DNAメチル化による遺伝子発現の長期的な維持機構
DNAメチル化による遺伝子発現の長期的な維持機構
批准号:
12J09836
负责人:
中村 遼平
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2013
中文摘要
本研究では、DNAやヒストンのメチル化といったエピジェネティックなクロマチン修飾に着目することで、個々の遺伝子の発現状態を正常に維持するメカニズムの解明を目的とした。昨年度までに、メダカの組織、およびヒトの公開データを用いたゲノムワイドな解析から、種間で保存された巨大なDNA低メチル化領域が発生において重要な機能を持つ転写因子を修飾していることを明らかにした。さらに、この巨大なDNA低メチル化領域は抑制型のヒストン修飾を非常に高レベルで含んでおり、遺伝子発現が非常に強く抑制されているということを明らかにした。成体の細胞においては、このDNA低メチル化領域のサイズが縮小することで長期的な遺伝子発現の維持に寄与していることが示唆された。25年度では、このDNA低メチル化領域の抑制型のヒストン修飾レベルが、DNA低メチル化領域内の非メチル化CpGの数と相関することを示した。先行研究において、抑制型のピストン修飾を修飾するポリコーム遺伝子群が非メチル化CpGに結合しやすいということが報告されている。従って、本結果と合わせると、初期胚においては、巨大なDNA低メチル化領域がポリコーム遺伝子群を呼び込み、発生を制御する転写因子の発現を強力に抑えることで未分化状態を維持していることが示唆された。また、メダカの変異体と野生型のヘテロ個体を用いた解析から、DNA低メチル化領域のサイズの縮小には、その領域のクロマチンが活性状態になることが必要であることを示した。この結果は、発生に重要な遺伝子は胚発生時期に発現すると自律的にDNA低メチル化領域の縮小が起こり、遺伝子発現が維持されることを示唆している。従って、本研究は巨大DNA低メチル化領域が細胞の分化・未分化状態の制御に寄与する可能性を示した。
英文摘要
本研究では、DNAやヒストンのメチル化といったエピジェネティックなクロマチン修飾に着目することで、個々の遺伝子の発現状態を正常に維持するメカニズムの解明を目的とした。昨年度までに、メダカの組織、およびヒトの公開データを用いたゲノムワイドな解析から、種間で保存された巨大なDNA低メチル化領域が発生において重要な機能を持つ転写因子を修飾していることを明らかにした。さらに、この巨大なDNA低メチル化領域は抑制型のヒストン修飾を非常に高レベルで含んでおり、遺伝子発現が非常に強く抑制されているということを明らかにした。成体の細胞においては、このDNA低メチル化領域のサイズが縮小することで長期的な遺伝子発現の維持に寄与していることが示唆された。25年度では、このDNA低メチル化領域の抑制型のヒストン修飾レベルが、DNA低メチル化領域内の非メチル化CpGの数と相関することを示した。先行研究において、抑制型のピストン修飾を修飾するポリコーム遺伝子群が非メチル化CpGに結合しやすいということが報告されている。従って、本結果と合わせると、初期胚においては、巨大なDNA低メチル化領域がポリコーム遺伝子群を呼び込み、発生を制御する転写因子の発現を強力に抑えることで未分化状態を維持していることが示唆された。また、メダカの変異体と野生型のヘテロ個体を用いた解析から、DNA低メチル化領域のサイズの縮小には、その領域のクロマチンが活性状態になることが必要であることを示した。この結果は、発生に重要な遺伝子は胚発生時期に発現すると自律的にDNA低メチル化領域の縮小が起こり、遺伝子発現が維持されることを示唆している。従って、本研究は巨大DNA低メチル化領域が細胞の分化・未分化状態の制御に寄与する可能性を示した。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Antagonistic relationship between H3K27me3 and DNA methylation in long-term regulation of develoDmental genes
H3K27me3与DNA甲基化在发育基因长期调控中的拮抗关系
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miriam Lopez-de-la-Calleja, Takayuki Nagai, Muhammad Attamimi, Mariko Nakano-Miyatake, Hector Perez-Meana, 安東裕司,アッタミミ ムハンマド,中村友昭,長井隆行,持橋大地,小林一郎,麻生英樹, 中村遼平, 山口拓郎,アッタミミ ムハンマド,中村友昭,長井隆行,池原雅章, 中村遼平, 鴫原宏明,アッタミミ ムハンマド,阿部香澄,長井隆行,大森隆司,岡夏樹, 中村遼平]
通讯作者:
中村遼平
Hypomethylated domain size reflects repressive level of developmental genes
低甲基化结构域大小反映了发育基因的抑制水平
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miriam Lopez-de-la-Calleja, Takayuki Nagai, Muhammad Attamimi, Mariko Nakano-Miyatake, Hector Perez-Meana, 安東裕司,アッタミミ ムハンマド,中村友昭,長井隆行,持橋大地,小林一郎,麻生英樹, 中村遼平]
通讯作者:
中村遼平
Antagonistic relationship between H3K27me3 and DNA methylation in long-term regulation of developmental genes
H3K27me3与DNA甲基化在发育基因长期调控中的拮抗关系
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miriam Lopez-de-la-Calleja, Takayuki Nagai, Muhammad Attamimi, Mariko Nakano-Miyatake, Hector Perez-Meana, 安東裕司,アッタミミ ムハンマド,中村友昭,長井隆行,持橋大地,小林一郎,麻生英樹, 中村遼平, 山口拓郎,アッタミミ ムハンマド,中村友昭,長井隆行,池原雅章, 中村遼平]
通讯作者:
中村遼平
脊椎動物におけるglobal DNAメチル化の機能の解明
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批准号:21K06013
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2021
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负责人:中村 遼平
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依托单位:
海外基金