上皮細胞のEMTおよび腫瘍幹細胞におけるRECKの役割について
上皮細胞のEMTおよび腫瘍幹細胞におけるRECKの役割について
批准号:
10J05317
负责人:
結城 加奈子
金额:
$0.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
上皮-間葉転換(EMT)はTGFβや低酸素などの細胞外微小環境により誘導され、細胞遊走を促進することから、癌の悪性化に重要な関わりを持つ。一方、RECKは正常間葉系細胞で高く発現し、癌細胞で発現低下しており、RECKの強制発現が癌の浸潤・転移を抑制することが示されている。癌の多くは上皮由来であるが、上皮細胞におけるRECKの機能については研究が進んでいない。そこで、本研究課題では、RECKとEMTの関係について検討を行った。その結果、TGFβ処理によるEMTは、正常上皮細胞株(MCF10A)のRECK発現を上昇させるが、癌腫細胞株(MCF7,MDA-MB-231,A549)のRECKは上昇させないことが見出された。MCF10A細胞におけるRECK発現上昇にはE-cadherin発現低下とβ-catenin活性化が関与し、活性化RasはE-cadherin発現低下によるRECK発現誘導を抑制することが見出された。一方、RECKの強制発現は、これらどの細胞株においてもEMTを誘導することはなかった。次にこれらの細胞の運動に対するRECKの効果を調べたところ、RECKは正常上皮細胞、癌細胞、肉腫細胞のいずれにおいても、細胞遊走の速度を抑え、方向の持続性を高めることが分かった。阻害薬を用いた実験から、これらの効果には、MMPや細胞-ECM間相互作用が関与することも示された。以上の結果から、正常上皮細胞と癌腫細胞の重要な差異として、EMT後のRECK発現の有無があり、RECK発現の起こらない癌腫では、正常細胞に比べ、速度が早く方向の定まらない異常な細胞遊走が起こることが明らかとなった。また、この知見は、癌細胞のRECKを発現上昇させる治療法の有効性を支持している。
英文摘要
上皮-間葉転換(EMT)はTGFβや低酸素などの細胞外微小環境により誘導され、細胞遊走を促進することから、癌の悪性化に重要な関わりを持つ。一方、RECKは正常間葉系細胞で高く発現し、癌細胞で発現低下しており、RECKの強制発現が癌の浸潤・転移を抑制することが示されている。癌の多くは上皮由来であるが、上皮細胞におけるRECKの機能については研究が進んでいない。そこで、本研究課題では、RECKとEMTの関係について検討を行った。その結果、TGFβ処理によるEMTは、正常上皮細胞株(MCF10A)のRECK発現を上昇させるが、癌腫細胞株(MCF7,MDA-MB-231,A549)のRECKは上昇させないことが見出された。MCF10A細胞におけるRECK発現上昇にはE-cadherin発現低下とβ-catenin活性化が関与し、活性化RasはE-cadherin発現低下によるRECK発現誘導を抑制することが見出された。一方、RECKの強制発現は、これらどの細胞株においてもEMTを誘導することはなかった。次にこれらの細胞の運動に対するRECKの効果を調べたところ、RECKは正常上皮細胞、癌細胞、肉腫細胞のいずれにおいても、細胞遊走の速度を抑え、方向の持続性を高めることが分かった。阻害薬を用いた実験から、これらの効果には、MMPや細胞-ECM間相互作用が関与することも示された。以上の結果から、正常上皮細胞と癌腫細胞の重要な差異として、EMT後のRECK発現の有無があり、RECK発現の起こらない癌腫では、正常細胞に比べ、速度が早く方向の定まらない異常な細胞遊走が起こることが明らかとなった。また、この知見は、癌細胞のRECKを発現上昇させる治療法の有効性を支持している。
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专著(0)
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会议论文
The membrane-anchored metalloproteinase regulator RECK modulates tumor cell migration in a fibronectin-dependent manner
膜锚定金属蛋白酶调节剂 RECK 以纤连蛋白依赖性方式调节肿瘤细胞迁移
DOI:
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发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shinohara T, Ishii K, Kanatsu-Shinohara M., 石井慧, 結城加奈子]
通讯作者:
結城加奈子
がん随伴線維芽細胞CAFにおけるRECK発現の生理的意義と制御メカニズムの解析
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批准号:15K21091
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2015
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负责人:結城 加奈子
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依托单位:
国内基金
海外基金
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NCAPD2通过PI3K-AKT-mTOR-Myc信号轴促进子宫内膜样癌增殖及EMT的机制与靶向治疗研究
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负责人:
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负责人:
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