「かかわり」と「つながり」に基づく野生動物保全の再構築

以“参与”和“联系”为基础重建野生动物保护

• 批准号: 11J06682
• 负责人: 目黒 紀夫
• 金额: $ 1.54万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2011
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2011 至 2013
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-11J06682/
• 关键词: 野生動物保全; コミュニティ主体の保全; ケニア; マサイ; コミュニティ; 環境保全; 資源管理; アフリカ

研究の最終年度にあたる本年度は、2回のフィールドワークを行いつつ成果の取りまとめに向けて学会発表と文献執筆を進めてきた。まず、地域住民と野生動物とのあいだの「かかわり」および「つながり」について、環境社会学において議論されてきた「関係の近さ」や「かかわりの濃淡」をより分析的に記述するための枠組みとして、距離の遠近・被害への態度・共存への意志の有無・かかわりの意味の連なりを提示した。また、そうしたローカルな人間―野生動物関係が動的に変化していくさまを考察するために地域社会の内部と外部世界との間の2つの社会的次元に注意を払うことの必要性を示した。近年、人間と動物の関係が様々な学問領域で議論されるようになっているが、これにより人間と野生動物の共存を目指して取り組まれる保全政策・活動の現場を議論するための新たな枠組みを提起することができたと考える。また、アフリカの野生動物保全において新たなパラダイムとして採用されている「コミュニティ主体の保全」について、その議論が百家争鳴の状態である事実を具体的な論点に即して整理することを行った。そのうえで、主要なアプローチのそれぞれに抜け落ちた論点があることを示すのと同時に、「コミュニティの主体性」をより批判的に検討するための視座として「位置取り」を援用することを試みてきた。「コミュニティ主体の保全」の多様性を詳細に議論することは日本ではこれまでに見られず、本研究の成果は海外の議論を整理しただけでなく、それをさらに発展させるための方向性を示したものであり非常にオリジナリティーが高いと考えられる。

The final year of the study is the year of the study, the year of the study, the year of In the field of environmental sociology, the discussion of "relationship and proximity" and "intensity of wildlife" is carried out. The description of "relationship and proximity" and "distance" are analyzed. The attitude of victimization is indicated. The will of coexistence is not present. The need for attention to the dynamics of human-wildlife relations is demonstrated by examining the internal and external world of regional society and the two dimensions of society. In recent years, the relationship between humans and animals has been discussed in the field of knowledge. In addition, the new concept of wildlife conservation is adopted in the "Conservation of the main body" section, and the discussion of the state of contention is carried out in a concrete way. The main reason is that we have to be careful. The diversity of the subject is discussed in detail. The results of this study are summarized as follows:

项目成果

海士伝2 海士人を育てる――聞き書き 人がつながる島づくり

海女传2：培养海女 - 听和写 - 创建一个人们可以交流的岛屿

• 发表时间: 2014
• 作者: 山尾政博;赤嶺淳;山下東子;鳥居亨司;天野通子;Achmad Zamroni;櫻井敬人;祖父江智壮・赤嶺淳;赤嶺淳監修
• 通讯作者: 赤嶺淳監修

Reasons for locally positive evaluation of group ranch subdivision in Southern Kenya

肯尼亚南部集体牧场细分得到当地积极评价的原因

• 发表时间: 2013
• 作者: Meguro;Toshio
• 通讯作者: Toshio

さまよえる共存とマサイ

流浪与马赛共存

• 发表时间: 2014
• 作者: 林あかね;赤嶺淳;柴田沙織莉;津田成美;大高翔一;平田結花子;上田紗有季;木村仁美;藤田佳那;祖父江智壮;目黒紀夫;高橋亜紗子;阿部裕志;ほか;目黒 紀夫
• 通讯作者: 目黒 紀夫

Local Commons and Democratic Environmental Governance

地方公地和民主环境治理

• 发表时间: 2013
• 作者: Suga;Yutaka;Makoto Inoue;Gaku Mitsumata;Tatsuya Suzuki;Takeshi Murota;Izuru Ota;Shimpei Iwasaki;Hiroshi Noda;Rui Izumi;Yuichiro Hirano;Daisaku Shimada;Haruo Saito;Toshio Meguro;etc.
• 通讯作者: etc.

来たるべき人類学5 人と動物の人類学

即将到来的人类学5：人类和动物的人类学

• 发表时间: 2012
• 作者: 目黒紀夫