漢方薬(十全大補湯)の生体防御メカニズムに関する基礎研究
漢方薬(十全大補湯)の生体防御メカニズムに関する基礎研究
批准号:
17790425
负责人:
三浦 尚子
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
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英文摘要
ウィルスを直接攻撃することを主眼に置く医療の限界が明らかになってきた現在、生物本来の生体防御機構を巧妙に利用していると思われる漢方方剤に対する期待は大きい。本研究ではウィルス感染防御作用を持つ十全大補湯についてIFNα産生シグナル系に着目し、活性成分と分子メカニズムを解明し、さらにインフルエンザウィルス感染モデルでIFNα産生を介し生体防御作用を発揮しうるかどうかを検証することを目的とする。本年度は十全大補湯を投与したマウスの各種臓器の遺伝子発現について、ジーンチップを用いてトランスクリプトーム解析を行い、ジーンチップで発現量に変化を認めたインターフェロン関連遺伝子について定量的PCRを実施した。即ち、十全大補湯を1g/kg body Weightずつ2週間投与後の7週令オスのIQIマウス(SPF)より摘出した大腸・小腸・脾臓よりRNAを調製し、ジーンチップ解析及び定量的PCRに供した。ジーンチップ解析の結果、大腸でIFNα関連遺伝子として知られるISGF3、IRF7、IFIT1のRNA発現量が増加し、I型IFNであるIFNα、IFNβは変化していなかった。また、小腸・脾臓ではこのような変化は認められなかった。これらの結果は定量的PCRによっても確認された。ISGF3およびIRF7はポジティブフィードバック機構を有しIFNαの素早い大量発現に関与していると考えられている。十全大補湯はI型IFNの発現量に影響を与えなかったことから直接的なIFNa誘導剤とは言えないが、その下流のシグナル伝達系のISGF3やIRF7を誘導することにより、病原体に侵されI型IFNのシグナル誘導を必要とした場合に素早く大量のIFNαを産生出来ると考えられた。以上のように、十全大補湯のウィルス感染に対する生体防御機構の1つとして、IFNα産生シグナルの予備的条件を整えていることが示唆された。
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依托单位:
国内基金
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