界面水分子のダイナミクス制御による高機能・高選択性を持つ生体適合性材料の構築
界面水分子のダイナミクス制御による高機能・高選択性を持つ生体適合性材料の構築
批准号:
18700423
负责人:
林 智広
金额:
$2.3万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
本研究を通じて最も血液適合性に優れている高分子といわれるPMEA(poly(2-methoxyethyl acrylate))の血液適合性及び抗たんぱく質吸着のメカニズムを走査型原子間力顕微鏡(AFM: Atomic force Microscopy)を用いてPMEAと生体分子間の相互作用を直接的に計測することによって明らかにした。我々の結果はPMEAの血液適合性は界面に存在するイオンによる静電気的な相互作用に由来するのではなく、界面に存在するバルクの水よりも動きが遅い水分子の層によるものであるということが明らかになった。さらに我々は界面水分子によって引き起こされる相互作用を分子スケールで測定するために、PMEA表面よりも水-基板表面の界面が明確であり、同様に抗タンパク質吸着特性を示す、オリゴエチレングリコール末端基を持つアルカンチオール自己組織化膜(OEG-SAM)を用いて相互作用の測定を行った。その結果OEG-SAM近傍には2-3nmの厚さで安定して存在する水分子の層が確認された。本発見は抗タンパク質吸着特性に界面水分子の構造、ダイナミクスが深く関係していると言うことを直接的に示した初めての例であり、今後生体適合性材料を設計する上で非常に有用な指針を与えることが期待される。
英文摘要
本研究を通じて最も血液適合性に優れている高分子といわれるPMEA(poly(2-methoxyethyl acrylate))の血液適合性及び抗たんぱく質吸着のメカニズムを走査型原子間力顕微鏡(AFM: Atomic force Microscopy)を用いてPMEAと生体分子間の相互作用を直接的に計測することによって明らかにした。我々の結果はPMEAの血液適合性は界面に存在するイオンによる静電気的な相互作用に由来するのではなく、界面に存在するバルクの水よりも動きが遅い水分子の層によるものであるということが明らかになった。さらに我々は界面水分子によって引き起こされる相互作用を分子スケールで測定するために、PMEA表面よりも水-基板表面の界面が明確であり、同様に抗タンパク質吸着特性を示す、オリゴエチレングリコール末端基を持つアルカンチオール自己組織化膜(OEG-SAM)を用いて相互作用の測定を行った。その結果OEG-SAM近傍には2-3nmの厚さで安定して存在する水分子の層が確認された。本発見は抗タンパク質吸着特性に界面水分子の構造、ダイナミクスが深く関係していると言うことを直接的に示した初めての例であり、今後生体適合性材料を設計する上で非常に有用な指針を与えることが期待される。
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血液適合性高分子と血中タンパク質の相互作用:界面水分子の役割について
血液相容性聚合物和血液蛋白之间的相互作用:界面水分子的作用
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[林智広, 田中賢, 山本貞明, 下村政嗣, 原正彦]
通讯作者:
原正彦
原子間力顕微鏡を用いた無機物認識ペプチドのターゲット認識メカニズムの解明
利用原子力显微镜阐明无机识别肽的靶标识别机制
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
表面科学 28
影响因子:
--
作者:
[林智広, 佐野健一, 芝清隆, 岩堀健治, 山下一郎, 原正彦]
通讯作者:
原正彦
AFMを用いた血液適合性高分子と血中タンパク質の相互作用の直接測定
使用 AFM 直接测量血液相容性聚合物和血液蛋白之间的相互作用
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[林智広, 田中賢, 山本 貞明, 下村政嗣, 原正彦]
通讯作者:
原正彦
Interaction between Proteins and Blood-Compatible Polymer Surfaces Measured by Atomic Force Microscopy
通过原子力显微镜测量蛋白质和血液相容性聚合物表面之间的相互作用
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tomohiro Hayashi, Masaru Tanaka, Sadaaki Yamamoto, Masatsugu Shimomura, and lχdasahiko Hara]
通讯作者:
and lχdasahiko Hara
DOI:
10.1116/1.2794712
发表时间:
2007-12-01
期刊:
BIOINTERPHASES
影响因子:
2.1
作者:
[Hayashi, Tomohiro, Tanaka, Masaru, Hara, Masahiko]
通讯作者:
Hara, Masahiko
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