頭頚部扁平上皮癌に対する抗癌剤の耐性メカニズム
頭頚部扁平上皮癌に対する抗癌剤の耐性メカニズム
批准号:
17791167
负责人:
青木 謙太
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
ミシガン大学より供与を受けたヒト頭頸部扁平上皮癌であるSCC23を使い、抗癌剤5-FUの耐性化のメカニズムについて研究した。5-FUを細胞に繰り返し刺激することにより5-FU耐性扁平上皮癌を製作し、親株と耐性株の生存シグナルを中心とした蛋白の発現量の違いをウェスタン・ブロットにより比較検討した。生存シグナルの頂点にあるRasは、耐性株では強く発現されていた。しかし、その下流であるRaf/MEK/ERK経路の発現は弱く、Akt経路では強く発現されていた。前回の我々の研究した抗癌剤シスプラチンの研究結果ではRaf/MEK/ERK経路が耐性化に関与しているものと考えられたが、5-FUではAkt経路が耐性化に関与しているものと考えられた。そのためAkt経路の耐性化解除するため、その経路阻害剤であるLY294002を耐性株に投与後に5-FUで刺激したところ、細胞死(アポトーシス)の増加を認めた。またRaf/MEK/ERK経路の阻害剤であるU0126を使用したが、耐性化の解除にはならなかった。阻害剤の使用からAkt経路が重要であることが証明された。Akt経路の下流に焦点を絞り、いくつかの蛋白を調べたところ、特にAktと連動していた蛋白はBadであった。Badの蛋白のリン酸化とAktのリン酸化が同じような動きをしていた。そのため、Badが5-FUとの耐性化に強く関与しているものと予測された。また、耳鼻咽喉科領域において、シスプラチンや5-FUにかわり、タキサン系抗癌剤であるドセタキセルの使用頻度は増えてくるものと考えられる。そのため、ミシガン大学より供与を受けたヒト頭頸部扁平上皮癌であるSCC14、SCC23、SCC10B使い、ドセタキセルの耐性細胞を樹立した。しかし、生存シグナルを中心に蛋白発現量を計測しているが、耐性細胞の状態にばらつきがあり、なかなか実験データが安定しておらず、頓挫した状態である。
英文摘要
ミシガン大学より供与を受けたヒト頭頸部扁平上皮癌であるSCC23を使い、抗癌剤5-FUの耐性化のメカニズムについて研究した。5-FUを細胞に繰り返し刺激することにより5-FU耐性扁平上皮癌を製作し、親株と耐性株の生存シグナルを中心とした蛋白の発現量の違いをウェスタン・ブロットにより比較検討した。生存シグナルの頂点にあるRasは、耐性株では強く発現されていた。しかし、その下流であるRaf/MEK/ERK経路の発現は弱く、Akt経路では強く発現されていた。前回の我々の研究した抗癌剤シスプラチンの研究結果ではRaf/MEK/ERK経路が耐性化に関与しているものと考えられたが、5-FUではAkt経路が耐性化に関与しているものと考えられた。そのためAkt経路の耐性化解除するため、その経路阻害剤であるLY294002を耐性株に投与後に5-FUで刺激したところ、細胞死(アポトーシス)の増加を認めた。またRaf/MEK/ERK経路の阻害剤であるU0126を使用したが、耐性化の解除にはならなかった。阻害剤の使用からAkt経路が重要であることが証明された。Akt経路の下流に焦点を絞り、いくつかの蛋白を調べたところ、特にAktと連動していた蛋白はBadであった。Badの蛋白のリン酸化とAktのリン酸化が同じような動きをしていた。そのため、Badが5-FUとの耐性化に強く関与しているものと予測された。また、耳鼻咽喉科領域において、シスプラチンや5-FUにかわり、タキサン系抗癌剤であるドセタキセルの使用頻度は増えてくるものと考えられる。そのため、ミシガン大学より供与を受けたヒト頭頸部扁平上皮癌であるSCC14、SCC23、SCC10B使い、ドセタキセルの耐性細胞を樹立した。しかし、生存シグナルを中心に蛋白発現量を計測しているが、耐性細胞の状態にばらつきがあり、なかなか実験データが安定しておらず、頓挫した状態である。
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