国際比較にみる児童虐待対応制度の構想

基于国际比较的儿童虐待应对体系构想

• 批准号: 14J03452
• 负责人: 根岸 弓
• 金额: $ 1.09万
• 依托单位: Tokyo Metropolitan University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2014
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2014-04-25 至 2016-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14J03452/
• 关键词: 児童虐待; 国際比較; パターナリズム; 当事者; 参加する権利; オートノミー; fsQCA; アメリカ; フランス; スウェーデン

本研究の目的は、児童虐待対応制度について国際比較をおこなうことにより今後の日本の児童虐待対応法制度のあり方について構想することである。今年度は以下4点の研究課題を設定した。第1にQualitative Comparative Analysis(QCA)を用いた国際比較分析から制度成立のための社会条件を明らかにすること、第2に当事者である子どもの経験から望ましい制度のあり方を明らかにすること、第3に理論から望ましい制度のあり方を明らかにすること、第4に課題1から課題3の結論から日本の今後の法制度のあり方を構想することである。第1の課題はデータの限界から実施できなかった。第2の課題には、日本の元社会的養護当事者へのインタビュー調査から当事者の参加を保障する制度が望まれているとの結論を得た。第3の課題では、パターナリズムの理論の検討から虐待対応においても当事者の参加や自律性は理論的に正当化されることが明らかとなった。以上より、第4の課題について、今後の日本の児童虐待対応法制度は子どもの参加または子どもと親の参加を保障する方向で改正されることが望ましいと結論づけられる。近年児童虐待対応においても子どもの参加権の保障の重要性は指摘されているものの、その根拠について当事者である子ども自身の経験や支援の理論的基礎の一つであるパターナリズムの理論から検討したものは管見の限りごくわずかである。子ども自身の経験は、児童虐待対応制度が子どもの福祉を目的とする限り今後の制度を構想する際の重要な指針の一つになりうるものであり、これを明らかにしたことに本研究の意義がある。また、パターナリズムに基づく介入が要求される虐待対応において、同理論から当事者の自律性の担保が要請されることを明らかにしたことは、当事者の自律性をほとんど保障しない日本の現行制度のあり方に再考を促すものとして意義がある。

The purpose of this study is to make an international comparison of child abuse law in Japan. This year, the following four research topics were set. The first part is Qualitative Comparative Analysis(QCA). The second part is the analysis of the social conditions for the establishment of the system. The third part is the analysis of the theory of the system. The fourth part is the conclusion of the third part. The fourth part is the conclusion of the third part. The first problem is to limit the number of people who are in trouble. The second issue is the conclusion of a survey on the protection of stakeholders in Japan's meta-society The third problem is to discuss the theory of abuse and to justify the participation of the parties in the theory of autonomy. The above, the fourth issue, the future of Japan's child abuse law system to participate in the child's participation in the protection of the direction of correction, the hope that the middle of the conclusion In recent years, the importance of child abuse prevention and protection has been criticized for the prevention and control of child abuse. The significance of this study is that the child's well-being is limited to the future of the system. The author of this paper discusses the relationship between the two parties and the relationship between the two parties.

项目成果

スウェーデンの児童虐待対応における子どもの意見表明権の保障―その方法と子ども自身へ与える影響―

保障儿童针对瑞典虐待儿童问题表达意见的权利 - 方法及其对儿童自身的影响 -

• 发表时间: 2015
• 作者: Kenryu Aoyagi;Hirokazu Arai;Kaori Ishii;Ai Shibata;Koichiro Oka;根岸弓;根岸弓;根岸弓
• 通讯作者: 根岸弓

児童虐待対応制度の評価指標の提唱および経験的適用の国際比較からみえる日本の制度的特徴

从虐待儿童应对体系的提案和评价指标的实证应用的国际比较看日本的制度特征

• 发表时间: 2015
• 期刊: 社会福祉学
• 作者: Kenryu Aoyagi;Hirokazu Arai;Kaori Ishii;Ai Shibata;Koichiro Oka;根岸弓;根岸弓
• 通讯作者: 根岸弓

児童虐待対応制度の評価指標の構築と経験的適用の国際比較からみえる日本の制度的特徴

从虐待儿童应对体系评价指标构建与实证应用的国际比较看日本的制度特征

• 发表时间: 2015
• 期刊: 社会福祉学
• 作者: Kenryu Aoyagi;Hirokazu Arai;Kaori Ishii;Ai Shibata;Koichiro Oka;根岸弓
• 通讯作者: 根岸弓

児童虐待対応制度における当事者の意見表明機会の国際比較―日本・アメリカ・フランス・スウェーデンを対象に―

虐待儿童应对体系中有关各方表达意见机会的国际比较——以日本、美国、法国、瑞典为中心——

• 发表时间: 2014
• 作者: Kenryu Aoyagi;Hirokazu Arai;Kaori Ishii;Ai Shibata;Koichiro Oka;根岸弓;根岸弓;根岸弓;根岸弓
• 通讯作者: 根岸弓

質的比較分析（QCA）と関連手法入門（仮題）

定性比较分析（QCA）及相关方法简介（暂定名称）

• 发表时间: 2016
• 作者: Kenryu Aoyagi;Hirokazu Arai;Kaori Ishii;Ai Shibata;Koichiro Oka;根岸弓;根岸弓;根岸弓;根岸弓;石田敦・齋藤圭介監訳,根岸弓・姫野宏輔・横山麻衣・脇田彩訳
• 通讯作者: 石田敦・齋藤圭介監訳,根岸弓・姫野宏輔・横山麻衣・脇田彩訳