国際租税戦略への対応

应对国际税收策略

• 批准号: 23530043
• 负责人: 松田 直樹
• 金额: $ 3.33万
• 依托单位: Kaetsu University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2011
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2011 至 2013
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23530043/
• 关键词: 国際的租税戦略; タックス・プラニング; 課税ベースの浸食; 包括的否認規定; 移転価格税制; 出国税; 租税回避; 租税回避行為の否認; 国際税法

近年、国際的租税戦略による課税ベースの浸食の問題が新聞等でも大きく報じられている。本研究では、我が国の課税ベースの浸食に繋がる租税戦略への対抗策のあり方を模索するという観点から、最近、動きの激しい主な諸外国（米国、英国及びその他の主な欧州諸国、インド、中国等）の対抗策（特に、移転価格税制、包括的否認規定、準包括的否認規定及び出国税等）の実態、最近の再構築の方向性及びその有用性・限界などを分析した。上記の分析の結果、上記の諸国では、国際的租税戦略が、益々、活発化する中、近年、対抗策を強化する動きが顕著に認められること、採用されている対抗策には共通点も少なくないことを確認することができた。特に、包括的否認規定や出国税は、我が国では採用されていない対抗策であり、その有用性と限界については、本研究によって、かなり明確化することができたのではないかと考える。確かに、対抗策の制度設計は、各国において、多少なりとも異なっており、また、各国と我が国の税務行政を取り巻く諸環境の差異も小さいものではないことから、いずれの国のどの対抗策の制度設計が、我が国にとって、最も大きな示唆を包含するものであるのかなどを巡っては、少なからず議論の余地がある。上記のような困難性・限界はあるものの、本研究は、主な諸外国の対抗策について、他に類をみないほど包括的かつ深度ある分析を行ったものである。各国の主な対抗策の制度設計や有用性・限界等を踏まえて我が国の対抗策の再構築の選択肢の考察・比較考量を行った本研究は、活発化する租税戦略に対し、我が国の対抗策については、どのように再構築すべきであるかという問題を検討するに当たり、有用な視点を提供するものであると考える。

In recent years, the international tax strategy, taxation, food and other issues, such as news, etc., have been widely reported. This study aims to explore the impact of taxation on China's taxation system, taxation strategies and countermeasures, and to explore the most recent and dynamic factors in foreign countries.(United States, United Kingdom and other major European countries, Germany, China, etc.) The status, direction and usefulness of recent reconstruction of countermeasures (special, shift tax system, inclusive denial provisions, quasi-inclusive denial provisions and overseas taxes, etc.) are analyzed. The results of the above analysis show that the tax revenue of the above countries and the international tax revenue increase, increase and increase in recent years, the tax revenue increase and the tax revenue increase in recent years. In particular, including the denial of provisions and the introduction of national taxes, our country has adopted countermeasures, and the usefulness and limits of this study have been clarified. The system design of the policy is correct, the system design of the policy is In this paper, the author discusses the difficulties and limitations of the foreign policy, and analyzes the depth of the foreign policy. The system design, usefulness, limitation, etc. of the national countermeasures are discussed in this paper. The comparative consideration of the system design, usefulness, limitation, etc. of the national countermeasures is discussed in this paper.

项目成果

「日本と欧州における最近の動き」

“日本和欧洲最近的动向”

• 作者: 岡田正則;岡田正則;佐竹眞明・金愛慶・近藤敦・賽漢卓娜 李善姫・津田友理香・馬兪貞;植野 妙実子;松田直樹（共同発表）
• 通讯作者: 松田直樹（共同発表）

「第１７回インド国際課税協会年次総会の概要」

《印度国际税务协会第十七届年会纪要》

• 发表时间: 2013
• 期刊: 国際税務
• 作者: 近藤敦;松田直樹
• 通讯作者: 松田直樹

「日本と欧州における最近の動き－国際的租税回避等への対応を中心として」

“日本和欧洲的最新动态——关注国际避税等的应对措施”

• 发表时间: 2013
• 期刊: 租税研究
• 作者: 高橋滋;薄井一成;辻琢也; 正木宏長;下井康史;木藤茂;木幡浩;小西敦;出口重則;渡井理佳子;田中孝男;松田直樹（共同執筆）
• 通讯作者: 松田直樹（共同執筆）

米国の経済的実質主義の立法化の含意

美国经济现实主义立法的影响

• 作者: 岡田正則;岡田正則;佐竹眞明・金愛慶・近藤敦・賽漢卓娜 李善姫・津田友理香・馬兪貞;植野 妙実子;松田直樹（共同発表）;彼谷 環;高橋祐介;岡田正則;近藤敦;彼谷環;高橋祐介;ベルトラン・マチュー著 植野 妙実子・兼頭 ゆみ子 共訳;松田直樹
• 通讯作者: 松田直樹