电特性”北陆大学公报 23. 31-42 (1999)。

Nakano H.: "Evaporation metamorphism of interstellar organic materials and its implications for the origin of organic materials in carbonaceous chondrites"Lunar Planet. Sci. Conf.. XXXII( in press ). (2001)

Nakano H.：“星际有机物质的蒸发变质作用及其对碳质球粒陨石中有机物质起源的影响”月球行星。