ゼゼラ類の保全分類学的研究―琵琶湖流域の魚類多様性解析と保全を目指して―
ゼゼラ類の保全分類学的研究―琵琶湖流域の魚類多様性解析と保全を目指して―
批准号:
12J04703
负责人:
川瀬 成吾
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2013
中文摘要
日本産ゼゼラ属Biwia(コイ科カマツカ亜科)はゼゼラとヨドゼゼラが知られ, 琵琶湖・淀川流域において2種は同所的に分布している. 当流域においてゼゼラは琵琶湖に, ヨドゼゼラは淀川に生息している. ヨドゼゼラは本流域の固有種であるが, 淀川の氾濫原を主な生息場所としている点で他の固有種と異なるため, 本流域の魚類多様性の起源を探る上で興味深い. しかし, 進化過程を探る上で重要な本属を含むゼゼラ類の類縁関係はほとんどわかっておらず, 多様性解析の基本となる分類も混沌している. そこで, これら問題を解決するために詳細な比較解剖に基づく系統解析を行なった結果, 以下の成果が得られた.1)ゼゼラ類の単系統性 : ゼゼラ類は多くの派生形質を共有していたことから, 単系統であることが支持された.2)ゼゼラ類内の類縁関係 : 本類内に大きく3つの進化群(クレードA, B, C)が存在することが明らかとなった. クレードCは原始的で中国南部とベトナム北部の種から構成された. クレードBは韓国産のMicrophysogobio koreensisや台湾産のM. brevirostrisなどが含まれ, 顎骨や鰾, 腸型などに派生形質があるため, 流水適応した進化群と考えられた. クレードAは日本産Biwia2種を含むBiwiaと一部の中国産Microphysogobioから構成され, 小型化に伴う頭部側線系に多くの特化形質を有することから, 氾濫原適応したグループと考えらえた.3)分類学的整理 : 3つのクレードは, それぞれ多くの派生形質を有し, 独自の進化傾向を有することから各クレードに属名をつけるべきと判断された. クレードAにはゼゼラ属の模式種であるゼゼラBiwia zezeraが含まれたことから, 本クレードはBiwiaとするのが妥当と考えられた. クレードBは属名の候補が複数あったが, 先取権の原則からMicrophysogobioが与えられた. 最後にクレードCは, 形態学的特徴からPlatysmacetiusとすべきと考えられた.
英文摘要
日本産ゼゼラ属Biwia(コイ科カマツカ亜科)はゼゼラとヨドゼゼラが知られ, 琵琶湖・淀川流域において2種は同所的に分布している. 当流域においてゼゼラは琵琶湖に, ヨドゼゼラは淀川に生息している. ヨドゼゼラは本流域の固有種であるが, 淀川の氾濫原を主な生息場所としている点で他の固有種と異なるため, 本流域の魚類多様性の起源を探る上で興味深い. しかし, 進化過程を探る上で重要な本属を含むゼゼラ類の類縁関係はほとんどわかっておらず, 多様性解析の基本となる分類も混沌している. そこで, これら問題を解決するために詳細な比較解剖に基づく系統解析を行なった結果, 以下の成果が得られた.1)ゼゼラ類の単系統性 : ゼゼラ類は多くの派生形質を共有していたことから, 単系統であることが支持された.2)ゼゼラ類内の類縁関係 : 本類内に大きく3つの進化群(クレードA, B, C)が存在することが明らかとなった. クレードCは原始的で中国南部とベトナム北部の種から構成された. クレードBは韓国産のMicrophysogobio koreensisや台湾産のM. brevirostrisなどが含まれ, 顎骨や鰾, 腸型などに派生形質があるため, 流水適応した進化群と考えられた. クレードAは日本産Biwia2種を含むBiwiaと一部の中国産Microphysogobioから構成され, 小型化に伴う頭部側線系に多くの特化形質を有することから, 氾濫原適応したグループと考えらえた.3)分類学的整理 : 3つのクレードは, それぞれ多くの派生形質を有し, 独自の進化傾向を有することから各クレードに属名をつけるべきと判断された. クレードAにはゼゼラ属の模式種であるゼゼラBiwia zezeraが含まれたことから, 本クレードはBiwiaとするのが妥当と考えられた. クレードBは属名の候補が複数あったが, 先取権の原則からMicrophysogobioが与えられた. 最後にクレードCは, 形態学的特徴からPlatysmacetiusとすべきと考えられた.
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会议论文
第14回ヨーロッパ魚類学会参加報告
第14届欧洲鱼类学会参加报告
DOI:
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发表时间:
2012
期刊:
魚類学雑誌
影响因子:
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作者:
[川瀬成吾, 木村亮太, 川瀬成吾]
通讯作者:
川瀬成吾
韓国における淡水魚食文化覚書
韩国淡水鱼食用文化备忘录
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
滋賀の食事文化
影响因子:
--
作者:
[Shirakigawa N. , Ijima H., 原 宏輔, 牧 義之, 牧義之, 牧義之, 牧義之, 牧 義之, 辻 麻衣子, 辻 麻衣子, 辻 麻衣子, 辻 麻衣子, 川上知里, 川瀬 成吾・田中 和大]
通讯作者:
川瀬 成吾・田中 和大
淀川流域におけるヨドゼゼラの分布域の退縮
淀川流域淀泽拉分布面积回归
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
地域自然史と保全
影响因子:
--
作者:
[川瀬成吾, 木村亮太]
通讯作者:
木村亮太
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