パイエル板のTFH細胞形成におけるToll様受容体と腸内細菌の役割に関する評価
パイエル板のTFH細胞形成におけるToll様受容体と腸内細菌の役割に関する評価
批准号:
10F00793
负责人:
FAGARASAN Sidonia (2012)
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
本研究の目的は、バイエル板におけるFoxp3+制御性T細胞由来の濾胞ヘルパーT細胞サブセット(Tfh)への分化制御機構やTfhサブセットの機能を明らかにすることである。この目的に即して、腸内細菌や腸内代謝産物を認識しTfhへの分化を制御する細胞群の同定を試みた。本研究における3つの主要な発見を報告する。第一に、好酸球はバイエル板TfhやIgA産生に必要不可欠であるということである。好酸球欠損マウスを用いてTfh細胞数、IgA産生における好酸球の役割を検討した結果、好酸球欠損マウスではバイエル板Tfh細胞数の減少やIgA産生量の減弱が認められた。第二に、ビタミンAは腸管における好酸球の生存に必須であるということを見出した。野生型マウスおよびビタミンA欠損マウスにおける腸管での好酸球の細胞数を比較検討した結果、現在までに、ビタミンA欠損マウスでは小腸および脂肪組織において好酸球数が減少しているという結果が得られている。第三に、抗生物質投与マウスでは成熟好酸球の割合が増加していることを発見した。マウスに抗生物質を投与して好酸球数の変化を調べた結果、抗生物質投与群と非投与群とでは好酸球数に変化は見られなかった。次に、抗生物質投与が好酸球の代謝回転速度に影響を及ぼすかどうかを検討した。その結果、抗生物質非投与群と比較して抗生物質投与群では好酸球代謝回転速度の減少が観察された。これらの結果より、本研究はTfhサブセットへの分化制御を担う新たな細胞群として好酸球を同定すると共に、好酸球代謝回転速度における腸内細菌や腸内代謝産物の役割を示した。さらに好酸球が非感染時においても腸の白血球の主要な集団であり腸内細菌叢依存的に維持されていることを見出した。本研究結果は新規腸管免疫誘導機構を提示した点でたいへん意義深いものであると考えている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文