身振りと音声の同期メカニズムの解明:健聴児と聴覚障害児の比較から

阐明手势与言语的同步机制：正常听力儿童与听力障碍儿童的比较

基本信息

批准号：
15730307
负责人：
江尻桂子
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Ibaraki Christian University (2004-2005)Ibaraki Christian Junior College (2003)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2006
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、これまで対象とされてこなかった聴覚障害児を対象に、指さしと発声との随伴関係を調べ、これを聴児のデータと比較した。研究対象となったのは、次の3つのグループである。・聴覚障害者の親をもつ聴覚障害児2名(DD1,DD2 : Deaf children of Deaf parents)・聴者の親をもつ聴覚障害児1名(DH1 : Deaf children of Hearing parents)・聴覚障害者の親をもつ聴児2名(HD1,HD2 : Hearing children of Deaf parents)。各グループの子どもたちについて、月齢11ヶ月から16ヶ月の各月40-60分の録画ビデオデータを分析対象とし、時間軸上のどこでどのような発声、ジェスチャーが起こったのかをコーディングした。そして、各ジェスチャー(指さし含む)に音声が伴ったかどうかを詳細に見た。その結果、まず、指さしの生起頻度については、各グループのあいだに顕著な相違はなかった。次に、本研究で着目する、指さしと発声との同期的関係については、第1に、聴者の親をもつ聴覚障害児においては、指さしに頻繁に発声が伴っていた。指さしを発声の同期の程度は、先行研究で示された、聴者の親をもつ聴児における指さしに音声が伴う割合と同程度であった。第2に、聴覚障害者の親をもつ聴覚障害児および、聴覚障害者の親を持つ聴児においては、上記のグループに比べて、指さしに発声が伴う頻度は低かった。以上の結果から、生後11ヶ月から16ヶ月の段階の指さしと発声の同期的関係を見る限り、その子どもの親が聴者であるか聴覚障害者であるかという要因が強く関わっていることが示唆された。これらの結果は、指さしと音声との同期現象の成立には、これまで指摘されてきたような生得的な結びつきだけではなく、社会的フィードバックの有無が関与していることを示唆するものといえる。

在这项研究中，我们调查了听力受损儿童中指向和发声之间的伴随关系，而这些儿童以前尚未包括在内，并将其与听力儿童的数据进行了比较。研究了三个小组： - 两个聋哑父母的聋哑孩子（DD1，DD2：聋哑父母的聋哑孩子） - 一个听力父母的聋哑孩子（DH1：聋哑父母的父母） - 两个聋哑儿童听觉父母（HD1，HD2：聋哑父母的听力孩子）。对于每组的儿童，每月分析了11到16个月大的录制视频数据40-60分钟，并编码时间表上发生了什么样的声音和手势。然后，我们详细研究了每个手势（包括指向）是否伴随着音频。结果，首先，两组之间的指向发生频率没有显着差异。接下来，关于指向和发声之间的同步关系，我们在这项研究中关注的是，首先是在听众父母的听力受损儿童中，指向经常伴有发声。如先前的研究所示，指向语音同步的程度与听众父母指向听众的指向的比例相似。其次，在听力障碍的儿童听力受损的父母和听力障碍父母的听力儿童中，与上述组相比，指向的频率较不常见。以上结果表明，查看指向与发声之间在11-16个月大的阶段之间的同步关系，表明孩子父母听到还是听力障碍的因素很大程度上涉及。这些结果表明，指向和言语之间的同步现象的存在不仅是迄今为止指出的先天联系，而且是社会反馈的存在或不存在。