甲殻類血糖上昇ホルモン族ペプチドの受容体同定およびそれに基づく生体制御機構の解明
甲殻類血糖上昇ホルモン族ペプチドの受容体同定およびそれに基づく生体制御機構の解明
批准号:
10J01424
负责人:
永井 千晶
金额:
$0.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
カイコBombyx moriには、選択的スプライシングにより生じる、イオン輸送ペプチド(ITP)およびITP-like(ITPL)の2種類の甲殻類血糖上昇ホルモン(CHH)族ペプチドが存在する。昨年度、ITPおよびITPL(ITPs)の活性型組換え体(rITPa、rITPL ; rITPs)の調製法を確立し、それらのペプチドに対するB.moriのオーファンGPCRs(BNGRs)の応答解析から、BNGR-A2および-A34がrITPaに、BNGR-A24がrITPLに応答することを見出した。そこで、本年度は、生体内でこれらのBNGRsが対応するITPsの受容体として機能しているかを検証するため、4つの実験を行い、下記の結果が得られた。(1)カルシウムイメージング法により、rITPsに対し、対応するBNGRsはEC_<50>=1.1~2.6x10^<-8>Mで応答することが示された。(2)RT-PCRにより、rITPsの標的組織に上記3つのBNGRsが発現していることが確認された。(3)カイコ卵巣由来のBmN細胞でのrITPL応答性の細胞内cGMPレベルの上昇はBNGR-A24を介していることが示された。(4)蛍光標識rITPsと異種発現させた蛍光標識BNGRsとの結合実験で、カルシウムイメージング法で応答したITPs-BNGRsの組合せのみで相互作用が認められた。これらの結果から、BNGR-A2、-A34、およびBNGR-A24が、それぞれITPおよびITPLの受容体であることが実証された。また、BNGR-A24は他種のタキキニン(TK)受容体と相同性を有するが、本年度は、BNGR-A24がB.moriの5種類のTKsに応答すること、また、BNGR-A24に対するrITPLとTKsとの結合は競合することを実証した。この成果は、CHH族ペプチドの受容体を同定した最初の例である。
英文摘要
カイコBombyx moriには、選択的スプライシングにより生じる、イオン輸送ペプチド(ITP)およびITP-like(ITPL)の2種類の甲殻類血糖上昇ホルモン(CHH)族ペプチドが存在する。昨年度、ITPおよびITPL(ITPs)の活性型組換え体(rITPa、rITPL ; rITPs)の調製法を確立し、それらのペプチドに対するB.moriのオーファンGPCRs(BNGRs)の応答解析から、BNGR-A2および-A34がrITPaに、BNGR-A24がrITPLに応答することを見出した。そこで、本年度は、生体内でこれらのBNGRsが対応するITPsの受容体として機能しているかを検証するため、4つの実験を行い、下記の結果が得られた。(1)カルシウムイメージング法により、rITPsに対し、対応するBNGRsはEC_<50>=1.1~2.6x10^<-8>Mで応答することが示された。(2)RT-PCRにより、rITPsの標的組織に上記3つのBNGRsが発現していることが確認された。(3)カイコ卵巣由来のBmN細胞でのrITPL応答性の細胞内cGMPレベルの上昇はBNGR-A24を介していることが示された。(4)蛍光標識rITPsと異種発現させた蛍光標識BNGRsとの結合実験で、カルシウムイメージング法で応答したITPs-BNGRsの組合せのみで相互作用が認められた。これらの結果から、BNGR-A2、-A34、およびBNGR-A24が、それぞれITPおよびITPLの受容体であることが実証された。また、BNGR-A24は他種のタキキニン(TK)受容体と相同性を有するが、本年度は、BNGR-A24がB.moriの5種類のTKsに応答すること、また、BNGR-A24に対するrITPLとTKsとの結合は競合することを実証した。この成果は、CHH族ペプチドの受容体を同定した最初の例である。
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Effects of starvation on brain short neuropeptide F-1, -2 and -3 levels and short neuropeptide F receptor expression levels of the sillkworm, Bombyx mori
饥饿对家蚕脑短神经肽F-1、-2、-3水平及短神经肽F受体表达水平的影响
DOI:
--
发表时间:
期刊:
Frontiers Experimental Endocrinology
影响因子:
--
作者:
[Take Matsuyama, Takahiro Yamashita, Yasushi Imamato, Yoshinori Shichida, Take Matsuyama, 井上宏隆(永井千晶:第三著者), 永井千晶, 永田晋治(永井千晶:第七著者)]
通讯作者:
永田晋治(永井千晶:第七著者)
DOI:
10.1016/j.ygcen.2011.03.019
发表时间:
2011-06-01
期刊:
GENERAL AND COMPARATIVE ENDOCRINOLOGY
影响因子:
2.7
作者:
[Nagai, Chiaki, Nagata, Shinji, Nagasawa, Hiromichi]
通讯作者:
Nagasawa, Hiromichi
カイコにおけるイオン輸送ペプチド(ITP)およびITP-like (ITPL)の受容体の同定
蚕离子转运肽 (ITP) 和 ITP 样 (ITPL) 受体的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[A.Furukawa, K.Sugase, R.Morishita, T.Nagata, A.Ryo, A.Takaori, M.Katahira, 永井千晶]
通讯作者:
永井千晶
クルマエビにおける甲殻類血糖上昇ホルモン(CHH)受容体の生化学的解析
对虾甲壳动物高血糖激素 (CHH) 受体的生化分析
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[M.Katahira, A.Furukawa, T.Nagata, H.Takaku, R.Morishita, A.Takaori, A.Ryo, 永井千晶]
通讯作者:
永井千晶
Crystallization and preliminary X-ray analysis of crustacean hyperglycemic hormone of the kuruma prawn Marsupenaeus japonicus in its weakly-active precursor form
弱活性前体形式的日本对虾甲壳类高血糖激素的结晶和初步 X 射线分析
DOI:
10.1107/s1744309111040140
发表时间:
2011
期刊:
Acta Crystallographica Section F
影响因子:
--
作者:
[Take Matsuyama, Takahiro Yamashita, Yasushi Imamato, Yoshinori Shichida, Take Matsuyama, 井上宏隆(永井千晶:第三著者)]
通讯作者:
井上宏隆(永井千晶:第三著者)
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