チンパンジーの行動に基づいた性格評定方法の開発と遺伝的基盤の検討
チンパンジーの行動に基づいた性格評定方法の開発と遺伝的基盤の検討
批准号:
10J05294
负责人:
山梨 裕美
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
本研究の目的は、チンパンジーの個体差を客観的に評価する方法の検討である。まずは、体毛中コルチゾル濃度に影響を与える生理要因を検討し、チンパンジーの体毛中コルチゾル濃度の測定法の確立をおこなった。熊本サンクチュアリ(KS)・京都大学霊長類研究所(PRI)チンパンジーの、腕・脇腹・背中の毛を切った。昨年度までに立ち上げた系をもとに、コルチゾルを抽出・分析した。すると、体部位・毛色・施設の影響がみられた。体部位では、脇腹に高い値が検出された。また、白毛と黒毛を別々に分析したところ、白毛からは黒毛よりも高い値が検出された。3部位の中で、腕には白毛がもっともすくないことから、サンプリングは腕からのほうがより適しているのではないかと考えられた。さらに、施設はKSに高い結果が出た。そこで、次の実験では、環境の影響を詳細に調べるため、さらに多くのチンパンジーからサンプリングをおこない、施設による違いを検討した。KS・PRI・林原類人猿研究センター(GARI)の3施設のチンパンジー50個体から、毛を採取した。すると、施設と性別の間に交互作用がみられた。KSのオスに高いという結果がみられた。同じ環境でもオスとメスとではストレス対処が異なるのかもしれない。さらに、群移動などの場面における個体差などを検討する応用研究もおこなった。KSに新規にやってきた個体の毛のサンプリングをおこない、ストレスの評価をおこなった。ここでも性差・個体差がみられており、群れ移動に関するストレスにも個体差がみられるのかもしれない。野生下では、オスが出自群にとどまり、メスが移出する。上記の結果とも合わせて、もしかするとそうしたことが社会的な環境の変化に対するストレス対処に影響を与えているのかもしれない。今後は上記でみられた個体差がどのような遺伝的側面、行動傾向や生育暦に影響を受けているのかを検討していきたい。
英文摘要
本研究の目的は、チンパンジーの個体差を客観的に評価する方法の検討である。まずは、体毛中コルチゾル濃度に影響を与える生理要因を検討し、チンパンジーの体毛中コルチゾル濃度の測定法の確立をおこなった。熊本サンクチュアリ(KS)・京都大学霊長類研究所(PRI)チンパンジーの、腕・脇腹・背中の毛を切った。昨年度までに立ち上げた系をもとに、コルチゾルを抽出・分析した。すると、体部位・毛色・施設の影響がみられた。体部位では、脇腹に高い値が検出された。また、白毛と黒毛を別々に分析したところ、白毛からは黒毛よりも高い値が検出された。3部位の中で、腕には白毛がもっともすくないことから、サンプリングは腕からのほうがより適しているのではないかと考えられた。さらに、施設はKSに高い結果が出た。そこで、次の実験では、環境の影響を詳細に調べるため、さらに多くのチンパンジーからサンプリングをおこない、施設による違いを検討した。KS・PRI・林原類人猿研究センター(GARI)の3施設のチンパンジー50個体から、毛を採取した。すると、施設と性別の間に交互作用がみられた。KSのオスに高いという結果がみられた。同じ環境でもオスとメスとではストレス対処が異なるのかもしれない。さらに、群移動などの場面における個体差などを検討する応用研究もおこなった。KSに新規にやってきた個体の毛のサンプリングをおこない、ストレスの評価をおこなった。ここでも性差・個体差がみられており、群れ移動に関するストレスにも個体差がみられるのかもしれない。野生下では、オスが出自群にとどまり、メスが移出する。上記の結果とも合わせて、もしかするとそうしたことが社会的な環境の変化に対するストレス対処に影響を与えているのかもしれない。今後は上記でみられた個体差がどのような遺伝的側面、行動傾向や生育暦に影響を受けているのかを検討していきたい。
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Bird in the hand : Bossou chimpanzees (Pan troglodytes) capture West African wood-owls (Ciccaba woodfordi) but not to eat
手中的鸟:Bossou 黑猩猩 (Pan troglodytes) 捕捉西非林鸮 (Ciccaba woodfordi),但不吃
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Pan Africa News
影响因子:
--
作者:
[Carvalho S, Yamanashi Y, Yamakoshi G Matsuzawa T]
通讯作者:
Yamakoshi G Matsuzawa T
チンパンジーの体毛からストレスを測る
测量黑猩猩体毛的压力
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Muto, Kaori, 加藤博, 王緝思・カーティス・国分良成編, Tetsuya Takahashi, 山梨裕美・森村成樹・不破紅樹・森裕介・野上悦子・平田聡・林美里・鈴木樹理]
通讯作者:
山梨裕美・森村成樹・不破紅樹・森裕介・野上悦子・平田聡・林美里・鈴木樹理
チンパンジーにおける体毛中コルチゾルの測定
黑猩猩体毛中皮质醇的测量
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山梨裕美, 森村成樹, 平田聡, 不破紅樹, 森裕介, 野上悦子, 林美里, 鈴木樹里]
通讯作者:
鈴木樹里
チンパンジーにおける毛中コルチゾル測定
黑猩猩毛发皮质醇测量
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山梨裕美, 森村成樹, 不破紅樹, 森裕介, 野上悦子, 平田聡, 林美里, 鈴木樹里, 山梨裕美・森村成樹・森裕介・林美里・鈴木樹理]
通讯作者:
山梨裕美・森村成樹・森裕介・林美里・鈴木樹理
Assessing the effects of cognitive experiments on captive chimpanzees' welfare by direct comparison of activity budgets between wild and captivity
通过直接比较野生和圈养黑猩猩的活动预算来评估认知实验对圈养黑猩猩福利的影响
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yamanashi Y, Hayashi M, Matsuzawa T]
通讯作者:
Matsuzawa T
共 19 条
動物園動物の「生きる」をサポートするシステムの開発
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批准号:24K00167
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.81万
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财政年份:2024
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负责人:山梨 裕美
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依托单位:
チンパンジーのストレスと個体差-個体差を形成する要因と福祉への影響の検討
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批准号:13J04636
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2013
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负责人:山梨 裕美
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依托单位:
海外基金