近世儒者の教育社会史的分析 -知的ネットワークと社会構造-
近世儒者の教育社会史的分析 -知的ネットワークと社会構造-
批准号:
10J05290
负责人:
渕上 皓一朗
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
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英文摘要
昨年度まで、報告者は、近世の儒者(三浦梅園・脇蘭室・帆足万里)を対象に、その知の社会的な意義およびその射程を明らかにすべく研究を重ねてきた。その際、特に三人目、帆足万里を対象に、その思想テクストと、書簡、日録等諸記録を参照しながら、その知を社会との応答の中で組み替えていく瞬間を(知の教育社会史的文脈)炙り出すことに勤めてきた。これは、近世を、近代(教育)に対するひとつの「鏡」と位置づけ、その鏡像を通じて近代を逆照射せんとする問題意識に貫かれていた。しかし、そこに近代アカデミズムを連続する系譜の中に位置づけられないか。その結果本年度の研究対象として浮上したのが、三枝博音(1892~1963)という、20世紀前半(戦前~戦後)に活躍した知識人である。三枝は昭和期における三浦梅園研究の第一人者であったが、彼はドイツ哲学から、三浦梅園を経由して、「技術史」という独自の領域の創設にその関心をうつしていく。報告者は、彼のテクスト分析を通じ、それがいかなる三枝の「近世」に対する眼差しの結果であったか、そしていかなる対象に向けてその知を発信していたのか、明らかにすることを試みた。報告者は、三枝の「技術史」に埋め込まれた同時代批判を歴史的に評価することを通じて、当時のアカデミズムをイデオロギー的に批判する先行研究の潮流(いわゆる「近代の超克」批判)とはまた異なる方向で、三枝の「欲望」を読み取った(教育史フォーラム・京都、『戦後アカデミズムにおける「技術」一三枝博音の「げんば」論に着目して』、2013年2月)。そこには、日本の戦前~戦後のアカデミズムに、どちらも中心から疎外されながら生き延びた三枝ならではの批判的思考があり、自らの根本的再構築に失敗したとされる戦後アカデミズム(寺崎昌男)に対する、同時代の異議申立ての可能性でもあったと考える。これは、近世に対する「欲望」の系譜の考古学(子安宣邦)再考であると同時に、その「欲望」をイデオロギー的に否定し捨てるのでもなく、無頓着に耽溺するでもない、歴史的位置付けを通じた批判的継承を目指す試みでもある。最初に述べたように、社会現実の中で、帆足万里や三浦梅園は、自らの知を組み替え、応答を試みてきた。実は彼らの営みを(歪んだ形であっても)摂取しながら、三枝もまた、社会現実への応答の過程でアカデミシャンとしての自我を変容させていったのである。ここに、アカデミズムの社会応答性をひとつの軸として、近世から戦後まで、一連なりの事象として描きうる「教育史」の可能性が拓かれた。より精緻なストーリーに仕上げていくことを、今後の研究生活の課題としたい。
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会议论文
近世藩儒をめぐる「知」のネットワークと社会的機能-日出藩帆足万里の「漢蘭折衷」をめぐって-
近代初期围绕儒学的“知识”网络和社会功能——论日地藩法西万里的“汉兰妥协”——
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
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作者:
[Yoshiki Ikeda, Mieko Yagi, Teppei Morita, Hiroji Aiba, 渕上皓一朗, 渕上皓一朗, 渕上皓一朗]
通讯作者:
渕上皓一朗
近世後期地方藩儒の経世と学問
近代末期地方封建儒学的历史与学术
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yoshiki Ikeda, Mieko Yagi, Teppei Morita, Hiroji Aiba, 渕上皓一朗, 渕上皓一朗]
通讯作者:
渕上皓一朗
戦後アカデミズムにおける「技術」-三枝博音の「げんば」論に着目して
战后学术界的“技术”——聚焦三枝广野的“现场”理论
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yoshiki Ikeda, Mieko Yagi, Teppei Morita, Hiroji Aiba, 渕上皓一朗]
通讯作者:
渕上皓一朗
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