18世紀イングランドにおける啓蒙の多元性と女性著述家の思想形成

启蒙运动的多元主义与18世纪英国女作家的思想形成

• 批准号: 18820053
• 负责人: 梅垣 千尋
• 金额: $ 0.96万
• 依托单位: Aoyama Gakuin Women's Junior College
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
• 财政年份: 2006
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2006 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18820053/
• 关键词: 思想史; 西洋史; イングランド; 啓蒙; 女性; イギリス

本研究は、啓蒙期イングランドにおける女性著述家たちの文筆活動を対象として、啓蒙という過程を女性がいかに経験したのかを明らかにすることを目的とする。最終年にあたる本年度は、大きく分けて(1)メアリ・ウルストンクラフトの思想的射程の確認、(2)ジェンダーの視点による18世紀啓蒙言説の分析、(3)ジェイン・ウエストについての実証研究、という三つの作業を行った。以下、それぞれの概要を述べる。(1)啓蒙期の代表的な女性著述家、メアリ・ウルストンクラフト(1759-1797)のフェミニズム思想の理論的・系譜的な広がりを確認した。その成果は、「メアリ・ウルストンクラフトと女性の人権」(辻村みよ子編『ジェンダーの基礎理論と法』東北大学出版会)および「フェミニズム」(日本イギリス哲学会編『イギリス哲学・思想事典』研究社)に収録された。(2)イングランド啓蒙の多元性をジェンダーの観点から明らかにするため、アディソン、マンデヴィル、チェスタフィールド、シャフツベリ、バラ、ウィルクスらの著作のなかで「男らしさ」や「女らしさ」にどのような意味づけがなされているのかを分析した。その成果は、「18世紀イングランドにおける啓蒙の多元性-ジェンダーの視点から」(『青山学院女子短期大学紀要』第61輯)にまとめた。(3)8月にイギリスで史料調査を行い、保守的な立場から小説や政治論を発表したジェイン・ウェスト(1758-1852)についての実証的研究を進めた。ボードリアン図書館では、ジェイン・ウェストがトマス・パーシー(Thomas Percy,1729-1811)とかわした100通ほどの書簡を読み、彼女がほかの女性著述家たちとの関係や比較のなかでどのように自己の立場を提示しようとしていたのかが明らかとなった。この調査の成果は別途発表を予定している。

This study focuses on the enlightenment period and the enlightenment process of women's writing activities. This year, we will conduct research on (1) identification of the range of ideas,(2) analysis of the 18th century enlightenment,(3) practical research, and (4) research on the implementation of the three tasks. The following is a summary of the above. (1)The representative of the Enlightenment period is the female author, who wrote the book (1759-1797). The results of the research were published in "Women's Philosophy"(Tohoku University Press, edited by Miko Tsutomura) and "Women's Philosophy"(Research Society of Philosophy, edited by Japan Institute of Philosophy). (2)The multidimensionality of the film is analyzed from the perspective of "male" to "female" and from the perspective of "female". "The diversity of enlightenment in the 18th century"(Journal of Aoyama Gakuin Women's Junior College, Series 61) (3)8 The historical investigation of the history of literature and history was carried out in the middle of the month, and the conservative position was adopted. The novel and political theory were published in the journal of literature and history (1758-1852). The research of the historical evidence was carried out in the middle of the month. The book was written by Thomas Percy (1729-1811), who wrote about the relationship between women and their families. The results of this investigation are expected to be presented in different ways.

项目成果

18世紀イングランドにおける啓蒙の多元性-ジェンダーの視点から

18世纪英国启蒙运动的多元化——从性别角度看

• 发表时间: 2007
• 期刊: 青山学院女子短期大学紀要 第61輯
• 作者: ジャン=クリスチャン・プチフィス(学術翻訳:訳者 玉田敦子;橋本;坂口;真部);梅垣 千尋
• 通讯作者: 梅垣 千尋

メアリ・ウルストンクラフトと女性の人権

玛丽·沃斯通克拉夫特和妇女人权

• 发表时间: 2007
• 期刊: 辻村みよ子編『ジェンダーの基礎理論と法』東北大学出版会(第10章を分担執筆)
• 作者: ジャン=クリスチャン・プチフィス(学術翻訳:訳者 玉田敦子;橋本;坂口;真部);梅垣 千尋;梅垣 千尋
• 通讯作者: 梅垣 千尋

フェミニズム

女权主义

• 发表时间: 2007
• 期刊: 日本イギリス哲学会編『イギリス哲学・思想事典』研究社(項目分担執筆)
• 作者: ジャン=クリスチャン・プチフィス(学術翻訳:訳者 玉田敦子;橋本;坂口;真部);梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋
• 通讯作者: 梅垣 千尋

イングランド啓蒙と女性-研究視角と問題設定(後編)

英国的启蒙与女性——研究视角与问题设定（第二部分）

• 发表时间: 2006
• 期刊: 青山学院女子短期大学紀要 第60輯
• 作者: ジャン=クリスチャン・プチフィス(学術翻訳:訳者 玉田敦子;橋本;坂口;真部);梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋
• 通讯作者: 梅垣 千尋

革命の時代の男女平等論-メアリ・ウルストンクラフトの革新性

革命时代的性别平等理论——玛丽·沃斯通克拉夫特的创新

• 发表时间: 2006
• 期刊: イギリス近現代女性史研究入門(河村貞枝, 今井けい編)(青山書店)(第1章 第1節を分担執筆)
• 作者: ジャン=クリスチャン・プチフィス(学術翻訳:訳者 玉田敦子;橋本;坂口;真部);梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋;梅垣 千尋
• 通讯作者: 梅垣 千尋