Claudin-4 binderを利用したパイエル板指向性経口ワクチンの開発
Claudin-4 binderを利用したパイエル板指向性経口ワクチンの開発
批准号:
09J02953
负责人:
角谷 秀樹
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2010
中文摘要
粘膜ワクチンは粘膜面、体液性・細胞性免疫誘導活性を有しており長年に渡り理想的な感染予防法であると謳われている.パイエル板を始めとする粘膜組織にはClaudin-4が高発現しており,Claudin-4を利用した粘膜ワクチン開発の可能性が示唆されているものの,claudin-4指向性分子に関する研究は立ち遅れておりclaudin-4を利用した粘膜ワクチン開発は進んでいない.Claudin-4結合分子としてはウエルシュ菌エンテロトキシン断片(C-CPE)が知られている.現在までに申請者は,世界に先駆けてC-CPEを利用した薬物送達研究を推進し,C-CPEを付加することにより蛋白質およびリポソームにclaudin-4指向性を付与できることを見出してきた.当該申請課題は,これら独自のclaudin-4 binderの研究成果を基に,『粘膜ワクチン』の開発を目指すものである.本年度はモデル抗原OVAとC-CPEとの融合蛋白質を作製し,融合蛋白質による免疫賦活化作用を検証した.その結果,週1回,計3回経鼻投与することで,OVA特異的な抗体価の上昇が血清および鼻腔粘膜,膣粘膜,腸管粘膜において観察された.さらに,IgGサブクラスであるIgG1,IgG2a抗体価の上昇,Th1系サイトカインIFN-γ,Th2系サイトカインIL-2の産生が認められた.また,OVA-C-CPEの経口投与による免疫賦活化作用を解析したところ,抗原特異的な免疫賦活化作用は観察されなかった.このことは,腸管粘膜における免疫寛容が原因であると考え,免疫寛容を解除することのできるリポソームを用いた解析を進めているところである.以上の知見は,claudin-4を標的としたワクチン開発が可能であることを示唆するものであり,粘膜ワクチン開発においてこれまで問題となっていた,粘膜免疫組織への抗原送達に対する解決の糸口を示すものである.
英文摘要
粘膜ワクチンは粘膜面、体液性・細胞性免疫誘導活性を有しており長年に渡り理想的な感染予防法であると謳われている.パイエル板を始めとする粘膜組織にはClaudin-4が高発現しており,Claudin-4を利用した粘膜ワクチン開発の可能性が示唆されているものの,claudin-4指向性分子に関する研究は立ち遅れておりclaudin-4を利用した粘膜ワクチン開発は進んでいない.Claudin-4結合分子としてはウエルシュ菌エンテロトキシン断片(C-CPE)が知られている.現在までに申請者は,世界に先駆けてC-CPEを利用した薬物送達研究を推進し,C-CPEを付加することにより蛋白質およびリポソームにclaudin-4指向性を付与できることを見出してきた.当該申請課題は,これら独自のclaudin-4 binderの研究成果を基に,『粘膜ワクチン』の開発を目指すものである.本年度はモデル抗原OVAとC-CPEとの融合蛋白質を作製し,融合蛋白質による免疫賦活化作用を検証した.その結果,週1回,計3回経鼻投与することで,OVA特異的な抗体価の上昇が血清および鼻腔粘膜,膣粘膜,腸管粘膜において観察された.さらに,IgGサブクラスであるIgG1,IgG2a抗体価の上昇,Th1系サイトカインIFN-γ,Th2系サイトカインIL-2の産生が認められた.また,OVA-C-CPEの経口投与による免疫賦活化作用を解析したところ,抗原特異的な免疫賦活化作用は観察されなかった.このことは,腸管粘膜における免疫寛容が原因であると考え,免疫寛容を解除することのできるリポソームを用いた解析を進めているところである.以上の知見は,claudin-4を標的としたワクチン開発が可能であることを示唆するものであり,粘膜ワクチン開発においてこれまで問題となっていた,粘膜免疫組織への抗原送達に対する解決の糸口を示すものである.
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1124/mol.109.058412
发表时间:
2009-10-01
期刊:
MOLECULAR PHARMACOLOGY
影响因子:
3.6
作者:
[Saeki, Rie, Kondoh, Masuo, Yagi, Kiyohito]
通讯作者:
Yagi, Kiyohito
Claudin-4 binder を利用した新規粘膜ワクチン開発
使用 Claudin-4 结合剂开发新型粘膜疫苗
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[角谷秀樹, 近藤昌夫, 八木清仁]
通讯作者:
八木清仁
DOI:
10.1016/j.ejpb.2010.03.003
发表时间:
2010-06-01
期刊:
EUROPEAN JOURNAL OF PHARMACEUTICS AND BIOPHARMACEUTICS
影响因子:
4.9
作者:
[Kakutani, Hideki, Kondoh, Masuo, Yagi, Kiyohito]
通讯作者:
Yagi, Kiyohito