アミロイドβのC末端領域の立体構造解析に基づいた凝集阻害剤の開発
アミロイドβのC末端領域の立体構造解析に基づいた凝集阻害剤の開発
批准号:
10J04068
负责人:
佐藤 瑞穂
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
アルツハイマー病(AD)の原因物質と考えられている42残基のアミロイドβ(Aβ)は凝集することで神経細胞毒性を示す.近年,準安定な凝集中間体であるAβ42オリゴマー(2-4量体)が毒性本体であることが指摘されており,オリゴマーの構造解析はAβ42の毒性発現メカニズムを解析する上で重要と考えられる.Aβ42の高いオリゴマー形成能は,C末端領域におけるターン構造やβ-シート構造の有無に起因している.本研究では,特にAβ42の二量体に着目し,C末端領域の構造解析を目的として二量体の合成を行った.さらに,Aβ42の凝集を阻害する化合物の探索を,天然フラボノイドを中心に行い,その作用機序がC末端領域に関与しているかどうかを検討した.前年度までに合成が完了した28番目のリジン(Lys28)側鎖にアジド基を持つAβ42と,Lys28をプロパルギルグリシンに置換したAβ42を用いて,Huisgen反応によりAβ42の二量体の合成を試みたが,反応中のAβ42変異体の凝集を抑えることが困難であった.そのため,前々年度に検討していたジアミノピメリン酸をリンカーとして30番目のAla残基で架橋する合成法について再検討した結果,マイクロ波技術を取り入れることによって二量体の合成に成功した.一方,天然フラボノイドによるAβ42凝集抑制に重要な構造因子ならびにAβ42との作用部位を検討するため,複数のカテコール系および非カテコール系フラボノイドのAβ42凝集抑制能を調べた.その結果,カテコール系フラボノイドはタキシフォリンと同様にLys残基とマイケル付加体を形成することで凝集を抑制する一方,カテコール構造をもたない平面性が高いフラボノイドは,Phe残基との芳香環どうしのπ/πスタッキングを介して抑制している可能性が高いことが明らかになった.本結果は,フラボノイドによるAβ42の凝集抑制機構を明快に説明できるだけでなく,その作用部位がC末端領域ではないことを示唆するものである.
英文摘要
アルツハイマー病(AD)の原因物質と考えられている42残基のアミロイドβ(Aβ)は凝集することで神経細胞毒性を示す.近年,準安定な凝集中間体であるAβ42オリゴマー(2-4量体)が毒性本体であることが指摘されており,オリゴマーの構造解析はAβ42の毒性発現メカニズムを解析する上で重要と考えられる.Aβ42の高いオリゴマー形成能は,C末端領域におけるターン構造やβ-シート構造の有無に起因している.本研究では,特にAβ42の二量体に着目し,C末端領域の構造解析を目的として二量体の合成を行った.さらに,Aβ42の凝集を阻害する化合物の探索を,天然フラボノイドを中心に行い,その作用機序がC末端領域に関与しているかどうかを検討した.前年度までに合成が完了した28番目のリジン(Lys28)側鎖にアジド基を持つAβ42と,Lys28をプロパルギルグリシンに置換したAβ42を用いて,Huisgen反応によりAβ42の二量体の合成を試みたが,反応中のAβ42変異体の凝集を抑えることが困難であった.そのため,前々年度に検討していたジアミノピメリン酸をリンカーとして30番目のAla残基で架橋する合成法について再検討した結果,マイクロ波技術を取り入れることによって二量体の合成に成功した.一方,天然フラボノイドによるAβ42凝集抑制に重要な構造因子ならびにAβ42との作用部位を検討するため,複数のカテコール系および非カテコール系フラボノイドのAβ42凝集抑制能を調べた.その結果,カテコール系フラボノイドはタキシフォリンと同様にLys残基とマイケル付加体を形成することで凝集を抑制する一方,カテコール構造をもたない平面性が高いフラボノイドは,Phe残基との芳香環どうしのπ/πスタッキングを介して抑制している可能性が高いことが明らかになった.本結果は,フラボノイドによるAβ42の凝集抑制機構を明快に説明できるだけでなく,その作用部位がC末端領域ではないことを示唆するものである.
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タキシフォリンによるアミロイドβの凝集抑制機構
花旗松素抑制β淀粉样蛋白聚集的机制
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[菅野陽将, 黒田一幸, Mizuho Sato, Naotaka Izuo, 佐藤瑞穂, Mizuho Sato, 佐藤瑞穂, 佐藤瑞穂]
通讯作者:
佐藤瑞穂
Structure-activity relationships of (+)-taxifolin from silymarin as an inhibitor of amyloid β aggregation
水飞蓟素 (+)-紫杉叶苷作为β淀粉样蛋白聚集抑制剂的构效关系
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
影响因子:
--
作者:
[菅野陽将, 黒田一幸, Mizuho Sato]
通讯作者:
Mizuho Sato
酸化型タキシフォリンによるアミロイドβの凝集抑制機構
氧化花旗松素抑制β淀粉样蛋白聚集的机制
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[菅野陽将, 黒田一幸, Mizuho Sato, Naotaka Izuo, 佐藤瑞穂, Mizuho Sato, 佐藤瑞穂]
通讯作者:
佐藤瑞穂
Inhibitory mechanism of amyloid β aggregation by flavonoids
黄酮类化合物抑制β淀粉样蛋白聚集的机制
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Uchida, K, Mizuho Sato]
通讯作者:
Mizuho Sato
アミロイドβ凝集阻害物質Taxifolinの^<13>C標識化
^<13>C 标记紫杉醇,β 淀粉样蛋白聚集抑制剂
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[菅野陽将, 黒田一幸, Mizuho Sato, Naotaka Izuo, 佐藤瑞穂, Mizuho Sato, 佐藤瑞穂, 佐藤瑞穂, 佐藤瑞穂, 佐藤瑞穂]
通讯作者:
佐藤瑞穂
共 7 条
新規レジスタンス運動マウスモデルの開発と評価
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批准号:21K17587
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2021
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负责人:佐藤 瑞穂
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依托单位:
海外基金