推理論をめぐる仏教徒とジャイナ教徒の論争とその思想史的意義の考察
推理論をめぐる仏教徒とジャイナ教徒の論争とその思想史的意義の考察
批准号:
03J04451
负责人:
志賀 浄邦
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
今年度前半は,本研究開始当初からの継続課題である,インド論理学における「内遍充論」と「外遍充論」の問題に最終結論を提出すべく研究に取り組んだ。この問題は,仏教論理学派のみならず,ジャイナ教徒やインド哲学諸派(特にニヤーヤ学派)によっても活発に議論されたが,これらの学派のうち特に,従来注目度の低かったジャイナ教諸文献を吟味することにより,この問題への新たな糸口を模索した。その結果,内遍充・外遍充という概念の区分は,ジャイナ論理学の創始者の一人,パートラスヴァーミンによって最初になされたのではないかという結論に至った。さらに,これらの術語を使用する学派またこれらが使用される時代によって,それらの意味内容・定義が異なることも判明した。このことによって,従来の研究に新たな視点を導入することができたと考える。この研究の成果は,平成17年8月22-27日にウィーンで行われた,第4回国際ダルマキールティ学会(Fourth International Dharmakirti Conference)にて,"Antarvyapti and bahirvyapti re-examined"(内遍充・外遍充再考)というタイトルで口頭発表する機会を得た。論文は現在投稿中であるが,今年あるいは来年出版予定の学会誌に掲載される予定である。後半は,昨年度から継続中のもう1つの課題である,チベット人の紹介するジャイナ教思想についての研究を進めた。昨年度までに,チベット宗義文献の1つ『ロサル宗義書』中のジャイナ教章のテキスト校訂と翻訳・訳注作成がすでに完了していたことから,今年度はそれを形にする作業を行った。ウパロサルは,ジャイナ教思想に関するほぼ全ての情報を,インド撰述のチベット訳文献から採り入れており,さらにそれらの多くの部分をジャイナ教文献に遡ることできた。この成果は,「チベット人の伝えるジャイナ教思想」というタイトルで,平成18年3月末に出版予定の『第四回報告書「人文知の新たな総合に向けて」』に掲載予定である。
英文摘要
今年度前半は,本研究開始当初からの継続課題である,インド論理学における「内遍充論」と「外遍充論」の問題に最終結論を提出すべく研究に取り組んだ。この問題は,仏教論理学派のみならず,ジャイナ教徒やインド哲学諸派(特にニヤーヤ学派)によっても活発に議論されたが,これらの学派のうち特に,従来注目度の低かったジャイナ教諸文献を吟味することにより,この問題への新たな糸口を模索した。その結果,内遍充・外遍充という概念の区分は,ジャイナ論理学の創始者の一人,パートラスヴァーミンによって最初になされたのではないかという結論に至った。さらに,これらの術語を使用する学派またこれらが使用される時代によって,それらの意味内容・定義が異なることも判明した。このことによって,従来の研究に新たな視点を導入することができたと考える。この研究の成果は,平成17年8月22-27日にウィーンで行われた,第4回国際ダルマキールティ学会(Fourth International Dharmakirti Conference)にて,"Antarvyapti and bahirvyapti re-examined"(内遍充・外遍充再考)というタイトルで口頭発表する機会を得た。論文は現在投稿中であるが,今年あるいは来年出版予定の学会誌に掲載される予定である。後半は,昨年度から継続中のもう1つの課題である,チベット人の紹介するジャイナ教思想についての研究を進めた。昨年度までに,チベット宗義文献の1つ『ロサル宗義書』中のジャイナ教章のテキスト校訂と翻訳・訳注作成がすでに完了していたことから,今年度はそれを形にする作業を行った。ウパロサルは,ジャイナ教思想に関するほぼ全ての情報を,インド撰述のチベット訳文献から採り入れており,さらにそれらの多くの部分をジャイナ教文献に遡ることできた。この成果は,「チベット人の伝えるジャイナ教思想」というタイトルで,平成18年3月末に出版予定の『第四回報告書「人文知の新たな総合に向けて」』に掲載予定である。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
因果関係の確定方法とタルカの関係性
如何确定因果关系和塔卡关系
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
21世紀COEプログラム・第三回報告書 (発表予定)
影响因子:
--
作者:
[志賀 浄邦, 志賀 浄邦]
通讯作者:
志賀 浄邦
チベット人の伝えるジャイナ教思想
耆那教由藏族传播
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
第四回報告書「人文知の新たな総合に向けて」 発表予定
影响因子:
--
作者:
[志賀 浄邦]
通讯作者:
志賀 浄邦
Durvekamisra's Reference to a Jaina Theory
杜维卡米斯拉 (Durvekamisra) 对耆那教理论的引用
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
印度学仏教学研究 第53巻第1号
影响因子:
--
作者:
[志賀 浄邦, 志賀 浄邦, 志賀 浄邦]
通讯作者:
志賀 浄邦
志賀浄邦: "推理論をめぐる仏教徒とジャイナ教徒の論争-証因の三条件と一条件の対立を中心に-"南都仏教 第83号. 83号. 60-97 (2003)
志贺清国:《佛教徒与耆那教徒关于推论论的争论——聚焦于证据的三个条件与第一个条件之间的冲突——》《南都佛教》第83期第83期60-97(2003年)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Kiyokuni Shiga: "Jaina objection against trividha-hetu : an opinion attributed to Patrasvamin"印度学仏教学研究. 第52巻1号. 4-7 (2003)
志贺清国:“耆那教对 trividha-hetu 的反对:Patrasvamin 的观点”《印度研究与佛教研究》,第 52 卷,第 1. 4-7 期(2003 年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者: