レプトスピラ症を初めとするげっ歯類媒介性人獣共通感染症の迅速簡易診断法新規開発
レプトスピラ症を初めとするげっ歯類媒介性人獣共通感染症の迅速簡易診断法新規開発
批准号:
14J02846
负责人:
塩川 愛絵
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2016-03-31
中文摘要
2012年までに、スリランカでは、ヒト症例から数種類のレプトスピラ遺伝子が検出されている。動物では、レプトスピラ遺伝子は牛の尿より検出された一報告のみである。このように動物のレプトスピラ保有状況に関する情報が不足しているため、人への感染源、環境汚染源となる動物ははっきりとわかっていない。そこで、申請者は、スリランカ中央県Kandy districtにて、人家周辺生息小動物のレプトスピラ保有状況に関する調査を行った。さらに、と畜場でサンプリングされた豚の腎臓からレプトピラ遺伝子の検出を試みた。その結果、2014年12月に捕獲されたSuncus murinus1頭、2015 年10月に捕獲されたS. murinus1頭とRattus rattus1頭から病原性レプトスピラの遺伝子が検出された。得られた遺伝子配列の解析の結果、これらはいずれもL. borgpeterseniiであることがわかった。また、lipL41の遺伝子配列比較から、本研究にて得られた3つのL. borgpeterseniiがスリランカのレプトスピラ症患者から得られた遺伝子種と近縁であることも示された。また、健康な豚腎臓からも病原性レプトスピラ遺伝子が検出された。スリランカではレプトスピラ症は現地の言葉でネズミ熱と呼ばれており、ラットが主要な媒介動物とされていたが、今回初めてジャコウネズミからも病原性レプトスピラ遺伝子が検出された。ジャコウネズミは食虫類と呼ばれるモグラの仲間で、本来生態はラットとは異なっていたが、なんらかの理由で生態が交差するようになり、ラットが保菌するレプトスピラに感染するようになった可能性がある。また、と畜場で解体された豚の腎臓からもレプトスピラ遺伝子が検出されたことから、不顕性に持続感染している個体が存在する可能性が示唆された。
英文摘要
2012年までに、スリランカでは、ヒト症例から数種類のレプトスピラ遺伝子が検出されている。動物では、レプトスピラ遺伝子は牛の尿より検出された一報告のみである。このように動物のレプトスピラ保有状況に関する情報が不足しているため、人への感染源、環境汚染源となる動物ははっきりとわかっていない。そこで、申請者は、スリランカ中央県Kandy districtにて、人家周辺生息小動物のレプトスピラ保有状況に関する調査を行った。さらに、と畜場でサンプリングされた豚の腎臓からレプトピラ遺伝子の検出を試みた。その結果、2014年12月に捕獲されたSuncus murinus1頭、2015 年10月に捕獲されたS. murinus1頭とRattus rattus1頭から病原性レプトスピラの遺伝子が検出された。得られた遺伝子配列の解析の結果、これらはいずれもL. borgpeterseniiであることがわかった。また、lipL41の遺伝子配列比較から、本研究にて得られた3つのL. borgpeterseniiがスリランカのレプトスピラ症患者から得られた遺伝子種と近縁であることも示された。また、健康な豚腎臓からも病原性レプトスピラ遺伝子が検出された。スリランカではレプトスピラ症は現地の言葉でネズミ熱と呼ばれており、ラットが主要な媒介動物とされていたが、今回初めてジャコウネズミからも病原性レプトスピラ遺伝子が検出された。ジャコウネズミは食虫類と呼ばれるモグラの仲間で、本来生態はラットとは異なっていたが、なんらかの理由で生態が交差するようになり、ラットが保菌するレプトスピラに感染するようになった可能性がある。また、と畜場で解体された豚の腎臓からもレプトスピラ遺伝子が検出されたことから、不顕性に持続感染している個体が存在する可能性が示唆された。
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スリランカにおけるレプトスピラ保有動物の探索
在斯里兰卡寻找携带钩端螺旋体病的动物
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[塩川愛絵, Devinda Muthusinghe, YasaraGunathilake, Chandika D. Gamage, 吉松組子, 有川 二郎]
通讯作者:
有川 二郎
レプトスピラ菌体抗原を用いたイムノクロマトグラフィーによるレプトスピラ感染血清診断法の検討
使用钩端螺旋体病细菌细胞抗原的免疫层析法检查钩端螺旋体病感染血清诊断方法
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shiokawa K. et al, 塩川愛絵, Kanae Shiokawa. et. al., 塩川愛絵]
通讯作者:
塩川愛絵
レプトスピラ感染野生ラットの 血清学的診断法開発 -大腸菌と酵母発現系による 組換え病原性レプトスピラ共通抗原 (LipL32抗原)応用性の比較-
钩端螺旋体病感染野生大鼠血清学诊断方法的开发-利用大肠杆菌和酵母表达系统重组致病性钩端螺旋体病共同抗原(LipL32抗原)的适用性比较-
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[塩川 愛絵, Chandika D Gamage, 小泉 信夫, 清水 健太, 津田 祥美, 迫田 義博, 吉松 組子, 有川 二郎]
通讯作者:
有川 二郎
Prevalence of leptospires in peridomestic rodents and shrews in Kandy District, Sri Lanka
斯里兰卡康提地区家中啮齿动物和鼩鼱的钩端螺旋体患病率
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shiokawa K, Rathnayake S, Karunadasa I, Gamage T, Gamage CD, Yoshimatsu K, Arikawa J]
通讯作者:
Arikawa J
組換え抗原発現系の違いによる野生ラットレプトスピラ感染診断時のバックグラウンド反応軽減について -大腸菌と酵母菌発現組換え病原性レプトスピラ共通抗原(LipL32 抗原)の比較―
由于重组抗原表达系统的差异,减少野鼠钩端螺旋体病感染诊断过程中的背景反应 - 大肠杆菌和酵母表达的重组致病性钩端螺旋体病共同抗原(LipL32抗原)的比较 -
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[塩川 愛絵, Chandika D Gamage, 小泉 信夫, 迫田 義博, 吉松 組子, 津田 祥美, 清水 健太, 有川 二郎]
通讯作者:
有川 二郎
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