感染実験モデルにおける狂犬病の発病機序に関する病理学的研究
感染実験モデルにおける狂犬病の発病機序に関する病理学的研究
批准号:
11J00822
负责人:
小嶋 大亮
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013-03-31
中文摘要
狂犬病ウイルス実験株(CVS株)をマウスに接種した場合では神経細胞において細胞質内封入体(ネグリ小体)は見られない、脳内の神経細胞はアポトーシスにより死滅する、ウイルス抗原の局在に一致してグリア細胞(ミクログリアとアストログリア)増生とTリンパ球浸潤が観察される。本研究では1 CVS株で見られるアポトーシスの発現機構の解明すること、2 ウシ分離吸血コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(P18株)、ヒツジ分離吸血コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(P17株)および食虫コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(MP株)をマウスに接種し、発症後の脳脊髄の病理変化を明らかにすること、3 従来の動物血清由来抗体に比較して大量生産できることから安価な診断系確立への寄与が期待されるニワトリ卵黄抗体を用いた免疫組織化学の有用性を検討した。その結果、CVS株接種マウスではアポトーシスの局在に一致してグランザイム、パーフォリンが検出された。野外株接種群のうちP18株およびMP株接種マウスでネグリ小体が観察された。MP株接種マウスでのみ感染した海馬錐体細胞はアポトーシスにより死滅していた。いずれの株を接種したマウスでもウイルス抗原の局在に一致してグリア細胞とTリンパ球により構成される軽度~重度の炎症反応が観察された。ニワトリ卵黄抗体を用いた免疫組織化学では、いずれの株を接種したマウスの脳脊髄の神経細胞の細胞質に明瞭な抗原陽性像を認めた。よってアポトーシスの発現にはグランザイムやパーフォリンが関与していることが示唆された。野外株と実験株では神経細胞におけるネグリ小体やアポトーシスの出現は違いがあるが、グリア細胞やTリンパ球による免疫応答はウイルス株に関わらず発病機序に関与することが推測された。ニワトリ卵黄抗体は今後、自然発症例への応用が期待される。
英文摘要
狂犬病ウイルス実験株(CVS株)をマウスに接種した場合では神経細胞において細胞質内封入体(ネグリ小体)は見られない、脳内の神経細胞はアポトーシスにより死滅する、ウイルス抗原の局在に一致してグリア細胞(ミクログリアとアストログリア)増生とTリンパ球浸潤が観察される。本研究では1 CVS株で見られるアポトーシスの発現機構の解明すること、2 ウシ分離吸血コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(P18株)、ヒツジ分離吸血コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(P17株)および食虫コウモリ由来狂犬病ウイルス野外株(MP株)をマウスに接種し、発症後の脳脊髄の病理変化を明らかにすること、3 従来の動物血清由来抗体に比較して大量生産できることから安価な診断系確立への寄与が期待されるニワトリ卵黄抗体を用いた免疫組織化学の有用性を検討した。その結果、CVS株接種マウスではアポトーシスの局在に一致してグランザイム、パーフォリンが検出された。野外株接種群のうちP18株およびMP株接種マウスでネグリ小体が観察された。MP株接種マウスでのみ感染した海馬錐体細胞はアポトーシスにより死滅していた。いずれの株を接種したマウスでもウイルス抗原の局在に一致してグリア細胞とTリンパ球により構成される軽度~重度の炎症反応が観察された。ニワトリ卵黄抗体を用いた免疫組織化学では、いずれの株を接種したマウスの脳脊髄の神経細胞の細胞質に明瞭な抗原陽性像を認めた。よってアポトーシスの発現にはグランザイムやパーフォリンが関与していることが示唆された。野外株と実験株では神経細胞におけるネグリ小体やアポトーシスの出現は違いがあるが、グリア細胞やTリンパ球による免疫応答はウイルス株に関わらず発病機序に関与することが推測された。ニワトリ卵黄抗体は今後、自然発症例への応用が期待される。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.7883/yoken.64.463
发表时间:
2011-11
期刊:
Japanese journal of infectious diseases
影响因子:
2.2
作者:
[Naoko Sugiura;A. Uda;S. Inoue;D. Kojima;N. Hamamoto;Y. Kaku;A. Okutani;Akira Noguchi;Chun-Ho Park;A. Yamada]
通讯作者:
Naoko Sugiura;A. Uda;S. Inoue;D. Kojima;N. Hamamoto;Y. Kaku;A. Okutani;Akira Noguchi;Chun-Ho Park;A. Yamada
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