広塩性魚類における通し回遊現象の起源と進化に関する研究とその応用
広塩性魚類における通し回遊現象の起源と進化に関する研究とその応用
批准号:
12J05842
负责人:
横内 一樹
金额:
$2.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2014
中文摘要
水産上重要な広塩性魚類について, その生態を理解することは, 気候変動や環境の人為的改変が急速に進む現在において, 水産学・保全生態学上の喫緊の課題である. そのような広塩性魚類の中には, 海と川を行き来する通し回遊を行うものや, 陸上への適応を進めた両生生活を行っているものがある. そこで本研究では, それら魚類の生活史特性や回遊環を明らかにすることを目的として研究を行った.今年度は, ベトナム・メコンデルタで盛んに養殖されているにもかかわらず, 養殖用の種苗は天然の稚魚に依存しているOxudercinae亜科(トビハゼ・ムツゴロウを含むハゼ科の1グループ)のホコハゼPseudapocryptes elongatusを主な研究対象とした. 現地で養殖用のホコハゼ種苗として採集されているOxudercinae亜科稚魚をサンプリングし, ミトコンドリアDNA cytochrome oxidase subunit I遺伝子の塩基配列を決定して厳密な種同定をおこなった. その結果, ホコハゼ仔稚魚と非常に類似した形態的特徴を持つParapocryptes属やScartelaos属の稚魚が出現し, ホコハゼとともに混獲されていることがわかった. また, DNAにより成魚と同一の配列を持つホコハゼ稚魚について, はじめてその形態を記載した.また, これまで2年間にわたり, 筑後川河口域において採集されたエツ計215個体について, 耳石Sr:Ca比による回遊パターンの解析を進めたところ, 1)未成魚期の初期に比較的高塩分を示す水域を利用した群と, より長期にわたって淡水域・低塩分の水域に滞在した群に大きく二分されることがわかった. ウナギ属魚類については, ニホンウナギの個体群特性が水系ごとに異なることを明らかにしたこれまでの研究成果を取りまとめ, 原著論文としてFisheries Science誌で発表した.
英文摘要
水産上重要な広塩性魚類について, その生態を理解することは, 気候変動や環境の人為的改変が急速に進む現在において, 水産学・保全生態学上の喫緊の課題である. そのような広塩性魚類の中には, 海と川を行き来する通し回遊を行うものや, 陸上への適応を進めた両生生活を行っているものがある. そこで本研究では, それら魚類の生活史特性や回遊環を明らかにすることを目的として研究を行った.今年度は, ベトナム・メコンデルタで盛んに養殖されているにもかかわらず, 養殖用の種苗は天然の稚魚に依存しているOxudercinae亜科(トビハゼ・ムツゴロウを含むハゼ科の1グループ)のホコハゼPseudapocryptes elongatusを主な研究対象とした. 現地で養殖用のホコハゼ種苗として採集されているOxudercinae亜科稚魚をサンプリングし, ミトコンドリアDNA cytochrome oxidase subunit I遺伝子の塩基配列を決定して厳密な種同定をおこなった. その結果, ホコハゼ仔稚魚と非常に類似した形態的特徴を持つParapocryptes属やScartelaos属の稚魚が出現し, ホコハゼとともに混獲されていることがわかった. また, DNAにより成魚と同一の配列を持つホコハゼ稚魚について, はじめてその形態を記載した.また, これまで2年間にわたり, 筑後川河口域において採集されたエツ計215個体について, 耳石Sr:Ca比による回遊パターンの解析を進めたところ, 1)未成魚期の初期に比較的高塩分を示す水域を利用した群と, より長期にわたって淡水域・低塩分の水域に滞在した群に大きく二分されることがわかった. ウナギ属魚類については, ニホンウナギの個体群特性が水系ごとに異なることを明らかにしたこれまでの研究成果を取りまとめ, 原著論文としてFisheries Science誌で発表した.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Morphology of juvenile Pseudapocryptes elongatus, an important aquaculture mudskipper in southern Vietnam.
越南南部重要水产养殖弹涂鱼幼鱼的形态学。
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T. D. Dinh, T. Takita, H. P. Hung, M. v. Hieu, V. T. Toan, Z. Yokouchi, M. Wada, and A. Ishimatsu]
通讯作者:
and A. Ishimatsu
福井県三方五湖一早瀬川水系におけるニホンウナギAnguilla japonic a生息状況の歴史的変遷について
福井县三方五湖市早濑川水系鳗鲡栖息地状况的历史变迁
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
動物考古学
影响因子:
--
作者:
[Wilkinson AC*, Kawata VK*, Judith Schutte, Gao X, Antoniou S, Baumann C, Woodhouse S,Hannah R, Tanaka Y, Swiers G, Moignard V, Fisher J, Shimauchi H, Tijssen MR, de Bruijn MF, Liu P, Gottgens B. (*共同第一著者), 河田恵子, 伊藤岳, 小島秀彰,海部健三,横内一樹,須藤竜介,吉田丈人,塚本勝巳,鶯谷いずみ]
通讯作者:
小島秀彰,海部健三,横内一樹,須藤竜介,吉田丈人,塚本勝巳,鶯谷いずみ
Elucidating larval duration and migration history of the oxudercine mudskipper Pseudapocryptes elongatus in the estuaries of Mekong Delta, southern Vietnam.
阐明越南南部湄公河三角洲河口的氧化弹涂鱼 Pseudapocryptes elongatus 的幼虫持续时间和迁徙历史。
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T. D. Dinh, K. Yokouchi, M. v. Hieu, V. T. Toan, M. Wada, T. Takita, H. P. Hung, and A. Ishimatsu]
通讯作者:
and A. Ishimatsu
うな丼の未来―ウナキ・の持続的利用は可能か(分担 : 黄ウナキ・の生息域利用)
鳗鱼饭的未来 - 鳗鱼海胆的可持续利用是否可行?
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Koshimura S., S. Hayashi and H. Gokon, 横内一樹(分担執筆)]
通讯作者:
横内一樹(分担執筆)
海外基金