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印欧祖語の枠組みにおけるリトアニア語のアクセントの研究

印欧祖語の枠組みにおけるリトアニア語のアクセントの研究
原始印欧语框架下的立陶宛口音研究
批准号:
08J04987
负责人:
山崎 瑤子
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
リトアニア語では長母音・二重母音・混合二重母音〔同音節内の、「母音+ソナント」の音連続〕に落ちるアクセントに上昇調と下降調のアクセントを区別する。親縁関係にある諸言語とのアクセント対応から、リトアニア語の上昇調アクセントはProto-Balto-Slavicのnon-acute音節核に、下降調アクセントはProto-Balto-Slavlcのacute音節核に遡るとされる。そのacute音節核が印欧祖語の^*-VRHC-,^*-RHC-〔ただし、^*V:母音、^*R:ソナント、^*R:子音間で母音的にふるまうソナント、^*H:喉音〕の音連続に遡ることは、通説となっている。しかし、それ以外の点では様々な問題があり、筆者は、それらの問題を解決することによって、リトアニア語のアクセントの歴史を整理することを目指した。それらの問題の一つに、n-語幹名詞の語末音調の問題がある。リトアニア語のn-語幹名詞の単数主格形の語末は、akmuo「石」のように上昇調アクセントを持つ長母音で実現される。同源語形式との比較によって、主格単数の語末は、印欧祖語の段階で既に長母音oであったことがわかっている。しかし、印欧祖語の段階ですでに長母音であったものはacuteとしての音節特徴を付与され、原則としてリトアニア語では下降調アクセントで実現される。特に語末ではLeskien's lawというacute音節の短縮という短母音化を経た。従ってリトアニア語のn-語幹名詞の語末が何故上昇調の長母音を持つのかが問題となる。筆者はこの問題に対してmonosyllabic circumflexionという現象に着目した解釈を提案した。この現象はバルト・スラブ諸語で長母音を含む単音節語がacute特徴を失い、リトアニア語ではそれが上昇調アクセントで実現されるというものである。リトアニア語のn-語幹名詞には、suo「犬」とzmuo「人間」の二つの単音節語があり、このプロセスを経てLesklen's lawによる短縮を免れ、このような単音節語の長母音においてはacute特徴が失われたと考えることができる。リトアニア語に存在する、minimal wordは2モーラで構成されるという制約(Blevins 1993)によって、多音節語の語尾によって†su,†zuが発生する可能性よりも単音節語の語尾-uoが優先されたと考えられる。
英文摘要
リトアニア語では長母音・二重母音・混合二重母音〔同音節内の、「母音+ソナント」の音連続〕に落ちるアクセントに上昇調と下降調のアクセントを区別する。親縁関係にある諸言語とのアクセント対応から、リトアニア語の上昇調アクセントはProto-Balto-Slavicのnon-acute音節核に、下降調アクセントはProto-Balto-Slavlcのacute音節核に遡るとされる。そのacute音節核が印欧祖語の^*-VRHC-,^*-RHC-〔ただし、^*V:母音、^*R:ソナント、^*R:子音間で母音的にふるまうソナント、^*H:喉音〕の音連続に遡ることは、通説となっている。しかし、それ以外の点では様々な問題があり、筆者は、それらの問題を解決することによって、リトアニア語のアクセントの歴史を整理することを目指した。それらの問題の一つに、n-語幹名詞の語末音調の問題がある。リトアニア語のn-語幹名詞の単数主格形の語末は、akmuo「石」のように上昇調アクセントを持つ長母音で実現される。同源語形式との比較によって、主格単数の語末は、印欧祖語の段階で既に長母音oであったことがわかっている。しかし、印欧祖語の段階ですでに長母音であったものはacuteとしての音節特徴を付与され、原則としてリトアニア語では下降調アクセントで実現される。特に語末ではLeskien's lawというacute音節の短縮という短母音化を経た。従ってリトアニア語のn-語幹名詞の語末が何故上昇調の長母音を持つのかが問題となる。筆者はこの問題に対してmonosyllabic circumflexionという現象に着目した解釈を提案した。この現象はバルト・スラブ諸語で長母音を含む単音節語がacute特徴を失い、リトアニア語ではそれが上昇調アクセントで実現されるというものである。リトアニア語のn-語幹名詞には、suo「犬」とzmuo「人間」の二つの単音節語があり、このプロセスを経てLesklen's lawによる短縮を免れ、このような単音節語の長母音においてはacute特徴が失われたと考えることができる。リトアニア語に存在する、minimal wordは2モーラで構成されるという制約(Blevins 1993)によって、多音節語の語尾によって†su,†zuが発生する可能性よりも単音節語の語尾-uoが優先されたと考えられる。
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会议论文
The Saussure Effect in Lithuanian
立陶宛语中的索绪尔效应
DOI: --
发表时间: 2009
期刊: The Journal of Indo-European Studies 37
影响因子: --
作者: [大橋万紀, 他3名, Yoko YAMAZAKI]
通讯作者: Yoko YAMAZAKI
リトアニア語におけるn-語幹名詞の語末音調について
关于立陶宛语 n 词干名词的最后声调
DOI: --
发表时间: 2009
期刊:
影响因子: --
作者: [渡邉隆広, 中村俊夫, 西村弥亜, 松中哲也, 酒井貴悠, 堀内一穂, Xiao Lin, 奈良郁子, 掛川武, Liping Zhu, 井村敬一郎, 山崎瑤子]
通讯作者: 山崎瑤子