中性子及び放射光による散乱実験を用いた多極子秩序相互作用の解明
中性子及び放射光による散乱実験を用いた多極子秩序相互作用の解明
批准号:
11J03397
负责人:
斉藤 耕太郎
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2012
中文摘要
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英文摘要
物質中における電子の振る舞いは、電子が動き回るか原子周辺に留まるかという両極限の視点から遍歴電子系と局在電子系という大きな枠組みで捉えることができる。一方で局在性と遍歴性の競合あるいは協調から生まれる多彩な物性の研究も盛んに行われており、希土類充填スクッテルダイト化合物PrRu_4P_<12>の多極子秩序もそれらのうちの一つである。Prイオンを12個のP原子が囲む特徴的なカゴ型構造を持つPrRu_4P_<12>では、Prの4f電子とPの2p電子が協調することで生まれる強い混成効果が多極子秩序機構において重要な役割を担っていることがわかっている。当初は渡仏後にPrRu_4P_<12>の希土類及び遷移金属サイト置換系について中性子及び放射光実験を行う計画であったが両実験とも計画遂行が困難になったため、本年度はスクッテルダイト化合物と同じくカゴ型結晶構造を持ち、同じく強い混成効果が期待されるCeRu_2Al_<10>について偏極中性子非弾性散乱による磁気励起の偏極依存性測定、またそのRh5%置換系及び同様の結晶構造を持つNdFe_2Al_<10>の磁気構造解析を行った。CeRu_2Al_<10>の反強的磁気秩序では、磁気モーメントが磁化容易軸と異なる向きに揃う奇妙な振る舞いに加え、転移温度がRKKY相互作用による予想よりも大きい値を示すことから、どのような磁気相互作用が働いているのかが注目されている。本研究では偏極中性子非弾性散乱実験によりCeRu_2Al_<10>の反強的磁気秩序相における異方的磁気相互作用に起因する励起の観測に成功した。測定結果とRPA等による計算値との比較により特異な異方性の原因として挙げられている異方的混成効果の検証へと研究が進められると考える。一方、Ruサイトをわずか5%のRhで置換した系では磁化容易軸と磁気モーメントの向きが一致することが磁化測定より示唆されている。本研究では粉末中性子回折実験の結果を用いて磁気構造解析を行い、モーメントの大きさとその温度変化を示し、先行研究で指摘している通りの磁気構造であることをより直接的な観測手法をもって確認した。CeRu_2Al_<10>の磁気秩序における遷移金属サイトの寄与が明確になり、混成効果の重要性を支持する結果が得られた。同じ結晶構造を持つNdFe_2Al_<10>は非常に多彩な磁場-温度相図を持つことがわかっているが、零磁場での磁気構造はまだ決定されていない。本研究では粉末中性子回折実験の結果を用いて磁気構造解析を試み、double-k構造の可能性を見出した。磁場中での磁気秩序相について理解する上での重要な指針となると考えられる。
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会议论文
リエントラント金属非金属転移を示すPr1-xCexRu4P12の超格子構造の研究
Pr1-xCexRu4P12 重入金属-非金属转变的超晶格结构研究
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[石井良太, 金田昭男, 船戸充, 川上養一, Ryo NAKAMURA, 藤村佳苗, S. Kakigawa, 佐藤貴宏]
通讯作者:
佐藤貴宏
Magnetic Field and Temperature Dependence of X-ray Superlattice Intensity in Multipole Ordered Phase of Pr(Ru_<1-x>Rh_x)_4P_<12>(x=0,0.03)
Pr(Ru_<1-x>Rh_x)_4P_<12>(x=0,0.03)多极有序相中X射线超晶格强度的磁场和温度依赖性
DOI:
10.1143/jpsjs.80sa.sa026
发表时间:
2011
期刊:
J.Phys.Soc.Jpn.Supplement
影响因子:
--
作者:
[Kotaro Saito, Kazuaki Iwasa, Lijie Hao, Hironori Nakao, Youichi Murakami]
通讯作者:
Youichi Murakami
Pr_<1-x>Ce_xRu_4P_<12>の結晶場準位観測による金属-非金属逐次転移の研究
Pr_<1-x>Ce_xRu_4P_<12>晶体场能级观察研究金属-非金属顺序跃迁
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[R. Ishii, M. Funato and Y. Kawakami, 永田研人, 斉藤耕太郎]
通讯作者:
斉藤耕太郎
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