モンスーンアジアの漆工芸における生態資源利用の地域特性

亚洲季风漆工艺生态资源利用的区域特征

• 批准号: 10J04606
• 负责人: 田中 孝典
• 金额: $ 0.45万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2010
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2010 至 2012
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10J04606/
• 关键词: 漆器; チェンマイ; タイ; 製作工程; 伝承; ビルマウルシ; 工房; 高齢化

平成22年度は、モンスーンアジア地域における漆器制作の現状を把握するために、現地調査をおこなった。調査地として、タイ国チェンマイ市街地の村を選定した。この村では長年に渡って漆器制作が盛んに行われており、タイ国内でも漆器を代表する産地として名を馳せている。そのため、当村における漆器制作の工程の実態を把握することで、タイにおける在来技術がいかに変容しているのかを明らかにすることができるのではないかと考えた。現地調査ではチェンマイに三ヶ月半滞在した。調査の対象は、(1)チェンマイ市内の行政機関、(2)現地の工房で、行政と現場という双方向から実態の把握を試みた。(1)では北部工業促進センターを訪問し、当該センターで指導されている漆器の作り方について学び、資料を収集した。またセンターの職員の紹介をつうじて、現在も精力的に製作を継続している現地の工房での現地調査が可能になった。調査の結果、工房での漆器製作工程の簡略化や、漆職人が高齢化に直面しており、若手への在来技術の伝承が困難になっていることなどが明らかになった。現地で収集したデータやインタビューをもとにまとめ、博士予備論文「タイ国チェンマイにおけるビルマウルシを用いた漆器製作の変容」として京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に提出した。

在2010财年，我们进行了现场调查，以了解亚洲季风地区漆器生产的当前状态。泰国清迈市的一个村庄被选为调查地点。这个村庄已经繁荣了多年，并以泰国漆器的主要制作人而闻名。因此，我们认为，通过了解我们村庄漆器生产过程的实际状况，我们可以阐明泰国的传统技术如何变化。在现场，我在清迈住了三个半月。该调查是在清迈市和（2）本地讲习班的（1）行政机构中进行的，并试图了解政府两侧和现场的实际情况。在（1）中，我们参观了北部工业促进中心，了解了如何在中心教授的漆器并收集了材料。此外，通过介绍中心工作人员，已经有可能在当地的研讨会上进行现场调查，这些研讨会仍在继续进行生产。调查的结果表明，研讨会中的漆生产过程被简化了，漆工匠正面临衰老，因此很难将传统技术传达给年轻人。根据现场和访谈收集的数据，博士初步论文被提交给亚洲和非洲研究生院，京都大学区域研究研究生院，作为“泰国恰满梅里的Burma Urushi进行漆制作的转换”的初步论文。