ヒルベルト空間における不変部分空間の問題とその周辺
ヒルベルト空間における不変部分空間の問題とその周辺
批准号:
15740097
负责人:
大和田 智義
金额:
$2.3万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
本研究の目的は,ヒルベルト空間における不変部分空間の問題に関連して,自己共役でない作用素環の構造を詳細に調べると共に,それに関する不変部分空間の構造解析を行うものである.解析的接合積は接合積の自己共役でない部分環としてよく知られていて,これまでに多くの興味深い結果が得られている.その一方で解析的部分環はArvesonによるスペクトル解析の研究に動機付けられ,作用素環における解析性の研究を中心に不変部分空間の構造や分解性そして極大性など様々な研究が盛んに行われてきた.von Neumann環のある部分環を真に含む部分環は全体である場合,その部分環は極大であるという.解析的接合積におけるσ弱閉部分環の極大性の問題は1980年代から盛んに行われているがそれらの研究は全てsemigroupを固定して考えられてきた.我々は極大性の問題をsemigroupの性質と結び付けて捉え直すことにより,その構造をより深く理解することが出来るのではないかと予想した.Archimedean totally orderを引き起こすsemigroupによる解析的接合積を考えたとき,そのdiagonalが因子環であることと解析的接合積が極大であることは知られていたが,一般のsemigroupに関して同様の結果が成立するかは興味深い問題である.そこで解析的接合積のdiagonalが因子環であるとき解析的接合積が極大なら,付随するsemigroupはどのような条件を満たさなければならないかを考え,archimedean totally orderを引き起こす場合に限ることを証明した.この解析に誘発されて接合積のdiagonalが因子環の場合,そのdiagonalを含む双対作用に関して不変なσ弱閉部分環とsemigroupとの間に一対一対応が付くことを突き止めて統括的に極大性の議論を論じることに成功した.この結果は極大性の問題だけに留まらず,部分環のガロア対応の理論をも含むものであり,多くの応用が期待される.またこれらの対応にある種の不変部分空間が対応すると予想され、今後不変部分空間の理論の発展にも期待が出来るが、これらは今後の研究課題である。
英文摘要
本研究の目的は,ヒルベルト空間における不変部分空間の問題に関連して,自己共役でない作用素環の構造を詳細に調べると共に,それに関する不変部分空間の構造解析を行うものである.解析的接合積は接合積の自己共役でない部分環としてよく知られていて,これまでに多くの興味深い結果が得られている.その一方で解析的部分環はArvesonによるスペクトル解析の研究に動機付けられ,作用素環における解析性の研究を中心に不変部分空間の構造や分解性そして極大性など様々な研究が盛んに行われてきた.von Neumann環のある部分環を真に含む部分環は全体である場合,その部分環は極大であるという.解析的接合積におけるσ弱閉部分環の極大性の問題は1980年代から盛んに行われているがそれらの研究は全てsemigroupを固定して考えられてきた.我々は極大性の問題をsemigroupの性質と結び付けて捉え直すことにより,その構造をより深く理解することが出来るのではないかと予想した.Archimedean totally orderを引き起こすsemigroupによる解析的接合積を考えたとき,そのdiagonalが因子環であることと解析的接合積が極大であることは知られていたが,一般のsemigroupに関して同様の結果が成立するかは興味深い問題である.そこで解析的接合積のdiagonalが因子環であるとき解析的接合積が極大なら,付随するsemigroupはどのような条件を満たさなければならないかを考え,archimedean totally orderを引き起こす場合に限ることを証明した.この解析に誘発されて接合積のdiagonalが因子環の場合,そのdiagonalを含む双対作用に関して不変なσ弱閉部分環とsemigroupとの間に一対一対応が付くことを突き止めて統括的に極大性の議論を論じることに成功した.この結果は極大性の問題だけに留まらず,部分環のガロア対応の理論をも含むものであり,多くの応用が期待される.またこれらの対応にある種の不変部分空間が対応すると予想され、今後不変部分空間の理論の発展にも期待が出来るが、これらは今後の研究課題である。
期刊论文(9)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
半群とL^∞(G)の部分環の対応とその応用
L^∞(G)的半群与子环的对应关系及其应用
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
数理解析研究所講究録 1445
影响因子:
--
作者:
[T.Ohwada, G.Ji, A.Hasegawa, K-S Saito, T.Ohwada]
通讯作者:
T.Ohwada
DOI:
--
发表时间:
期刊:
Functional analysis and its applications 印刷中
影响因子:
--
作者:
[G.Ji, T.Ohwada, K-S Saito, T.Ohwada]
通讯作者:
T.Ohwada
T.Ohwada, K-S Saito: "Factorization in analytic crossed products"Journal of the Mathematical Society of Japan. 54. 21-33 (2002)
T.Ohwada、K-S Saito:“分析交叉积的因式分解”日本数学会杂志。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Invariant subspaces and representations of certain von Neumann algebras
某些冯诺依曼代数的不变子空间和表示
DOI:
--
发表时间:
2001
期刊:
Proceedings of the American Mathematical Society 129
影响因子:
--
作者:
[T.Ohwada, G.Ji, K-S Saito]
通讯作者:
K-S Saito
Commutants of certain analytic operator algebras
某些解析算子代数的交换子
DOI:
--
发表时间:
期刊:
Proceedings of the American Mathematical Society 印刷中
影响因子:
--
作者:
[G.Ji, T.Ohwada, K-S Saito]
通讯作者:
K-S Saito
共 9 条