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スナガニ類にみられるWAVING様式の多様性とその成立過程

スナガニ類にみられるWAVING様式の多様性とその成立過程
沙蟹波浪风格的多样性及其形成过程
批准号:
03J01768
负责人:
吉村 純 (北浦 純)
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005

项目摘要

项目成果

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英文摘要
本研究では,分子データから得られる信頼性の高いスナガニ類の系統類縁関係をベースに,個々の種の生態学的な情報や地理的分布の情報を照らし合わせ,さらに,闘争,配偶行動様式とウェービング行動の詳細な観察,記載,比較を通して,ウェービング行動の起源を考えることで,スナガニ類にみられるウェービング様式の多様性について総合的に考察することを目的としている.今年度の研究では,スナガニ類に代表的な生息場所である河口干潟や砂浜といった平坦な環境に生息しているイワガニ類(アシハラガニ,ヒメアシハラガニ)と,転石,岩礁,塩性湿地といった視覚的に見通しの悪い環境に生息しているイワガニ類(クロベンケイガニ,フタバカクガニ,ハマガニ)において,ウェービング行動や闘争,配偶行動様式の観察をおこない,さらに他のイワガニ類においても既存文献より社会行動データの収集をおこなった.その結果,スナガニ類のような見通しのよい平坦な環境に生息するイワガニ類では,スナガニ類と同様にウェービング行動がみられたが,見通しの悪い環境に生息するイワガニ類では,そのような行動はみられなかった.既存文献のデータでも,ウェービング行動が報告されているイワガニ類は,他のイワガニ類に比べて比較的見通しのよい環境に生息している傾向があった.これらのことから,スナガニ類でウェービング行動が発達している要因の一つとして,視覚的にオープンな環境に生息していることが考えられた.また,ウェービング行動と闘争行動の関係について現在も解析中であるが,これまでの研究から,ウェービング行動には闘争や求愛などの機能があるとされるものの,闘争行動でのみウェービングがみられる種,求愛闘争の両方で見られる種が大部分で,求愛でのみウェービングが見られる種はほとんどいないと思われる.このことは,ウェービングが闘争行動から発達してきた可能性を示唆していると考えられるが,この点については収集したデータや既存文献をベースを詳細な検討が必要である.
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