『宗鏡録』の研究--唐から宋への仏教思想の展開--
『宗鏡録』の研究--唐から宋への仏教思想の展開--
批准号:
12J07297
负责人:
柳 幹康
金额:
$2.07万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2013
中文摘要
本研究の目的は、唐と宋を結ぶ五代の時代に延寿が編んだ『宗鏡録』を分析することで、唐から宋にかけて一変する中国仏教の思想展開の様子を明らかにすることにある。採用第3年度目にあたる平成26年度の研究は、主に(1)『宗鏡録』の思想体系の解明、(2)現代中国における延寿と『宗鏡録』の評価の調査、(3)出版物の刊行、の三点で以下の成果を得た。(1)『宗鏡録』に引かれる先行の文献の精査、ならびにその原義と延寿の解釈との差異の分析を通じて、延寿が唐代以前の仏教思想を如何に組み替えたのかを分析した。その結果、従来仏説(経典)は階層的に整序されていたのに対し、延寿は禅宗の視点からあらゆる仏説は一心を説示する点で同じと看ることで、それまでの階層的仏教解釈論を解体し、単層的・一元的仏教解釈論を構築したことが明らかになった。(2)延寿がかつて住持した杭州の浄慈寺・霊隠寺を訪れ、両寺の住職と会談し、現代中国に対する延寿と『宗鏡録』の影響について状況をうかがった。この結果、両寺において延寿は今でも非常に尊ばれていること、浄慈寺では民国期に延寿を祀る永明塔院が建設され、現在でも在家信者が日々集まり念仏を行っていること、霊隠寺では毎年秋に二回の研究会が開催され、そこで延寿の研究が盛んに為されていることを知った。会談に際し、両寺より日本では入手困難な論文集など複数の資料を寄贈された。また延寿研究で専著と複数の論文を発表されている黄公元氏(杭州師範大学教授)とも会談する機会を得、現代の中国仏教における延寿の評価について話をうかがった。(3)日本学術振興会の平成26年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)(課題番号265005)の助成を得て、これまでの3年にわたる研究内容をまとめ、法藏館より『永明延寿と『宗鏡録』の研究』と題する拙著を公刊した。
英文摘要
本研究の目的は、唐と宋を結ぶ五代の時代に延寿が編んだ『宗鏡録』を分析することで、唐から宋にかけて一変する中国仏教の思想展開の様子を明らかにすることにある。採用第3年度目にあたる平成26年度の研究は、主に(1)『宗鏡録』の思想体系の解明、(2)現代中国における延寿と『宗鏡録』の評価の調査、(3)出版物の刊行、の三点で以下の成果を得た。(1)『宗鏡録』に引かれる先行の文献の精査、ならびにその原義と延寿の解釈との差異の分析を通じて、延寿が唐代以前の仏教思想を如何に組み替えたのかを分析した。その結果、従来仏説(経典)は階層的に整序されていたのに対し、延寿は禅宗の視点からあらゆる仏説は一心を説示する点で同じと看ることで、それまでの階層的仏教解釈論を解体し、単層的・一元的仏教解釈論を構築したことが明らかになった。(2)延寿がかつて住持した杭州の浄慈寺・霊隠寺を訪れ、両寺の住職と会談し、現代中国に対する延寿と『宗鏡録』の影響について状況をうかがった。この結果、両寺において延寿は今でも非常に尊ばれていること、浄慈寺では民国期に延寿を祀る永明塔院が建設され、現在でも在家信者が日々集まり念仏を行っていること、霊隠寺では毎年秋に二回の研究会が開催され、そこで延寿の研究が盛んに為されていることを知った。会談に際し、両寺より日本では入手困難な論文集など複数の資料を寄贈された。また延寿研究で専著と複数の論文を発表されている黄公元氏(杭州師範大学教授)とも会談する機会を得、現代の中国仏教における延寿の評価について話をうかがった。(3)日本学術振興会の平成26年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)(課題番号265005)の助成を得て、これまでの3年にわたる研究内容をまとめ、法藏館より『永明延寿と『宗鏡録』の研究』と題する拙著を公刊した。
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蓮宗祖師としての延寿像の形成と変遷
莲花教祖师圆珠像的形成与变迁
DOI:
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发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
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作者:
[Aya Miura, Jotaro Urabe., 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康]
通讯作者:
柳幹康
永明延寿と「教禅一致」-調停者としての延寿像の変遷
英明圆珠与“共善合一”——圆珠调解人形象的转变
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
仏光学報
影响因子:
--
作者:
[Aya Miura, Jotaro Urabe, 柳幹康]
通讯作者:
柳幹康
禅者が見た心 -馬祖の『楞伽経』解釈の新しさ-
禅师眼中的心 -妈祖《证觉经》新诠释-
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
東アジア仏教研究
影响因子:
--
作者:
[Aya Miura, Jotaro Urabe., 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康]
通讯作者:
柳幹康
永明延寿と中国仏教
永明延伸与中国佛教
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
東アジア仏教研究
影响因子:
--
作者:
[Aya Miura, Jotaro Urabe., 柳幹康]
通讯作者:
柳幹康
禅宗思想与善悪問題――以宗密的「頓悟漸修」和延寿的「頓悟頓修」為中心
禅宗的善恶问题:密宗的《通行循学》和文居的《通行通书》都是围绕善恶问题展开的。
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Aya Miura, Jotaro Urabe., 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康, 柳幹康]
通讯作者:
柳幹康
共 13 条
『宗鏡録』の一心思想の研究
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批准号:21K00060
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.08万
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财政年份:2021
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负责人:柳 幹康
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依托单位:
海外基金