個体レベルの遺伝解析に基づく草原性絶滅危惧植物の保全遺伝学的研究
個体レベルの遺伝解析に基づく草原性絶滅危惧植物の保全遺伝学的研究
批准号:
10J03350
负责人:
横川 昌史
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
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英文摘要
阿蘇山系に生育する絶滅危惧植物ハナシノブについてマイクロサテライト遺伝子座のデータと近似ベイズ法を用いて集団動態を推定した。2011年の成果によって、ハナシノブの埋土種子から再生した集団を含む残存集団は3つの遺伝子プールに分けられることがわかっていたが、近似ベイズ法によってこれら3つの遺伝子プールは過去十数世代というごく最近に分化したことが明らかになった。ハナシノブの個体の寿命を考慮すると、現在のハナシノブの遺伝構造は過去100年の草原の分断化と関連している可能性が高い。2011年までの成果によって、阿蘇山系に生育しているマツモトセンノウ、ヒゴタイ、オグラセンノウについて、最近の草原の分断化によって遺伝的分化が引き起こされている可能性が示唆されており、草原の分断・縮小は阿蘇山系の絶滅危惧植物の遺伝子流動を低下させている可能性がある。2009年にハナシノブの生育地において樹林伐採による草原再生を行い、2012年までの4年間、植生とハナシノブの個体数のモニタリングを行った。樹林の伐採によって植生の種組成が大きく変化し、草原性の植物の定着が確認された。風散布植物の優占度が伐採後に急速に増加したが、重力散布植物の優占度は増加しなかった。これらのことから、重力散布の草原性植物も含む種多様性の高い草原植生の再生には時間がかかることが示唆された。一方、ハナシノブの個体数は樹林の伐採によってほとんど増加しなかった。伐採前に生育していた株は種子生産を行っていたが、遺伝子型の解析から、実生による個体の加入がほとんどないことが明らかになった。試験地に生育するサクラソウについては急速な株数の増加が確認されたが、これらの多くはクローン成長である可能性が高い。これらの成果は保全生態学の基礎として重要なだけでなく、実際の保全の現場でも応用できるものであると考えている。
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阿蘇東外輪山における樹林の伐採による草原再生に伴う植生の変化
阿苏东伽甘山脉森林砍伐导致的草原再生相关植被变化
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[横川昌史, 井上雅仁, 堤道生, 白川勝信, 高橋佳孝, 井鷺裕司]
通讯作者:
井鷺裕司
伝統的な植物利用も絶滅の危機? -熊本県阿蘇地方における盆花の種多様性の減少と種組成の地域変異-
传统植物用途是否也面临灭绝的危险? -熊本县阿苏地区的 Bonbana 物种多样性减少和物种组成的区域差异 -
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[横川昌史, 大滝典雄, 高橋佳孝]
通讯作者:
高橋佳孝
Development of nuclear microsatellite markers for the critically endangered freshwater macrophyte, Nuphar submersa (Nymphaeaceae), and cross-species amplification in six additional Nuphar taxa
为极度濒危的淡水大型植物 Nuphar submersa(睡莲科)开发核微卫星标记,并在另外 6 个 Nuphar 类群中进行跨物种扩增
DOI:
10.1007/s12686-011-9528-y
发表时间:
2012
期刊:
Conservation Genetics Resources
影响因子:
1.1
作者:
[Yokogawa M, Shiga T, Kaneko S, Isagi Y]
通讯作者:
Isagi Y
阿蘇地方の草原性絶滅危惧植物マツモトセンノウの繁殖生態
阿苏地区濒危草原植物松本千野的繁殖生态
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[安部哲人, 横川昌史, 井鷺裕司]
通讯作者:
井鷺裕司
阿蘇東外輪山の半自然草原における植物群集の開花フェノロジーと種ごとの生活史特性の関係
阿苏东索马半天然草地植物群落开花物候与各物种生活史特征的关系
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
島根県立三瓶自然館研究報告
影响因子:
--
作者:
[横川昌史, 宇野公子, 井上雅仁, 高橋佳孝]
通讯作者:
高橋佳孝
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