歯周病と動脈硬化の関連性に関する基礎研究
歯周病と動脈硬化の関連性に関する基礎研究
批准号:
18791593
负责人:
岩本 義博
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
【目的】近年、脂肪細胞からのアディポサイトカイン産生に、マクロファージが関与する可能性が報告された。すなわち、脂肪細胞周囲血管に集積したマクロファージに由来するサイトカインが脂肪細胞に働いて、アディポサイトカイン(脂肪組織由来生理活性物質)産生が元進し糖尿病や動脈硬化が一層増悪するという、脂肪細胞・マクロファージ相互作用説である。一方、高感度CRPの上昇が虚血性心疾患の予知因子として有用であるという事実に代表されるように、軽微な慢性感染症が、動脈硬化の増悪因子として働く可能性が示唆されている。これまでに、代表的なアディポサイトカインであるIL-6およびMCP-1に注目し、脂肪細胞・マクロファージ共培養系に低濃度のLPS刺激を加えた際、LPS無刺激時と比較してIL-6で100倍以上、MCP-1セ約50倍、それらの産生性が充進することを報告した(Yamashita, et. al.,Obesity,2007)。しかしながら脂肪細胞由来アディポサイトカインは多種多様であり、マクロファージとの相互作用でIL-6やMCP-1以外の分子の産生性に変化があるか否かについては未だ明らかでない。そこで今回、脂肪細胞・マクロファージ共培養系を低濃度のLPSで作用させた場合のサイトカイン産生性の変化を知るため、抗体アレイの手法を用いて産生量が著明に増加する分子の解析を行った。【方法】1.細胞および培養マクロファージ由来細胞株RAW264.7とマウス由来前駆脂肪細胞3T3-L1を使用した。3T3-L1を分化誘導し、誘導開始から14日後の細胞を分化脂肪細胞として用いた。2脂肪細胞・マクロファージの共培養およびLPS刺激分化した3T3-LI細胞(1x10^5cell/well)およびRAW264,7(5x10^4cell/well)を、0.4umの孔を有するメンブレンで上室と下室が分離され液性因子のみが各窒問を移動できるようにしたトランズウェルシステム(Corning)で共培養し、両細胞をE.coliLPS(1ng/ml)で24時間刺激した。3.培養上清中のサイトカイン量の抗体アレイによる解析回収した培養上清中のサイトカインを抗体アレイ(Ray Biotech,Inc)を用いて解析した。なお、産生性の変化が著明であったものに関しては、その量をEHSAキット(R&D)にて定量した。【結果】1.抗体アレイ法により、マクロファージ・脂肪細胞共培養系を低濃度細菌LPS刺激した際、先行研究で明らかにしたIL-6およびMCP-1ともに、RANTESとKCの産生性が元進していることが明らかになった。2.ELISA法にて定量したところ、LPS刺激のあるマクロファージ・脂肪細胞共培養系では無刺激の場合よりも、RANTESについては約40倍、KCについては350倍以上に産生が元進した。【結論および考察】脂肪細胞とマクロファージをLPS刺激することで、IL-6やMCP-1以外にRANTESおよびKCといったアディポサイトカインの産生性が元進した。RANTESは脂肪細胞へのT細胞リンパ球浸潤に、KCは脂肪細胞における毛細血管新生に関与する可能性がある。すなわち、歯周病のような慢性の微細感染症に由来する抗原が、脂肪細胞における炎症性変化を充進することによって、動脈硬化や糖尿病をさらに悪化させる可能性が示唆された。
英文摘要
【目的】近年、脂肪細胞からのアディポサイトカイン産生に、マクロファージが関与する可能性が報告された。すなわち、脂肪細胞周囲血管に集積したマクロファージに由来するサイトカインが脂肪細胞に働いて、アディポサイトカイン(脂肪組織由来生理活性物質)産生が元進し糖尿病や動脈硬化が一層増悪するという、脂肪細胞・マクロファージ相互作用説である。一方、高感度CRPの上昇が虚血性心疾患の予知因子として有用であるという事実に代表されるように、軽微な慢性感染症が、動脈硬化の増悪因子として働く可能性が示唆されている。これまでに、代表的なアディポサイトカインであるIL-6およびMCP-1に注目し、脂肪細胞・マクロファージ共培養系に低濃度のLPS刺激を加えた際、LPS無刺激時と比較してIL-6で100倍以上、MCP-1セ約50倍、それらの産生性が充進することを報告した(Yamashita, et. al.,Obesity,2007)。しかしながら脂肪細胞由来アディポサイトカインは多種多様であり、マクロファージとの相互作用でIL-6やMCP-1以外の分子の産生性に変化があるか否かについては未だ明らかでない。そこで今回、脂肪細胞・マクロファージ共培養系を低濃度のLPSで作用させた場合のサイトカイン産生性の変化を知るため、抗体アレイの手法を用いて産生量が著明に増加する分子の解析を行った。【方法】1.細胞および培養マクロファージ由来細胞株RAW264.7とマウス由来前駆脂肪細胞3T3-L1を使用した。3T3-L1を分化誘導し、誘導開始から14日後の細胞を分化脂肪細胞として用いた。2脂肪細胞・マクロファージの共培養およびLPS刺激分化した3T3-LI細胞(1x10^5cell/well)およびRAW264,7(5x10^4cell/well)を、0.4umの孔を有するメンブレンで上室と下室が分離され液性因子のみが各窒問を移動できるようにしたトランズウェルシステム(Corning)で共培養し、両細胞をE.coliLPS(1ng/ml)で24時間刺激した。3.培養上清中のサイトカイン量の抗体アレイによる解析回収した培養上清中のサイトカインを抗体アレイ(Ray Biotech,Inc)を用いて解析した。なお、産生性の変化が著明であったものに関しては、その量をEHSAキット(R&D)にて定量した。【結果】1.抗体アレイ法により、マクロファージ・脂肪細胞共培養系を低濃度細菌LPS刺激した際、先行研究で明らかにしたIL-6およびMCP-1ともに、RANTESとKCの産生性が元進していることが明らかになった。2.ELISA法にて定量したところ、LPS刺激のあるマクロファージ・脂肪細胞共培養系では無刺激の場合よりも、RANTESについては約40倍、KCについては350倍以上に産生が元進した。【結論および考察】脂肪細胞とマクロファージをLPS刺激することで、IL-6やMCP-1以外にRANTESおよびKCといったアディポサイトカインの産生性が元進した。RANTESは脂肪細胞へのT細胞リンパ球浸潤に、KCは脂肪細胞における毛細血管新生に関与する可能性がある。すなわち、歯周病のような慢性の微細感染症に由来する抗原が、脂肪細胞における炎症性変化を充進することによって、動脈硬化や糖尿病をさらに悪化させる可能性が示唆された。
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high glucose up-regulates lipopolysaccharide-stimulated inflammatory cytokine production via c-jin N-terminal kinase in the monocytic cell line THP-1.
在单核细胞系 THP-1 中,高葡萄糖通过 c-jin N 末端激酶上调脂多糖刺激的炎症细胞因子的产生。
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
J Endotoxin Res. 13(4)
影响因子:
--
作者:
[Iwata H., et. al.]
通讯作者:
et. al.
Macrophage-adipocyte interaction : marked IL-6 production by co-cultures stimulated with LPS
巨噬细胞-脂肪细胞相互作用:LPS 刺激的共培养物显着产生 IL-6
DOI:
--
发表时间:
期刊:
Obesity (In press)
影响因子:
--
作者:
[Ebisu, S, et. al., Fukuhara M et al., Kataoka K et al., Sonoki K et al., Takata Y et al., Takata Y et al., Yamashita A et al.]
通讯作者:
Yamashita A et al.
マルチフルリスクファクターシンドロームを有する慢性歯周炎患者の一症例
慢性牙周炎合并多危险因素综合征一例
DOI:
--
发表时间:
期刊:
日夲歯周病学会会誌 (印刷中)
影响因子:
--
作者:
[下江正幸, 岩本義博, 新井英雄, 西村英紀, 高柴正悟]
通讯作者:
高柴正悟
高血糖状態でLPS刺激を受けた単球におけるTNF-αおよびHCP-1の産生亢進にはJNKの活性が深く関与する
JNK 活性与高血糖条件下 LPS 刺激的单核细胞中 TNF-α 和 HCP-1 的产生增加密切相关
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
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作者:
[岩田 宏隆, 他]
通讯作者:
他
肝細胞における歯周炎症誘導性インスリン抵抗性の機序解明に関する研究
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批准号:16791313
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.98万
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负责人:岩本 義博
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依托单位:
海外基金