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金属箔の厚さ弁別を可能にする触感覚情報処理機構の解明

金属箔の厚さ弁別を可能にする触感覚情報処理機構の解明
阐明能够区分金属箔厚度的触觉信息处理机制
批准号:
12871014
负责人:
宮岡 徹
金额:
$1.15万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
ヒトは,紙などの対象を指で挟むことにより,その厚さを容易に知ることが出来る。対象が厚い場合は,指関節の開き角度情報を用いて厚さ判断を行なっていると考えられるが,対象が薄い場合(例えば100μm以下)については,どのような感覚情報処理メカニズムによりこの判断が可能になるのか不明であった。そこで,本研究では,厚さ50μm以下の金属箔を刺激として用い,触覚系の厚さ弁別閾を測定し,その感覚情報処理メカニズムを明らかにすることを研究目的とした。実験1では,厚さ8〜50μmのステンレス箔を刺激とし,それを利き手の示指と母指で挟んで,厚さ弁別を行なった。その結果,いずれの厚さの刺激も弁別が可能であることがわかった。ただし,刺激の厚さを弁別するためには指を動かして判断する必要があった。実験2では,実験1と同一の刺激を両手の示指で挟み,厚さ弁別を行なった。その結果,実験1で測定された弁別閾と実験2で測定されたWeber比は一致した。これらの結果から,金属箔の厚さ弁別には指関節の開き角度情報が用いられていないことが明らかとなった。次に,触覚系がどのような情報を用いて金属箔の厚さ弁別を行なっているかを調べるために,実験3を計画した。実験3では,厚さ10〜50μmのステンレス箔と銅箔を刺激として用いた。これらのステンレス箔と銅箔について,厚さ比較判断実験を行なった。その結果,ステンレス箔と銅箔の厚さが同じなら,ステンレス箔より銅箔の方が薄く感じられることがわかった。実験3のデータに基づき,ヒトが金属箔のバネ定数(たわみにくさ)に基づいて厚さ判断を行なっているとする数学モデルを作成した。その結果は,実験3の結果をうまく説明できるものとなった。最後に,金属箔または金属板の厚さ弁別を行なう際に,刺激のたわみ情報に基づく厚さ判断と,指関節の開き角度情報による判断がどの厚さで切り替わるのかを調べるために,実験4を実施した。実験4では,厚さ10〜1000μmのステンレス箔(ステンレス板)を刺激として用い,厚さ弁別実験を行なった。その結果,刺激の厚さが10〜70μmの場合と刺激の厚さが350〜1000μmの場合は,刺激の厚さを相互に弁別することが出来たが,刺激の厚さが70〜350μmの範囲では弁別は不可能であった。実験4の結果は,10〜70μmでは,たわみ情報により厚さ弁別が行なわれ,350〜1000μmでは指関節角度情報により厚さ弁別が行なわれていることを示しているものと推定された。
英文摘要
ヒトは,紙などの対象を指で挟むことにより,その厚さを容易に知ることが出来る。対象が厚い場合は,指関節の開き角度情報を用いて厚さ判断を行なっていると考えられるが,対象が薄い場合(例えば100μm以下)については,どのような感覚情報処理メカニズムによりこの判断が可能になるのか不明であった。そこで,本研究では,厚さ50μm以下の金属箔を刺激として用い,触覚系の厚さ弁別閾を測定し,その感覚情報処理メカニズムを明らかにすることを研究目的とした。実験1では,厚さ8〜50μmのステンレス箔を刺激とし,それを利き手の示指と母指で挟んで,厚さ弁別を行なった。その結果,いずれの厚さの刺激も弁別が可能であることがわかった。ただし,刺激の厚さを弁別するためには指を動かして判断する必要があった。実験2では,実験1と同一の刺激を両手の示指で挟み,厚さ弁別を行なった。その結果,実験1で測定された弁別閾と実験2で測定されたWeber比は一致した。これらの結果から,金属箔の厚さ弁別には指関節の開き角度情報が用いられていないことが明らかとなった。次に,触覚系がどのような情報を用いて金属箔の厚さ弁別を行なっているかを調べるために,実験3を計画した。実験3では,厚さ10〜50μmのステンレス箔と銅箔を刺激として用いた。これらのステンレス箔と銅箔について,厚さ比較判断実験を行なった。その結果,ステンレス箔と銅箔の厚さが同じなら,ステンレス箔より銅箔の方が薄く感じられることがわかった。実験3のデータに基づき,ヒトが金属箔のバネ定数(たわみにくさ)に基づいて厚さ判断を行なっているとする数学モデルを作成した。その結果は,実験3の結果をうまく説明できるものとなった。最後に,金属箔または金属板の厚さ弁別を行なう際に,刺激のたわみ情報に基づく厚さ判断と,指関節の開き角度情報による判断がどの厚さで切り替わるのかを調べるために,実験4を実施した。実験4では,厚さ10〜1000μmのステンレス箔(ステンレス板)を刺激として用い,厚さ弁別実験を行なった。その結果,刺激の厚さが10〜70μmの場合と刺激の厚さが350〜1000μmの場合は,刺激の厚さを相互に弁別することが出来たが,刺激の厚さが70〜350μmの範囲では弁別は不可能であった。実験4の結果は,10〜70μmでは,たわみ情報により厚さ弁別が行なわれ,350〜1000μmでは指関節角度情報により厚さ弁別が行なわれていることを示しているものと推定された。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
宮岡 徹, 大岡昌博: "金属箔厚さ弁別の感覚情報処理"静岡理工科大学紀要. 10(印刷中).
Toru Miyaoka、Masahiro Ooka:“金属箔厚度辨别的感官信息处理”静冈科学技术研究所公告 10(正在出版)。
DOI: --
发表时间:
期刊:
影响因子: --
作者: []
通讯作者:
宮岡 徹(共著): "知覚心理学"東京大学出版会(印刷中).
宫冈彻(合著者):《知觉心理学》,东京大学出版社(出版中)。
DOI: --
发表时间:
期刊:
影响因子: --
作者: []
通讯作者:
皮膚機械受容感覚順応量を決定する諸要因の精神物理学的研究
  • 批准号:
    63510049
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
  • 资助金额:
    $0.64万
  • 财政年份:
    1988
  • 负责人:
    宮岡 徹
  • 依托单位:
皮膚機械受容感覚受容野の精神物理学的測定
  • 批准号:
    61710056
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
  • 资助金额:
    $0.51万
  • 财政年份:
    1986
  • 负责人:
    宮岡 徹
  • 依托单位:
振動感覚順応現象の解析
  • 批准号:
    57710039
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
  • 资助金额:
    $0.32万
  • 财政年份:
    1982
  • 负责人:
    宮岡 徹
  • 依托单位:
心理応答と神経生理応答にもとづく神経モデルの作成
  • 批准号:
    56710032
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
  • 资助金额:
    $0.5万
  • 财政年份:
    1981
  • 负责人:
    宮岡 徹
  • 依托单位: