東アフリカ多民族共存地域における環境認識の比較研究
東アフリカ多民族共存地域における環境認識の比較研究
批准号:
17710198
负责人:
衣笠 聡史
金额:
$2.18万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
中文摘要
近年、東アフリカのサバンナ地帯では、人口増加に伴う農地の急速な拡大と原野の生態学的劣化、市場経済の浸透による貧富の格差の増幅、生計経済の多角化による家族構造の変質と社会的平準化機構の脆弱化などの諸問題が発生し、サバンナ環境と地域社会との関係は大きく変化しつつある。本研究では、東アフリカのサバンナ地帯において生業を異にする諸民族の環境認識の在り方を相互に比較することによって個々の社会の特質を描出し、同時に上記のような変化が狩猟採集社会や遊牧社会の環境認識に与えた影響について明らかにすることを目的とする。さらに、その結果を既存の生態学的・民族誌的な研究成果と統合することにより、サバンナの遊動社会が伝統的生活を放棄し、農耕社会や都市社会へと吸収される過程の解明を目指すものである。事業初年度である平成17年度は、まず国内外における認知科学、地名に関する既存研究を調査し、論点の整理と課題の導出をおこなった。同時に、次年度以降の本格的な調査に備えて、携帯情報端末を利用した野外調査システムの開発をおこなった。野外調査システムでは、現地調査において効率的にデータを蓄積・活用するために地理情報技術を基盤とした空間データベースを実装した。ベースマップとしては、タンザニア北部のエヤシ湖周辺地域の5万分の1地形図を数値化したものを原データとして用いた。本年度は、当初の支出計画を一部変更し研究経費の大半を物品費として使用したが、これは事業初年度の最重要課題である野外調査システムの開発を優先させたためであり、研究事業は滞りなく遂行された。次年度以降は今年度開発した野外調査システムを用いてタンザニア北部のエヤシ湖周辺を中心とした地域で現地調査をおこなうとともに、収集したデータの整理と分析手法の開発をおこなう予定である。
英文摘要
近年、東アフリカのサバンナ地帯では、人口増加に伴う農地の急速な拡大と原野の生態学的劣化、市場経済の浸透による貧富の格差の増幅、生計経済の多角化による家族構造の変質と社会的平準化機構の脆弱化などの諸問題が発生し、サバンナ環境と地域社会との関係は大きく変化しつつある。本研究では、東アフリカのサバンナ地帯において生業を異にする諸民族の環境認識の在り方を相互に比較することによって個々の社会の特質を描出し、同時に上記のような変化が狩猟採集社会や遊牧社会の環境認識に与えた影響について明らかにすることを目的とする。さらに、その結果を既存の生態学的・民族誌的な研究成果と統合することにより、サバンナの遊動社会が伝統的生活を放棄し、農耕社会や都市社会へと吸収される過程の解明を目指すものである。事業初年度である平成17年度は、まず国内外における認知科学、地名に関する既存研究を調査し、論点の整理と課題の導出をおこなった。同時に、次年度以降の本格的な調査に備えて、携帯情報端末を利用した野外調査システムの開発をおこなった。野外調査システムでは、現地調査において効率的にデータを蓄積・活用するために地理情報技術を基盤とした空間データベースを実装した。ベースマップとしては、タンザニア北部のエヤシ湖周辺地域の5万分の1地形図を数値化したものを原データとして用いた。本年度は、当初の支出計画を一部変更し研究経費の大半を物品費として使用したが、これは事業初年度の最重要課題である野外調査システムの開発を優先させたためであり、研究事業は滞りなく遂行された。次年度以降は今年度開発した野外調査システムを用いてタンザニア北部のエヤシ湖周辺を中心とした地域で現地調査をおこなうとともに、収集したデータの整理と分析手法の開発をおこなう予定である。
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