インフルエンザウイルス感染におけるレセプターとしてのシアル酸糖蛋白質の機能解析
インフルエンザウイルス感染におけるレセプターとしてのシアル酸糖蛋白質の機能解析
批准号:
15J00209
负责人:
日尾野 隆大
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2016-03-31
中文摘要
バイオインフォマティクスの手法を用いて、ニワトリから分離されたH5亜型鳥インフルエンザウイルスのヘマグルチニン (HA)とニワトリ型レセプターであるフコシル化α2,3シアロ糖の結合を予測した。その結果、フコシル化α2,3シアロ糖のフコース基はH5HA分子の222および227位のアミノ酸と相互作用することが予測された。カモから分離されたA/duck/Mongolia/54/2001 (H5N2) (Dk/MNG)株およびニワトリから分離されたA/chicken/Ibaraki/1/2005 (H5N2) (Ck/IBR)株の組換えHAを作出し、その糖鎖結合特異性をGlycan microarray法で評価した。その結果、Dk/MNG株のHAはフコシル化のないα2,3シアロ糖と、Ck/IBRのHAはフコシル化α2,3シアロ糖とそれぞれ特異的に結合することが分かった。さらに、これらの糖鎖結合特異性が、HAの222位および227位のアミノ酸モチーフによって規定されていることを明らかにした。一方で、Dk/MNG株の粒子はフコシル化α2,3シアロ糖とフコシル化のないα2,3シアロ糖の両方と結合した。この結果はフコシル化のないα2,3シアロ糖とのみ結合した組換えHAの成績と異なっていた。そこでノイラミニダーゼ(NA)阻害剤の存在下で同様の試験を行ったところ、Dk/MNG株の粒子はフコシル化のないα2,3シアロ糖のみと特異的に結合した。すなわち、Dk/MNG株の粒子はNAを介してフコシル化α2,3シアロ糖を認識していると考えられる。また、インフルエンザウイルスが細胞内に侵入する際に利用する宿主のエンドサイトーシス経路を明らかにするために、クラスリン依存性エンドサイトーシスのアダプター蛋白質であるEPN1およびAP2M1のノックダウンを試みた。当初、shRNA発現ベクターを用いたノックダウンを計画していたが、RNA干渉の効果を得ることができなかった。そこで合成siRNAを用いてノックダウンを試みたところ、EPN1およびAP2M1共に概ね70%以上のノックダウンに成功した。
英文摘要
バイオインフォマティクスの手法を用いて、ニワトリから分離されたH5亜型鳥インフルエンザウイルスのヘマグルチニン (HA)とニワトリ型レセプターであるフコシル化α2,3シアロ糖の結合を予測した。その結果、フコシル化α2,3シアロ糖のフコース基はH5HA分子の222および227位のアミノ酸と相互作用することが予測された。カモから分離されたA/duck/Mongolia/54/2001 (H5N2) (Dk/MNG)株およびニワトリから分離されたA/chicken/Ibaraki/1/2005 (H5N2) (Ck/IBR)株の組換えHAを作出し、その糖鎖結合特異性をGlycan microarray法で評価した。その結果、Dk/MNG株のHAはフコシル化のないα2,3シアロ糖と、Ck/IBRのHAはフコシル化α2,3シアロ糖とそれぞれ特異的に結合することが分かった。さらに、これらの糖鎖結合特異性が、HAの222位および227位のアミノ酸モチーフによって規定されていることを明らかにした。一方で、Dk/MNG株の粒子はフコシル化α2,3シアロ糖とフコシル化のないα2,3シアロ糖の両方と結合した。この結果はフコシル化のないα2,3シアロ糖とのみ結合した組換えHAの成績と異なっていた。そこでノイラミニダーゼ(NA)阻害剤の存在下で同様の試験を行ったところ、Dk/MNG株の粒子はフコシル化のないα2,3シアロ糖のみと特異的に結合した。すなわち、Dk/MNG株の粒子はNAを介してフコシル化α2,3シアロ糖を認識していると考えられる。また、インフルエンザウイルスが細胞内に侵入する際に利用する宿主のエンドサイトーシス経路を明らかにするために、クラスリン依存性エンドサイトーシスのアダプター蛋白質であるEPN1およびAP2M1のノックダウンを試みた。当初、shRNA発現ベクターを用いたノックダウンを計画していたが、RNA干渉の効果を得ることができなかった。そこで合成siRNAを用いてノックダウンを試みたところ、EPN1およびAP2M1共に概ね70%以上のノックダウンに成功した。
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Molecular analysis on receptor-binding of H5 influenza viruses to fucosylated α2,3 sialoside
H5流感病毒与岩藻糖基化α2,3唾液酸苷受体结合的分子分析
DOI:
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发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Hiono, Masatoshi Okamatsu, Manabu Igarashi, Ryan McBride, Robert P. de Vries, Wenjie Peng, James C. Paulson, Yoshihiro Sakoda, Hiroshi Kida]
通讯作者:
Hiroshi Kida
インフルエンザウイルスのフコシル化α2,3シアロ糖認識機構の解析
流感病毒岩藻糖化α2,3唾液酸识别机制分析
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[日尾野隆大, 岡松正敏, 五十嵐学, Ryan McBride, Robert P de Vires, James C Paulson, 松野啓太, 迫田義博, 喜田宏]
通讯作者:
喜田宏
DOI:
10.1007/s11262-015-1214-9
发表时间:
2015-08-01
期刊:
VIRUS GENES
影响因子:
1.6
作者:
[Hiono, Takahiro, Ohkawara, Ayako, Kida, Hiroshi]
通讯作者:
Kida, Hiroshi
統合データベースの利用と求めること ウイルス学からの視点
综合数据库的利用和要求:病毒学的视角
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Hiono, Masatoshi Okamatsu, Manabu Igarashi, Ryan McBride, Robert P. de Vries, Wenjie Peng, James C. Paulson, Yoshihiro Sakoda, Hiroshi Kida, 日尾野隆大]
通讯作者:
日尾野隆大
The 220-loop of the hemagglutinin determine the recognition of fucosylated SAα2,3Gal glycans existing on the epithelial cells of chicken trachea
血凝素的220环决定了对鸡气管上皮细胞上存在的岩藻糖基化SAα2,3Gal聚糖的识别
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Hiono, Masatoshi Okamatsu, Manabu Igarashi, Ryan McBride, Robert P. de Vries, James C. Paulson, Yoshihiro Sakoda, Hiroshi Kida]
通讯作者:
Hiroshi Kida
ウイルスタンパク質のグライコフォームとその免疫原性
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批准号:24K09260
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:日尾野 隆大
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依托单位:
ウイルスに付加する糖鎖の異種宿主間病原体伝播における新規生物学的機能の解明
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批准号:21K14982
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2021
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负责人:日尾野 隆大
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依托单位:
海外基金