ネマチック液晶場におけるポリペプチド極性構造の自発的創生の解明とその利用
ネマチック液晶場におけるポリペプチド極性構造の自発的創生の解明とその利用
批准号:
24350054
负责人:
渡邊 順次
金额:
$11.23万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
生物組織を構成する代表的な繊維状たんぱく質であるコラーゲンは自発的に極性構造を形成する。一般的には、分子は極性を打ち消した構造を形成するため、この事実は生体分子が生物学的な役割を果たしていることと密接に関係していると考えられる。理論によれば、棒状の分子が大きな双極子をもつことによって、極性構造が発現すると理解されている。本研究課題では、大きな双極子モーメントを分子長軸方位に持つ棒状のα-ヘリカル・ポリペプチドが液晶状態で極性ネマチック液晶を形成するという現象について、その典型的な高分子であるポリグルタミン酸エステルを用いて明確に示すとともに、極性構造を利用した機能材料の創生や生物学的意義の解明に取り組む。今年度は以下の2項目について検討を行った。●極性ネマチック・モノドメイン液晶の調整種々の溶媒を用い、リオトロピック極性ネマチック液晶および非極性ネマチック液晶を調整した後、乾燥固化した固体フィルムの構造解析を行った。溶媒種によらず、極性ネマチック液晶から形成される構造はFormBであり、非極性ネマチック液晶から形成される構造はFormCであることがわかった。第二次高調波発生測定から前者で、極性構造が保たれていることを確認した。●極性液晶ゲルに関する検討極性液晶ゲルの構造と物性をX線構造解析、光散乱測定、走査型電子顕微鏡観察等を通して検討した。磁場配向により高度に配向した極性液晶ゲルは顕著な光散乱の異方性を示し、散乱型の偏光板となり得ることを見出した。またポリペプチドが形成するαらせんどうしの会合により、長周期の重らせん構造が形成されている可能性が示された。
英文摘要
生物組織を構成する代表的な繊維状たんぱく質であるコラーゲンは自発的に極性構造を形成する。一般的には、分子は極性を打ち消した構造を形成するため、この事実は生体分子が生物学的な役割を果たしていることと密接に関係していると考えられる。理論によれば、棒状の分子が大きな双極子をもつことによって、極性構造が発現すると理解されている。本研究課題では、大きな双極子モーメントを分子長軸方位に持つ棒状のα-ヘリカル・ポリペプチドが液晶状態で極性ネマチック液晶を形成するという現象について、その典型的な高分子であるポリグルタミン酸エステルを用いて明確に示すとともに、極性構造を利用した機能材料の創生や生物学的意義の解明に取り組む。今年度は以下の2項目について検討を行った。●極性ネマチック・モノドメイン液晶の調整種々の溶媒を用い、リオトロピック極性ネマチック液晶および非極性ネマチック液晶を調整した後、乾燥固化した固体フィルムの構造解析を行った。溶媒種によらず、極性ネマチック液晶から形成される構造はFormBであり、非極性ネマチック液晶から形成される構造はFormCであることがわかった。第二次高調波発生測定から前者で、極性構造が保たれていることを確認した。●極性液晶ゲルに関する検討極性液晶ゲルの構造と物性をX線構造解析、光散乱測定、走査型電子顕微鏡観察等を通して検討した。磁場配向により高度に配向した極性液晶ゲルは顕著な光散乱の異方性を示し、散乱型の偏光板となり得ることを見出した。またポリペプチドが形成するαらせんどうしの会合により、長周期の重らせん構造が形成されている可能性が示された。
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ポリ (γ-ベンジルグルタメート)液晶ゲルの構造解析と光散乱特性
聚γ-谷氨酸苄酯液晶凝胶的结构分析及光散射性能
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tokita M., Shikinaka K., Hoshino T., Fujii K., Mikami J., Koshimizu N. Shigehara K., 中楯順一・澤山雄基・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次, 澤山雄貴・中楯順一・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次]
通讯作者:
澤山雄貴・中楯順一・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次
DOI:
10.1016/j.polymer.2012.12.072
发表时间:
2013-02
期刊:
Polymer
影响因子:
4.6
作者:
[M. Tokita;K. Shikinaka;T. Hoshino;Kyohei Fujii;J. Mikami;Noboru Koshimizu;Koichi Sakajiri;Sungmin Kang;J. Watanabe;K. Shigehara]
通讯作者:
M. Tokita;K. Shikinaka;T. Hoshino;Kyohei Fujii;J. Mikami;Noboru Koshimizu;Koichi Sakajiri;Sungmin Kang;J. Watanabe;K. Shigehara
らせん形態を有するポリグルタミン酸エステルの極性構造
螺旋形聚谷氨酸酯的极性结构
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tokita M., Shikinaka K., Hoshino T., Fujii K., Mikami J., Koshimizu N. Shigehara K., 中楯順一・澤山雄基・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次]
通讯作者:
中楯順一・澤山雄基・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次
ポリ(γ-ベンジルグルタメート)液晶から得た配向ゲルの異方的な光散乱特性とその構造解析
聚(γ-谷氨酸苄酯)液晶定向凝胶的各向异性光散射特性及结构分析
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永光輝義, 滝久智, 菊地賢, 加藤珠理, 石金卓也, 前田孝介, 澤山雄貴・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次]
通讯作者:
澤山雄貴・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次
らせん形態を有するポリグルタミン酸エステルが形成する極性液晶
具有螺旋形貌的聚谷氨酸酯形成的极性液晶
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永光輝義, 滝久智, 菊地賢, 加藤珠理, 石金卓也, 前田孝介, 澤山雄貴・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次, 中楯順一・木原史織・顔竹君・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次]
通讯作者:
中楯順一・木原史織・顔竹君・坂尻浩一・姜聲敏・戸木田雅利・渡辺順次
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