インスリン分泌細胞におけるTRPM2チャネルの生理的意義に関する基礎研究
インスリン分泌細胞におけるTRPM2チャネルの生理的意義に関する基礎研究
批准号:
15790471
负责人:
石井 正和
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
TRPM2チャネルは、活性酸素のひとつである過酸化水素により強力に活性化されることが明らかになったカルシウム透過型チャネルである。しかしながら、過酸化水素によるTRPM2チャネル活性化に、どの活性酸素種が関与するかは不明だった。本研究では、TRPM2を発現させたHEK293細胞とTRPM2を恒常的に発現しているラット由来β細胞株RIN-5F細胞を用いて、過酸化水素によるTRPM2活性化に関与している活性酸素種の同定を試みた。その結果、両細胞において、過酸化水素処置による細胞内カルシウム濃度上昇は、ヒドロキシラジカル消去剤である1,3-dimethyl-2-thiourea(DMTU)、N-(2-mercaptopropionyl)-glycine(MPG)および2価鉄のキレート剤である2,2'-dipyridyl(DP)処置により濃度依存的に抑制された。したがって、過酸化水素によるTRPM2活性化にはフェントン反応を介して産生したヒドロキシラジカルが関与していることが明らかとなった。そこで次に、ヒドロキシラジカルの作用部位を決定するため、細胞外で予めヒドロキシラジカルを生成し(試験管内で過酸化水素と2価鉄を反応させヒドロキシラジカルを産生)、それを細胞に処置したところ細胞内のカルシウム濃度上昇は認められなかった。しかしながら、2価鉄を1時間前処置し、その後細胞外の鉄を除去し過酸化水素を処置すると、著しい細胞内のカルシウム濃度上昇が認められた。ヒドロキシラジカルは細胞膜を通過できないことから、過酸化水素によるTRPM2活性化には、細胞外ではなく、細胞内で産生されたヒドロキシラジカルが関与していることが明らかとなった。我々は以前の研究で、過酸化水素によるRIN-5F細胞障害にTRPM2を介したカルシウム流入が関与していることを報告した。さらに本研究では、過酸化水素によるRIN-5F細胞障害もヒドロキシラジカル消去剤や2価鉄のキレート剤処置により抑制されることを見出した。したがって、本研究では、過酸化水素によるTRPM2活性化機構において、細胞内でのヒドロキシラジカル産生が重要であり、その作用部位が細胞内に存在していることを明らかにすることができた。
英文摘要
TRPM2チャネルは、活性酸素のひとつである過酸化水素により強力に活性化されることが明らかになったカルシウム透過型チャネルである。しかしながら、過酸化水素によるTRPM2チャネル活性化に、どの活性酸素種が関与するかは不明だった。本研究では、TRPM2を発現させたHEK293細胞とTRPM2を恒常的に発現しているラット由来β細胞株RIN-5F細胞を用いて、過酸化水素によるTRPM2活性化に関与している活性酸素種の同定を試みた。その結果、両細胞において、過酸化水素処置による細胞内カルシウム濃度上昇は、ヒドロキシラジカル消去剤である1,3-dimethyl-2-thiourea(DMTU)、N-(2-mercaptopropionyl)-glycine(MPG)および2価鉄のキレート剤である2,2'-dipyridyl(DP)処置により濃度依存的に抑制された。したがって、過酸化水素によるTRPM2活性化にはフェントン反応を介して産生したヒドロキシラジカルが関与していることが明らかとなった。そこで次に、ヒドロキシラジカルの作用部位を決定するため、細胞外で予めヒドロキシラジカルを生成し(試験管内で過酸化水素と2価鉄を反応させヒドロキシラジカルを産生)、それを細胞に処置したところ細胞内のカルシウム濃度上昇は認められなかった。しかしながら、2価鉄を1時間前処置し、その後細胞外の鉄を除去し過酸化水素を処置すると、著しい細胞内のカルシウム濃度上昇が認められた。ヒドロキシラジカルは細胞膜を通過できないことから、過酸化水素によるTRPM2活性化には、細胞外ではなく、細胞内で産生されたヒドロキシラジカルが関与していることが明らかとなった。我々は以前の研究で、過酸化水素によるRIN-5F細胞障害にTRPM2を介したカルシウム流入が関与していることを報告した。さらに本研究では、過酸化水素によるRIN-5F細胞障害もヒドロキシラジカル消去剤や2価鉄のキレート剤処置により抑制されることを見出した。したがって、本研究では、過酸化水素によるTRPM2活性化機構において、細胞内でのヒドロキシラジカル産生が重要であり、その作用部位が細胞内に存在していることを明らかにすることができた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
顎骨骨髄由来間葉系幹細胞の生体内での機能制御機構の解明
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批准号:24K13048
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:石井 正和
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依托单位:
細胞内エネルギー代謝調節による顎骨骨髄間葉系幹細胞の分化制御機構の解明
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批准号:21K10005
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:石井 正和
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依托单位:
天候変化により発症する片頭痛に対する五苓散の短期使用効果および無反応例の解析
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批准号:21K06693
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2021
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负责人:石井 正和
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依托单位:
磁性ナノ微粒子を用いた細胞シート移植による心血管再生療法の開発
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批准号:20790523
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2008
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负责人:石井 正和
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依托单位:
海外基金