実用金属上への超撥水・超撥油表面の創製
実用金属上への超撥水・超撥油表面の創製
批准号:
11J55013
负责人:
藤井 隆志
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 --
中文摘要
固体表面の濡れ性制御は産業や日常生活において重要であり,特に水だけでなく油もはじく超撥水・超撥油表面は,液滴に濡れないことから,汚れの付着防止や,金属等においては防食の効果も期待されている。これまでに,超撥油表面の作製には,異なるスケールの凹凸を有する階層構造が有効であり,スパッタ法とアノード酸化を組み合わせれば,アルミニウム合金上でも達成できることを明らかとしている。しかし,どのような凹凸がより撥油性の向上に有効であるかについてはわかっておらず,また,プロセスの複雑さが課題であった。本年度はナノ/サブマイクロ階層構造におけるナノスケールの凹凸の撥油性に及ぼす影響,および,アノード酸化を主としたスパッタ法を用いない簡便なプロセスによりアルミニウム金属上に超撥油表面を作製することについて検討を行った。その結果,ナノ凹凸の影響については,液滴と固体表面の付着力に由来する接触角ヒステリシスと,ナノポアの面積割合に良い相関関係が見られた。このとき,前進接触角はナノポアの面積割合によらずおよそ160°であったが,後退接触角は面積割合の上昇とともに増加した。これは,ポアの面積割合が大きい場合,ポアによる液滴のピン止めが優勢となったためと考えられる。このことから,本来は親油性の表面であっても,ポアの面積割合を高めれば,浸透を抑制できることが明らかとなり,超撥油表面の作製における設計指針を提示できた。また,アノード酸化を主要プロセスとする超撥油表面の作製では,アルミニウムを異なる電圧で二段階アノード酸化を行うことで,高電圧アノード酸化により作製したサブマイクロポア表面上に,低電圧アノード酸化によりナノポアを作製することにより階層構造を構築した。その結果,その表面は超撥油性を示し,ウェットプロセスのみにより,超撥油表面を作製することが可能となり,超撥油表面の実用化に大きくつながる成果が得られた。
英文摘要
固体表面の濡れ性制御は産業や日常生活において重要であり,特に水だけでなく油もはじく超撥水・超撥油表面は,液滴に濡れないことから,汚れの付着防止や,金属等においては防食の効果も期待されている。これまでに,超撥油表面の作製には,異なるスケールの凹凸を有する階層構造が有効であり,スパッタ法とアノード酸化を組み合わせれば,アルミニウム合金上でも達成できることを明らかとしている。しかし,どのような凹凸がより撥油性の向上に有効であるかについてはわかっておらず,また,プロセスの複雑さが課題であった。本年度はナノ/サブマイクロ階層構造におけるナノスケールの凹凸の撥油性に及ぼす影響,および,アノード酸化を主としたスパッタ法を用いない簡便なプロセスによりアルミニウム金属上に超撥油表面を作製することについて検討を行った。その結果,ナノ凹凸の影響については,液滴と固体表面の付着力に由来する接触角ヒステリシスと,ナノポアの面積割合に良い相関関係が見られた。このとき,前進接触角はナノポアの面積割合によらずおよそ160°であったが,後退接触角は面積割合の上昇とともに増加した。これは,ポアの面積割合が大きい場合,ポアによる液滴のピン止めが優勢となったためと考えられる。このことから,本来は親油性の表面であっても,ポアの面積割合を高めれば,浸透を抑制できることが明らかとなり,超撥油表面の作製における設計指針を提示できた。また,アノード酸化を主要プロセスとする超撥油表面の作製では,アルミニウムを異なる電圧で二段階アノード酸化を行うことで,高電圧アノード酸化により作製したサブマイクロポア表面上に,低電圧アノード酸化によりナノポアを作製することにより階層構造を構築した。その結果,その表面は超撥油性を示し,ウェットプロセスのみにより,超撥油表面を作製することが可能となり,超撥油表面の実用化に大きくつながる成果が得られた。
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DOI:
10.1016/j.apsusc.2011.01.044
发表时间:
2011-07
期刊:
Applied Surface Science
影响因子:
6.7
作者:
[T. Fujii;Y. Aoki;H. Habazaki]
通讯作者:
T. Fujii;Y. Aoki;H. Habazaki
Important Role of Nanomorphology in Nanometer/Submicrometer Hierarchical Surfaces for Super-Oil-Repellency
纳米形态在纳米/亚微米分层表面的超防油性中的重要作用
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[一ノ瀬亘, 伊藤潤, 重野真徳, 山口雅彦, 一ノ瀬亘, 一ノ瀬亘, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志]
通讯作者:
藤井隆志
アルミニウム金属上へのアノード酸化による超撥水・超撥油表面の作製
铝金属阳极氧化制备超强拒水拒油表面
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[一ノ瀬亘, 伊藤潤, 重野真徳, 山口雅彦, 一ノ瀬亘, 一ノ瀬亘, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志]
通讯作者:
藤井隆志
Fabrication of superoleophobic surfaces with dual-scale roughness
具有双尺度粗糙度的超疏油表面的制造
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[一ノ瀬亘, 伊藤潤, 重野真徳, 山口雅彦, 一ノ瀬亘, 一ノ瀬亘, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志, 藤井隆志]
通讯作者:
藤井隆志
DOI:
10.1021/la202487v
发表时间:
2011-10-04
期刊:
LANGMUIR
影响因子:
3.9
作者:
[Fujii, Takashi, Aoki, Yoshitaka, Habazaki, Hiroki]
通讯作者:
Habazaki, Hiroki
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