高精度Mn-Cr年代測定を用いた微惑星の形成と進化過程の解明
高精度Mn-Cr年代測定を用いた微惑星の形成と進化過程の解明
批准号:
11J09530
负责人:
藤谷 渉
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2012
中文摘要
水質変成の影響が顕著な始原的隕石であるCIコンドライト(Orgueil, Ivuna, Y980115, Tagish Lake)に含まれる炭酸塩鉱物(ドロマイト)に対して、半減期が370万年の放射性核種であるマンガン-53を用いた年代測定(マンガン・クロム年代測定)を行った。本研究では、マンガンとクロムを適量含んだ炭酸塩(カルサイト)の標準試料を実験室内で合成して標準試料とすることで、マンガン・クロムの存在量比および得られる年代値をこれまでにない精度および確度で決定した。その結果、Orgueilが4563.6 +/- 0.7Ma、Ivunaが4562.5 +/- 0.7Ma、Y980115が4563.8 +/- 1.2Ma、Tagish Lakeが4563.5+/-1.1Ma(Maは百万年前を表す)という年代値を得た。これらの年代値は誤差の範囲で一致しており、太陽系の形成(4568.2Ma)から約500万年後に相当する。このことは、短寿命放射性核種であるアルミニウム-26(半減期72万年)の壊変熱が変成の熱源として重要であるということを示唆している。そこで、得られた炭酸塩の年代値を制約条件として、アルミニウム-26の壊変熱を熱源と仮定し、隕石母天体の熱史をシミュレーションすることで母天体の形成年代を制約することを試みた。その結果、水質変成を受けている隕石の母天体は太陽系誕生から300_400万年に形成したことを明らかにした。これら一連の成果はFujiya et al. (2013), Earth and Planetary Science Letters 362, 130-142として発表された。さらに、微惑星における水質変成の環境(温度など)を推定するため、CMコンドライトであるMurchisonに含まれるカルサイトに対して炭素同位体比およびマグネシウム・マンガン・鉄など微量元素の存在量を測定した。その結果、微量元素の存在量は炭素同位体比と相関しており、微量元素が数ppmのカルサイトは地球の標準物質に対して重い炭素(δ13C~80パーミル)に富み、数100ppmのカルサイトはそれよりやや軽い炭素同位体比(δ13C~30パーミル)を示すことを明らかにした。このことは、水質変成の最初期に重い炭素に富むリザーバーが存在していたか、最初期にカルサイトは非常に低温(~0度)で形成したことを示唆している。
英文摘要
水質変成の影響が顕著な始原的隕石であるCIコンドライト(Orgueil, Ivuna, Y980115, Tagish Lake)に含まれる炭酸塩鉱物(ドロマイト)に対して、半減期が370万年の放射性核種であるマンガン-53を用いた年代測定(マンガン・クロム年代測定)を行った。本研究では、マンガンとクロムを適量含んだ炭酸塩(カルサイト)の標準試料を実験室内で合成して標準試料とすることで、マンガン・クロムの存在量比および得られる年代値をこれまでにない精度および確度で決定した。その結果、Orgueilが4563.6 +/- 0.7Ma、Ivunaが4562.5 +/- 0.7Ma、Y980115が4563.8 +/- 1.2Ma、Tagish Lakeが4563.5+/-1.1Ma(Maは百万年前を表す)という年代値を得た。これらの年代値は誤差の範囲で一致しており、太陽系の形成(4568.2Ma)から約500万年後に相当する。このことは、短寿命放射性核種であるアルミニウム-26(半減期72万年)の壊変熱が変成の熱源として重要であるということを示唆している。そこで、得られた炭酸塩の年代値を制約条件として、アルミニウム-26の壊変熱を熱源と仮定し、隕石母天体の熱史をシミュレーションすることで母天体の形成年代を制約することを試みた。その結果、水質変成を受けている隕石の母天体は太陽系誕生から300_400万年に形成したことを明らかにした。これら一連の成果はFujiya et al. (2013), Earth and Planetary Science Letters 362, 130-142として発表された。さらに、微惑星における水質変成の環境(温度など)を推定するため、CMコンドライトであるMurchisonに含まれるカルサイトに対して炭素同位体比およびマグネシウム・マンガン・鉄など微量元素の存在量を測定した。その結果、微量元素の存在量は炭素同位体比と相関しており、微量元素が数ppmのカルサイトは地球の標準物質に対して重い炭素(δ13C~80パーミル)に富み、数100ppmのカルサイトはそれよりやや軽い炭素同位体比(δ13C~30パーミル)を示すことを明らかにした。このことは、水質変成の最初期に重い炭素に富むリザーバーが存在していたか、最初期にカルサイトは非常に低温(~0度)で形成したことを示唆している。
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A possible supernova origin of Type AB presolar silicon carbide grains
AB 型太阳前碳化硅颗粒的可能超新星起源
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiya, W.]
通讯作者:
W.
DOI:
10.1088/2041-8205/745/2/l26
发表时间:
2012-02-01
期刊:
ASTROPHYSICAL JOURNAL LETTERS
影响因子:
7.9
作者:
[Hoppe, Peter, Fujiya, Wataru, Zinner, Ernst]
通讯作者:
Zinner, Ernst
炭酸塩の結晶化年代および安定同位体から探る含水小惑星の形成と進化
从碳酸盐结晶年龄和稳定同位素研究含水小行星的形成和演化
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiya, W., 藤谷渉, 藤谷渉]
通讯作者:
藤谷渉
隕石中の炭酸塩の年代測定から探る含水小惑星の形成と進化
通过陨石中碳酸盐测年研究含水小行星的形成和演化
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiya, W., 藤谷渉, 藤谷渉, 藤谷渉]
通讯作者:
藤谷渉
プレソーラー粒子から探る超新星におけるニュートリノ元素合成
从前太阳粒子研究超新星中的中微子核合成
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fujiya, W., 藤谷渉, 藤谷渉, 藤谷渉, 藤谷渉]
通讯作者:
藤谷渉
共 11 条
水熱変成作用を受けた炭素質コンドライト隕石から探るC型小惑星の熱進化
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批准号:23K22550
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$1.5万
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财政年份:2024
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负责人:藤谷 渉
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依托单位:
Thermal evoluiton of C-type asteoroids explored from hydrothermally altered carbonaceous chondrites
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批准号:22H01279
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.48万
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财政年份:2022
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负责人:藤谷 渉
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依托单位:
イオン注入を利用した二次イオン質量分析法の高感度化への挑戦
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批准号:20K20934
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.08万
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财政年份:2020
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负责人:藤谷 渉
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依托单位:
急冷Al−Cu系合金薄帯の作成と超塑性挙動ならびに評価技術の確立に関する研究
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批准号:11919081
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (B)
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资助金额:$0.14万
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财政年份:1999
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负责人:藤谷 渉
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依托单位: