シロイヌナズナ花茎の重力屈性機構に関する分子遺伝学的研究
シロイヌナズナ花茎の重力屈性機構に関する分子遺伝学的研究
批准号:
12J06306
负责人:
佐々木 秋
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2013
中文摘要
本研究はシロイヌナズナの花茎が示す動屈性における重力感知機構に関する研究である。シロイヌナズナの花茎の重力感知機構にはAtLAZY1遺伝子が関与することは先行研究(Yoshihara et al. 2013)により明らかであるが、AtLAZY1の分子機能が明らかでないことにより重力感知の分子機構もまた未解明である。一方で、AtLAZY1の変異体は重力屈性の不完全な欠損を示すことから、AtLAZY1が関与する機構は重力屈性において必要十分ではなく、重力屈性機構の理解にはAtLAZY1を介さない機構の解析も必要であると思われた。本年度はこれらの問題に取り組むため、atlazy1変異体の表現型復帰変異体(抑圧変異体)の単離と解析を行った。その結果、2系統の変異体dsl1及びdsl2を単離した。そして、dsl1は転写因子をコードする遺伝子ASL5、dsl2は既知の微小管結合タンパク質ATNのホモログATN-likeの過剰発現体である事を明らかにした。ASL5とATN-likeについては共に報告が乏しいため、次にこれらの遺伝子の機能解析を行った。マイクロアレイ解析によりASL5が二次細胞壁を制御していることを明らかにするとともにセルロース合成阻害剤が重力屈性を阻害すること、及び二次細胞壁セルロース合成酵素の遺伝子欠損変異体の重力屈性が極めて遅くなることを見出した。これにより花茎の重力屈性に二次細胞壁合成が関与するという本研究の仮説がさらに支持された。また、AtLAZY1の部分配列が微小管と結合する事を見出した。この結果は微小管制御因子と推定されるATN-likeの過剰発現がatlazy1変異体の表現型を回復できることと関連していると思われる。
英文摘要
本研究はシロイヌナズナの花茎が示す動屈性における重力感知機構に関する研究である。シロイヌナズナの花茎の重力感知機構にはAtLAZY1遺伝子が関与することは先行研究(Yoshihara et al. 2013)により明らかであるが、AtLAZY1の分子機能が明らかでないことにより重力感知の分子機構もまた未解明である。一方で、AtLAZY1の変異体は重力屈性の不完全な欠損を示すことから、AtLAZY1が関与する機構は重力屈性において必要十分ではなく、重力屈性機構の理解にはAtLAZY1を介さない機構の解析も必要であると思われた。本年度はこれらの問題に取り組むため、atlazy1変異体の表現型復帰変異体(抑圧変異体)の単離と解析を行った。その結果、2系統の変異体dsl1及びdsl2を単離した。そして、dsl1は転写因子をコードする遺伝子ASL5、dsl2は既知の微小管結合タンパク質ATNのホモログATN-likeの過剰発現体である事を明らかにした。ASL5とATN-likeについては共に報告が乏しいため、次にこれらの遺伝子の機能解析を行った。マイクロアレイ解析によりASL5が二次細胞壁を制御していることを明らかにするとともにセルロース合成阻害剤が重力屈性を阻害すること、及び二次細胞壁セルロース合成酵素の遺伝子欠損変異体の重力屈性が極めて遅くなることを見出した。これにより花茎の重力屈性に二次細胞壁合成が関与するという本研究の仮説がさらに支持された。また、AtLAZY1の部分配列が微小管と結合する事を見出した。この結果は微小管制御因子と推定されるATN-likeの過剰発現がatlazy1変異体の表現型を回復できることと関連していると思われる。
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Genetic and molecular interaction analyses of the gravity signal transduction pathways in Arabidopsis inflorescence
拟南芥花序重力信号转导途径的遗传和分子相互作用分析
DOI:
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发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
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作者:
[Shu Sasaki, Atsuko Sato, Masaaki Watahiki and Kotaro T. Yamamoto]
通讯作者:
Masaaki Watahiki and Kotaro T. Yamamoto
ASL5の過剰発現はシロイヌナズナ花茎の重力屈性変異atlazy1を抑圧する
ASL5 的过表达抑制拟南芥花茎中的向地突变体 atlazy1
DOI:
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发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[佐々木 秋, 佐藤 敦子, 綿引 雅昭, 門屋 亨介, 笠原 康裕, 山本 興太朗]
通讯作者:
山本 興太朗
シロイヌナズナ花茎の重力屈性変異atlazylの新たな抑圧変異体ds12の解析
拟南芥花茎向重力突变体atlazyl的新抑制突变体ds12分析
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[佐々木 秋, 山本 興太朗]
通讯作者:
山本 興太朗
シロイヌナズナ花茎の重力屈性変異atlazylの抑圧変異体dsllの解析
拟南芥花茎中向重力突变体atlazyl抑制突变体dsll的分析
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[佐々木 秋, 山本 興太朗]
通讯作者:
山本 興太朗
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