心筋・平滑筋特異的転写因子myocardinを制御する分子の同定と機能解析
心筋・平滑筋特異的転写因子myocardinを制御する分子の同定と機能解析
批准号:
17790488
负责人:
河合 美樹
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
1.心筋細胞発生・分化における転写因子FHL2とmocardinの相互作用の解明心筋・平滑筋細胞に特異的に発現するmyocardinは、serum response factor(SRF)と結合しserum response element(SRE)を活性化する転写コファクターとしてOlsonおよびUeyamaにより同定された。我々はmyocardinと結合する分子をyeast two-hybrid法でスクリーニングし、FHL2(four and one half LIM domain2)を一つの候補として同定した。FHL2は心筋特異的に発現し、細胞分化や細胞骨格に関わる。我々はANF遺伝子のプロモーター領域を用いたレポーター・アッセイで、SRFによる転写活性をmyocardinが増強するのをFHL2が抑制することを明らかにした。しかし培養細胞を用いた免疫沈降法では、myocardinとFHL2の直接結合は明らかでなかった。今後さらにmyocardin、SRF、FHL2の相互関係につき研究を行う。2.Myocardinが心筋細胞のアポトーシスに及ぼす影響の検討申請者らはmyocardinが心筋肥大因子として作用することを見いだしている。心筋肥大に関する多くの因子が抗アポトーシス因子として働くと報告されており、myocardinも心筋細胞に対し抗アポトーシス分子として働くと仮説をたて、ラット培養心筋細胞を用い実験を行った。アデノウイルスを用いた心筋細胞でのmyocardinの過剰発現は、caspase-3の活性増加を伴うβアドレナリン刺激による心筋細胞のアポトーシスを抑制した。myocardinは、心筋細胞内のBcl-2の発現を転写レベルより増加させ、アポトーシスを抑制していることが判明した。一方、myocardinのdeletion mutant(ドミナントネガティブ体)の発現によりアポトーシスは増加した。さらに、myocardinのドミナントネガティブ体トランスジェニックマウスを作製し心機能における役割について検討中である。
英文摘要
1.心筋細胞発生・分化における転写因子FHL2とmocardinの相互作用の解明心筋・平滑筋細胞に特異的に発現するmyocardinは、serum response factor(SRF)と結合しserum response element(SRE)を活性化する転写コファクターとしてOlsonおよびUeyamaにより同定された。我々はmyocardinと結合する分子をyeast two-hybrid法でスクリーニングし、FHL2(four and one half LIM domain2)を一つの候補として同定した。FHL2は心筋特異的に発現し、細胞分化や細胞骨格に関わる。我々はANF遺伝子のプロモーター領域を用いたレポーター・アッセイで、SRFによる転写活性をmyocardinが増強するのをFHL2が抑制することを明らかにした。しかし培養細胞を用いた免疫沈降法では、myocardinとFHL2の直接結合は明らかでなかった。今後さらにmyocardin、SRF、FHL2の相互関係につき研究を行う。2.Myocardinが心筋細胞のアポトーシスに及ぼす影響の検討申請者らはmyocardinが心筋肥大因子として作用することを見いだしている。心筋肥大に関する多くの因子が抗アポトーシス因子として働くと報告されており、myocardinも心筋細胞に対し抗アポトーシス分子として働くと仮説をたて、ラット培養心筋細胞を用い実験を行った。アデノウイルスを用いた心筋細胞でのmyocardinの過剰発現は、caspase-3の活性増加を伴うβアドレナリン刺激による心筋細胞のアポトーシスを抑制した。myocardinは、心筋細胞内のBcl-2の発現を転写レベルより増加させ、アポトーシスを抑制していることが判明した。一方、myocardinのdeletion mutant(ドミナントネガティブ体)の発現によりアポトーシスは増加した。さらに、myocardinのドミナントネガティブ体トランスジェニックマウスを作製し心機能における役割について検討中である。
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