国際標準プロトコールによる乳牛における妊娠喪失の発生状況解析
国際標準プロトコールによる乳牛における妊娠喪失の発生状況解析
批准号:
10F00112
负责人:
片桐 成二
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
平成23年度の研究では、子宮内膜炎の後遺として生じる子宮内膜の組織学的変化を非侵襲的、かつ客観的に評価する指標として、PCR法によりいくつかの分子マーカビの発現を調べるとともに、超音波検査により子宮内膜の厚さを評価し、臨床所見および予後との関連を検討した。その結果、子宮内膜生検材料を用いた細胞診による多核白血球の出現率と発情後3および7日目の子宮内膜におけるサイトカイン(IL-4/IL-8)の発現比に高い相関(r=0.76)がみられた。一方、IL-4/IL-8の発現比が高かった牛の多くは炎症治癒の過程が速やかで(P<0.01)、かつその後の受胎成績は比較的良好であった。このことから、IL-4/IL-8比を含め、関連する他の分子マーカー発現から子宮内膜炎の予後に関する情報の得られることが分かった。一方、子宮内膜炎が治癒し、細胞診では炎症が認められないにも関わらず妊娠しない牛(分娩後180日以上)では、同時期の正常牛に比べて子宮内膜が薄く、子宮腺の発達が悪かった。とくに、分娩後に産褥性子宮炎を発症した牛および長期間(6週間以上)子宮に炎症の持続した牛では、対照牛に比べ発情期の子宮内膜の厚さに差異はみられなかったが、黄体期の子宮内膜の厚さが有意に減少していることが分かった。そこで、発情期および黄体期の子宮内膜の厚さおよび卵巣由来の性ステロイドホルモンおよびそのレセプター発現を調べたところ、血中ホルモン濃度には差異は見られなかったが、発情期の子宮内膜組織中のエストロジェンレセプター濃度(組織重量あたり)および黄体期の子宮内膜中のプロジェステロンおよび同レセプター濃度が対照牛に比べ低いことが明らかになった。以上のことから、子宮内膜の炎症が消失した後も長期間にわたって受胎しない牛には、子宮内膜炎発症中のサイトカイン発現および炎症消失後の内分泌因子の動態に特徴のあることが明らかとなった。これらの成果は、子宮内膜炎牛の治療方針決定および予後の推測に重要な情報であり、今後どの牛を、どの時期に治療し、どの時期に淘汰を決定するかなどの指標を提供することにつながるものである。
英文摘要
平成23年度の研究では、子宮内膜炎の後遺として生じる子宮内膜の組織学的変化を非侵襲的、かつ客観的に評価する指標として、PCR法によりいくつかの分子マーカビの発現を調べるとともに、超音波検査により子宮内膜の厚さを評価し、臨床所見および予後との関連を検討した。その結果、子宮内膜生検材料を用いた細胞診による多核白血球の出現率と発情後3および7日目の子宮内膜におけるサイトカイン(IL-4/IL-8)の発現比に高い相関(r=0.76)がみられた。一方、IL-4/IL-8の発現比が高かった牛の多くは炎症治癒の過程が速やかで(P<0.01)、かつその後の受胎成績は比較的良好であった。このことから、IL-4/IL-8比を含め、関連する他の分子マーカー発現から子宮内膜炎の予後に関する情報の得られることが分かった。一方、子宮内膜炎が治癒し、細胞診では炎症が認められないにも関わらず妊娠しない牛(分娩後180日以上)では、同時期の正常牛に比べて子宮内膜が薄く、子宮腺の発達が悪かった。とくに、分娩後に産褥性子宮炎を発症した牛および長期間(6週間以上)子宮に炎症の持続した牛では、対照牛に比べ発情期の子宮内膜の厚さに差異はみられなかったが、黄体期の子宮内膜の厚さが有意に減少していることが分かった。そこで、発情期および黄体期の子宮内膜の厚さおよび卵巣由来の性ステロイドホルモンおよびそのレセプター発現を調べたところ、血中ホルモン濃度には差異は見られなかったが、発情期の子宮内膜組織中のエストロジェンレセプター濃度(組織重量あたり)および黄体期の子宮内膜中のプロジェステロンおよび同レセプター濃度が対照牛に比べ低いことが明らかになった。以上のことから、子宮内膜の炎症が消失した後も長期間にわたって受胎しない牛には、子宮内膜炎発症中のサイトカイン発現および炎症消失後の内分泌因子の動態に特徴のあることが明らかとなった。これらの成果は、子宮内膜炎牛の治療方針決定および予後の推測に重要な情報であり、今後どの牛を、どの時期に治療し、どの時期に淘汰を決定するかなどの指標を提供することにつながるものである。
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乳牛における胚死滅発生状況とその背景
奶牛胚胎死亡的发生及背景
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
MPアグロジャーナル
影响因子:
--
作者:
[Doanh PN, Hien HV, Nonaka N, Horii Y, Nawa Y, 片桐成二]
通讯作者:
片桐成二
乳牛における発情後3日目の子宮内膜上皮成長因子濃度と胚死滅の発生時期および頻度の関係
奶牛发情后第3天子宫内膜表皮生长因子浓度与胚胎死亡时间和频率的关系
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[片桐成二, Gokarna Gautam、森好政晴]
通讯作者:
Gokarna Gautam、森好政晴
2種の腟内留置型プロジェステロン徐放剤を用いた定時胚移植プログラムにおける受胎率、P4濃度変化および排卵後2日目の子宮内膜EGF濃度の検討
使用两种阴道留置孕酮缓释剂在预定胚胎移植计划中检查排卵后第二天的受孕率、P4浓度变化和子宫内膜EGF浓度
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永井克尚、片桐成二, 他4名]
通讯作者:
他4名
牛の精漿による子宮内膜の免疫調節
牛精浆对子宫内膜的免疫调节
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永井克尚、片桐成二, 他3名, 片桐成二]
通讯作者:
片桐成二
Seminal plasma contains protein to normalize the epidermal growth factor profile in the uterine endometrium and to restore fertility in repeat breeder cows
精浆含有蛋白质,可以使子宫内膜中的表皮生长因子谱正常化,并恢复重复繁殖奶牛的生育力
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Katagiri, et al]
通讯作者:
et al
共 10 条
牛子宮での上皮成長因子異常におけるToll様受容体4活性化の意義と治療への応用
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批准号:23H00353
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$30.37万
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财政年份:2023
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负责人:片桐 成二
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依托单位:
Regulatory mechanisms of seminal proteins on uterine function and its application to improvement of fertility in cows
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批准号:19H00964
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$28.7万
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财政年份:2019
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负责人:片桐 成二
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依托单位:
ウシの子宮内細胞増殖因子およびレセプターの発現異常による着床不全に関する研究
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批准号:11760188
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.47万
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财政年份:1999
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负责人:片桐 成二
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依托单位: